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今後、値上がりするのみ?

残念ながら、さっそくNew iMacが2万円も値上げに踏み切りました。 先週あたりから業界全体でも、液晶パネルとメモリの高騰、さらに最悪の日本経済も手伝って、ノート型などは特に価格が上がる傾向にある、と報じてきていますが、実際のところどうなんでしょう?もう価格は限界のところまできたのでしょうか・・・? 経済やコンピュータに詳しい方、宜しくお願いします。

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  • parts
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回答No.2

Q/実際のところどうなんでしょう? A/これは、メーカーの在庫処理が完了して、商品の市場投入量が適正に戻りつつあるための価格の上昇と、為替の影響ですね。 現状では、前者の方が大きいです。 メーカーにとっての天敵は在庫です。在庫が増えると商品の価値が下がります。ほんとにプラスマイナスゼロもしくは、原価割れで売る、もしくは処分しないといけませんからね。 アメリカのIT景気が終わりを告げてから、多くのIT関連企業やその恩恵にあやかってきた企業が、こぞって製品の在庫縮小をはかってきました。 在庫を減らし流通量を整えると言うことは、商品が減りますから、価値が増します。 それによって、全体的に若干の値上げが生じるものも出るのです。特にSDR-SDRAM(SDRAM)に関しては、利益の出せないメーカーの淘汰が進み、市場出荷量が適正なものになっており、値上げが進んでいます。しかも、ちょうどメモリも次世代にDDR-SDRAMに移行していますから、生産量が増大することもなく、価格も安定するか値上がりしたままSDR-SDRAMは減っていくとされます。 他の製品も同じです。 Q/価格は限界のところまできたのでしょうか・・・? A/製品の価格は景気と密接に関わります。価格の下げが限界になったから上がるのではなく、市場に製品が少なくなり、それを欲する人が増えれば値上げされます。世界的に景気が極端に悪化すれば、全体的に値が下がります。(今回の場合はアメリカ同時多発テロが決め手) これは、 消費が減る→在庫が増える→少しでも赤字を減らし利益獲得をするため商品を安くする(商品価値の下落) というデフレ効果が働くためです。これが続けば不景気の悪循環です。 現在は、 アメリカを中心に景気回復と在庫調整が進んでおり、 在庫が減る→価格の下落が終わる→値上げ前に消費が増える→さらに在庫が減り商品価値が上がる→好景気 という構図に近い傾向が働いています。 そのため、製品の価値が上がっているということです。PCは国内で製造というより海外が多いですから、世界景気の影響を受けやすいため、日本の景気に関係なく製品の価格変動が起こります。 さらに為替相場(円やドルの価値)の変動で輸出入の価格が変動しますからね。 よって、価格が限界にきたというより、世界市場がその製品を少々高くとも買いたいと考えるようになったというのがふさわしいです。(国際市場景気が上向いている)これで日本の景気も良くなれば良いのですがね・・・。 景気にとって、値下げは大打撃ですからね。 ちなみに、コンピュータに限らず先進各国では90年代後半からデフレ傾向にあり、物価は低下もしくは、横這いの状態です。(日本はそれが特にひどい)

ikaprin
質問者

お礼

遅れましたが、どうもありがとうございます。 テロや地震、災害などで大きく影響を受けること、そして値下げ・値上げにも大きな理由があることを学びました。大変参考になりました。

ikaprin
質問者

補足

在庫と景気の関係、わかりやすくて感心してしまいましたが、 そうなると、さんざん叫ばれている不景気からも、少し脱出している証しなんでしょうか? 誰かが言っていた、「痛みを伴う」というフレーズを思い出してしまいましたが・・・。

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その他の回答 (3)

  • parts
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回答No.4

すこし時間がたちましたがプラスでもう一つ回答です。 オフィスXPもOEMが値上げするという話があるようですね。(まあ、個人的にはオフィスソフトはマ社でなくてもいいので関係ないですけど) 値上がりの傾向について、参考になる物が出てましたので、一応参考にどうぞ・・・(もう見ておられるかも?) http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0326/gyokai25.htm (上は参考URLと同じサイトです) やはりパーツの値上げ、流通問題が大きいようですね。予想外に、オフィスの値上げ、消費者の製品評価の質が上がったことのようですね。

参考URL:
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0326/gyokai25.htm
ikaprin
質問者

お礼

ありがとうございます。 URL、参考になりました。台湾の大地震やらで、ほぼ大手のPCメーカーもアップルと同様に値上げを始めましたね。幸いなじみの電器屋では値上げ前価格で売っていたので、思わず買ってしまいました・・・。でも電器屋を見る限り、庶民の購買意欲も萎えていないようでした・・・。

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  • parts
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回答No.3

Q/さんざん叫ばれている不景気からも、少し脱出している証しなんでしょうか? A/これは、日本の景気がよくなるということではないです。直接的によくなることはないでしょう。ただし、米国ではとくにPC関連の需要が増しており、アメリカを中心に(というよりアメリカだけですが)若干改善の兆しが出ているというのが現状です。 また、在庫が縮小したことから、需要が大幅に増えなくても商品価値は若干上がりますから、それに消費の増加が加わって価格が上昇しているというのがあるのです。 ただ、先にも述べたように、日本の景気に対して前向きであると必ずしも言える現状ではなく、PC関連機器は世界需要で推移しますから、世界的に以前よりよい方向にあるということです。日本は、依然変わらずでしょうかね・・・ この需要増加から一気に景気がよくなればいいですが、今の日本では難しいでしょうね。安くてより良いものを買うという考えがかなり根付いていますからね。 (以前は、高いものは良いというものでしたが・・・)

ikaprin
質問者

お礼

ありがとうございます。 世界的な需要で考えるとやっぱりPCはまだまだ増加するのでしょうね。日本の景気、世界の情勢がよくなること切に願います。またよろしくお願いします。

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  • ShaneOMac
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回答No.1

DRAMについてはまだ少し上がりそうです。 http://www.converge.com/ こちらのPricingTrendからDRAMの項を見てください。メモリチップの卸値がどう推移しているか分かります。まだ今のところ一年前の水準までは戻していません。とにかくDRAMは昨年暴落しすぎて採算割れをずっと続けていましたからやっと正常に戻ったという感じです。でも上げ気配がこれだけ続くと在庫確保のためにやや投機的な買いも入るかも知れませんし相場はまだ流動的な状況が続くでしょう。 しかしながら半導体市場というのは長期的に見れば下がる一方です。日夜技術的に進歩していますし製造側もそれに合わせていかなければ競争力がなくなります。ですから上げ一方ということはあり得ません。実際にCPUみたいなものとなると等価値のものは下がる一方です。 円相場については何とも言えません。こればかりは地域的な問題ですから。今のところこれ以上極端に円安に寄るようには見えませんけど先のことは分かりません。相場はあくまで相場ですから。 PC一般ということについては液晶価格は上がっているかもしれませんが、デスクトップなど汎用パーツ分野での組み上げコストはそう変わっていません。メモリがやや上がってはいますがそれでも256MB積んでも最安値の頃との価格差は5千円程度ですし、基盤関係はむしろ一昔前から見れば割安になっていますし、後はパーツ全体に円安分の掛け算ですが、これも一割以内でしょう。液晶ディスプレイを使っている製品は短期的にやや値上げということでしょうね。

ikaprin
質問者

お礼

お礼が遅れましたが、どうもありがとうございます。疑問だったメモリの価格変動や、現在の様々なコストが、少~し解決しました。でも、やっぱり長期的な観点というのは素人目には未知の世界です。専門的な参考ページ、ありがとうございます。

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