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日本は働きすぎだけどその利益は出てるの?
僕は昔フランスに住んでいて、現地の授業で「世界各国の年間の就学日数」というのを習いました。数字は覚えていませんが、その時日本の年間就学日数にものすごく驚きました。フランスはもちろんのこと、世界的に見ても非常に多かったのです。ちなみにフランスでは(僕の地域だけor今は違うのかもしれません)水曜日・土曜日・日曜日が休日で、夏休みも2ヶ月くらいありました。これだけでも日本との日数の違いが大きく開くでしょう。日本に住んでいると今の教育システム(就学日数など)に何の違和感も感じませんが、フランスで生活していた経験から、日本はかなり勤勉な国であるのだと思っています。 でも、それなら単純に日数の大幅な違いから考えたら学力的には日本は世界的に優位であるはずです。それなのに今学力の低下が問題になっているのはなぜでしょうか?就学日数の少ない諸外国は日本と比べて劣っているのかというとそれも違います。他の国より勉強している日本が学力低下に悩まされている現状は自分にとって不可解です。でも円周率を3と教える現在のゆとり教育も不可解ですが。 同じように、会社の勤務日数も日本は諸外国より多いのだと思います。聞いた話では、外国では「過労死」のことを「KAROUSHI」というそうです。それに相当する言葉が無いからだそうです。「津波」=「TSUNAMI」と同じ理由ですね。つまり「過労死」という言葉は日本で生まれたということになります。他の国ではそのようなことがないのです(全くではないでしょうけど)。諸外国より勤務日数が多く、過労死するほど働かなければいけないこともある日本は、それ相応に豊かな国と言えるのでしょうか?逆にそうでない国はそれ相応に貧しいのでしょうか?なぜこのような状況が生まれるのでしょうか?
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- lv4u
- ベストアンサー率27% (1862/6715)
働きすぎや過労死の問題について、まとまったものは?と思って書店に寄りましたら、週刊エコノミスト9/19号に「労働法改正は『改悪か』残業代が消える」という特集記事を見かけました。また、場違いって感じのする、週刊アスキーの先週号にも、労働問題が取り上げられていました。TVでも先日取り上げられていたようです。 過労死や長時間労働について、これらの記事や他の文献から分かるところは、 1)過大な人員削減 バブル後のリストラで、仕事減以上に人員削減を行った。そのため、残った人に過大な負荷が覆いかぶさるようになった。また、削減した人の職務もカバーするため、慣れない仕事の習得も作業負荷の増大の原因。書籍の「ツレがうつになりまして。(細川 貂々)」は、実態を理解するのに参考になります。 2)企業の教育への手抜きと成果主義の実施による職場崩壊 人員削減は、先輩から後輩への仕事のノウハウ等の教育指導などを行う余裕を無くすことになった。(教える後輩が居ないことも多いが・・・)また企業の新人や幹部への教育投資も減らされたことで、仕事の遂行能力の不足となり、非効率ゆえの長時間労働が発生。成果主義は「同僚の失敗は自分のプラス評価」「互いに教えあう助け合う職場文化の崩壊」を誘い、さらに非効率を助長することになった。 3)冷戦後の労働市場グローバル化 冷戦終結の結果、中国等、世界の低賃金国と日本の労働者が競争する事態になった。このため、日経連と政府は低賃金労働を可能とする派遣や契約社員等を増やす方向で労働市場の改悪を進めている。 4)30代のうつ病が増大 実質的リーダとなる30代の方が、うつ病全体に占める比率がここ4年で41%から61%と増大している。 このように、単なる「昔はよかった」というあいまいなものでなく、各種統計と労働法の「違法状態の摘発」ではなく、現状追認するしかなかった法改正の連続、悲惨な職場のレポートなどから、日本の労働状況は悪化しているといえます。 質問者さんの疑問である「なぜこのような状況が生まれるのでしょうか?」の答えは、日本人が「馬鹿で従順な羊」だからではないかと思ってます。(ここ『教えて!goo』での労働問題に関する質問を見ていると、ほんとにそう思うことが多いです) なお、若干の雇用状況が改善しており、劣悪な職場環境でも「次の職場が見つからない」という理由で働き続けていた方たちが、転職を希望されるケースが増えているようです。そのため、一度に何人もアルバイトやパートの方が辞める職場もあるようで、文字どおりの「職場崩壊」となるケースもあるようですね。
- anachronism
- ベストアンサー率31% (186/591)
> No.10さんに質問です。 本来、回答者が他の回答者に「質問」することは違反行為ですけれど、なぜか削除されないようですし、補足の意味をかねて答えましょう。 私が紹介した情報を「嘘」呼ばわりするのであれば、あなたも客観的なデータを示すようにしてください。あなたが個人的な経験だけを元にそれを「嘘」呼ばわりするのであれば、私は自分の個人的な経験から、30年位前、私の幼少のころの「労働者」は、今以上に猛烈な「労働」をしていましたと申しましょう。 No.11さんは「終電の終わりが仕事の終わり」なんておっしゃいますが、私の父など、当時、その日家に帰ってきたのかどうかが問題だったんです。妻に聞いても、同年代の義父も深夜に帰ってくるのが普通だったと。 「6時にはお父さんが」なんて「光景が浮かんでくる」とは、あなたは大変に恵まれていた方なのでしょう。誠にNo.11さんには嫉妬にも似た羨望の念を禁じえません。 サービス残業がどうのこうのとおっしゃいますが、サービス残業が「問題視」されてきたことが最近なのであって、一部の本当に優良な企業でもなければ、ホワイトカラーに対しては、残業手当なんてむかしっからマトモには出ていません。 それでも、当時はみんながそうだったし、何よりも働いていた人たちが「仕事」に対して誇りを持っていたから、そんな現状でも、ある意味、いきいきと働いていたわけです。(私の昔の上司なんて、技術者が残業手当を欲しがること自体がおかしい、位の感覚の持ち主でした。) それが正しいことなのかはともかく、労働時間が長いから不幸、という方程式は、必ず成り立つものでもありません。 私の文を読んでどうしてそういう解釈ができるのかわかりませんが、「過労死」が最近問題となっているのが「現実」であることぐらい存じています。 ですが、過労死の背景には過剰なノルマや、業務に対するストレスなど、いろいろな要因が絡まっているのであって、単純に労働時間だけで議論できる問題ではありません。仮にそうであるのであれば、過労死は過去のほうがよっぽど問題となっていて、現状は減ってきていなければおかしいのです。No.11さんがそれを信じないのは勝手ですが、私はそれを指摘したわけです。 労働時間が関係していないとは言いませんが、それは、たとえば「人減らし」のために一部の社員だけに仕事が集中したり、それこそ、残業代が必要な「組合員」に残業させないために、管理職に過剰な「残業」が押し付けられたりするためであって、むしろ日本全体として「労働時間を減らそうとしたことのひずみ」が、こういう形で現れているのです。 労働時間以外に過労死に何が関係しているのか、あえて言うなら、「労働が尊いもの」ではなくなったことと、決して無関係ではないと考えています。 昔の会社は「働け、働け、とにかく働け」でしたけれど、今の会社は「働くな、けど儲けは出せ」といっていて、その二律背反に多くの社員は苦しんでいます。 あなたも「30時間」の根拠は御存知でしょうけれど、「労働基準法がサービス残業を生む」という現実なども、ちゃんと理解されているのでしょうか。 いずれにせよ、長時間労働の「現場」にいる私から見て、「何もわかっていない」というのが、No.11の「回答」への感想です。 だいたい、「いっぱい引っ掛けて」帰るといっても、それこそ「サザエさん」を見ていればわかるでしょうが、会社の近くではなくて電車を降りてから駅前で本当に「一杯」飲んで帰ってくるのがナミヘイさんやマスオさんのスタイルですから、今の人だってやろうとすればできます。それをしなくなったのは、お酒のスタイルが変わっただけのことで、それを根拠に昔の労働負荷を云々するほうが、私には理解できないことです。 もちろん、労働時間が減少したことにはいろいろな背景があるし、あなたに対して反論したいこともいろいろあれいますが、このサイトの趣旨を踏まえて、それを事細かに言うことは控えます。 私が言いたいのは要するに、「昔は良かった」「日本はダメだ」的な文脈でこの手の話は語られることが多いのですけど、よく調べてみると、それらは根拠があるどころか、まったく逆の現実さえ見えてくることが多いのだということです。 質問者様には、こういったデータがあることを十分に理解し、検討した上で考えて欲しい、という「アドバイス」でした。 No.11さんが、私とは違う「アドバイス」をされるのはもちろん構いませんが、根拠らしい根拠もないのに、人の「回答」にちゃちゃを入れるのはもう御遠慮ください。
- lv4u
- ベストアンサー率27% (1862/6715)
>>参考URLをご覧ください。 日本人の労働時間は、近年顕著に低下してきています。 No.10さんに質問です。確かに、URLを見ますと、労働時間は低下してきています。でも、今から30~40年くらい前の60、70年代を思うとき、私の両親や友人と昔を思い出すと、「6時にはお父さんが家に帰って、みんなで食卓を囲んでいたよね。」っていう「ちびまる子ちゃん」や西岸良平の「3丁目の夕日」あるいは、「サザエさん」のような家族団らん風景が浮かんできます。また、サラリーマンたちにしても、「ちょいと一杯のつもりで飲んで・・」という歌にあるように、仕事帰りに、飲み屋に繰り出す気力も時間もあって「終電の終わりが仕事の終わり」っていう「飲む時間が無い」ほどひどくはなかったように思います。 さらに、「サービス残業」や「月30時間以上の残業申請は認めない」といったルールの企業の話はよく聞きます。裁判で、未払いの残業代を支払うはめになった大手企業の話もいくつもあったのは、記憶に新しいところです。 もちろん、週休2日制になって、労働時間が減る下地はあると思います。ですが、「労働時間が低下」という統計には、上記の要因でいくらかのウソが入っていると思います。 そして、「過労死」ってのは錯覚ではなく現実です。もしかすると、業種や正社員か派遣か?といった要素で労働時間が大きく違うのかもしれませんね。このあたりはどうお考えでしょうか?
- anachronism
- ベストアンサー率31% (186/591)
> でも、それなら単純に日数の大幅な違いから考えたら学力的には日本は世界的に優位であるはずです。 本当にそうでしょうか。 こんな統計もあります。 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/gijiroku/005/03070801/005.pdf ほんのちょっと前まで、日本は世界でも相当に優位でした。数学なんか、世界一でした。現状でも、そう低いわけではありません。 http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/3940.html ですが、学校5日制が導入されたり、ゆとり教育とやらで最近減っているのは確かです。そして、学力の低下が、教育現場で「実感」として報告されるようになり、ついにはいろいろな統計ではっきりしてきました。 質問者様が見た、日本が突出して高かった、というのが事実であれば、最近は海外のほうが学習時間が増えたのか、逆に日本が大幅に減ったのか、あるいはその両方でしょう。 つまり、「学習時間が長いのに学力が低下している」というのはおそらくまったくの誤解だし、最近は「学習時間が短くなってきて学力が低下している」ということです。何の不思議も無い結果です。 同じようなことは、労働時間についてもいえます。 参考URLをご覧ください。 日本人の労働時間は、近年顕著に低下してきています。 日本人が働きすぎ、というのは、1980年代くらいによく言われたことです。たしかに、そのころまでは世界の値を大きく上回っていました。 しかし、それに対して国際的にも、国内でも大きな批判が出て、まるで「働くこと」が悪いことみたいに言われるようになりました。その結果だけではありませんが、データにはっきり出ているように、今の日本の労働時間は米国や英国とほとんど同じくらいになっています。 で、日本人は幸せになったのでしょうか。 不思議なことに、「過労死」が大きな問題となってきたのは、その「労働時間」が減少してきた以降のことになります。それにはいろいろな見方があるでしょうが、「諸外国より勤務日数が多く、過労死するほど働かなければいけないこともある日本は、それ相応に豊かな国と言えるのでしょうか?」という問い自体、実は幻に近いものがあります。 ちょっと前まで、日本では労働は尊いものであり、勤勉は美徳でした。しかし、「日本人はウサギ小屋に住みありのように働く」とか言われ、いつの間にか労働は尊さを失い、「学校の勉強なんて役に立たない」とか、したり顔で言う人たちに乗せられて、勉強することさえ、「がり勉」などという言葉にあるようにむしろ悪徳に近いイメージで見られるようになりました。 しかし、これらは単なる「イメージ」に過ぎないことだったのではないでしょうか。しかし、イメージにのせられて、勉強も労働も、その地位をどんどん落としていきました。 その結果、労働時間は低下し、学力も低下しました。それで日本人は幸せになったのか?その結果をどう見るか、ということです。 私は、今の日本の現状は、因果が非常にはっきりしていると思います。今後も、もっと「労働時間」を減らし、「学習時間」を減らすことがよいのか、ここで考え直し、「労働」と「勤勉」を、ふたたび「美徳」としてよみがえらせたほうがいいのか。 お分かりとは思いますが、私は後者が正しいと考えています。
- iwate
- ベストアンサー率39% (17/43)
豊かな国という基準は、国民性にもかなり差があると思いますので、単純に比較できませんが、日本は物価が高いけれども、豊かさではトップレベルだと思います。 フランスの経済規模ですが、アメリカのカリフォルニア州と同程度です。 カリフォルニアの人口が四千万に足りない程度で、フランスの人口が6千万程度ですから、フランスの経済生産効率は決して良くありません。 フランス人はもっと働くべきだと言うフランスの政治家もかなりいると思いましたが。 フランス人はどちらかと言うと、人生を楽しむべきと考える人が多いと思います。 フランスが世界に誇る、食や芸術を満喫するという姿勢が、そういうゆとり生活になっていると思います。 その結果、経済効率を犠牲にしても、余暇を楽しむ人の割合が多いと思います。 蟻とキリギリスの話で、フランス人はキリギリス的生活、日本人は蟻のように将来の老後に備え勤勉に働くような国民性の違いがあると思います。 ゆとり教育前は、日本の教育レベルは高かったのですが、受験戦争で自殺者が出るなどした為に、詰め込み教育は止めて、ゆとり教育を実施しましたが、見事に失敗してしまいました。 質問者さんは昔フランスに生活した事があれば、いかに昔の日本の生徒は、理数系の問題に関しては、誰でも解ける程度に教育されていたか分ると思いますが。 簡単な理数系の問題を解けない、外国の高校生の割合は日本とは比較にならない程に多いと思います。 日本の教育の場合は、大学に入ってしまえば勉強しないのが問題で、外国の大学は、大学入学後に猛勉強しないと落第するシステムなので、そこで逆転してしまうケースが多いと思いますが、大学入試前にレベルを下げてしまえば、大学に入ってから更に外国の大学生に更に差をつけられてしまう事が明白ですから、いずれ修正されるでしょう。 昔の日本の企業は終身雇用制度を採用していました。 つまり、勤務年数が多くなれば、それなりに給料が上がり、リストラがあまり無い安定した生活が送れましたが、給料が上昇する分、企業の負担が増え、廃止するところが増えています。 外国は終身雇用制は余りありません。 転職が容易な分、職種によって給料は決まっています。 だから長年働いても、日本の様に毎年給料が上がりませんので、低賃金の職種の人は共稼ぎがほとんどで、良い職を求めて容易に転職します。 もちろん管理職は、一般労働者と違い、それなりの給料を受け取る所が多いのですが、高給取りの分、実績が無ければいつ首切りされるか分らないので、過労死するのではないかと思う程、日本人以上に働いている人も多いです。 転職が容易になり、今の給料より年収数百万下がるが、楽な仕事がしたいと転職するような、アメリカ型のシステムになれば、過労死も減るでしょうが、そうなると将来、会社が給料などの身分を保障しない社会になります。 日本の過労死も問題ですが、アメリカ型のシステムも欠陥だらけだと思います。 アメリカの場合は、仕事が無ければ保険が無いので、病気になっても病院にも行けません。 しかし、日本は国民健康保険があり、例え保険料を納めていなくても、病院で診て貰えますし、市町村役場では、無料の健康診断を実施しているところもあります。 出産も無料に近く、高額医療制度があり、ある程度低所得者や生活困窮者を国が面倒を見る事が出来るというのは、それ相応に豊かな国だと思います。 金があり、海外旅行に行ったりするから豊かだと思う人もいるでしょうし、金が無くても時間の余裕が有り、金のかからないキャンプやアウトドアを楽しむ生活が、豊かな生活だと思う人もいるでしょう。 価値観が個人によっても違うのが当然で、ましてや国民性によってかなり違うと思いますので、豊かさの基準が質問者さんの考えによって、かなり変わると思いますが。
- sakurako2003
- ベストアンサー率11% (64/542)
日本は物価が高いので、名目賃金が高くても豊かではないですよ。 全世界の中では上位の方ですが。 日本の問題は生産効率の低さでしょう。 だらだら意味もなく残業する 意味もなくつきあいで休日出勤する 有給休暇を取らない こういう社員は欧米ではクビでしょう。 もちろん欧米ではその分労働時間が短くなるので、生産効率を上げる努力を各人がしていると思いますね。 そしてこういう状況の日本でサラリーマンが過ごすコツは、適当にさぼると言うことですね。 営業の途中に喫茶店に行ったり、映画を見に行ったりするのが良いと思いますね。
- oxbridge1985
- ベストアンサー率16% (26/161)
国民全中間層と呼ばれたように、これまでの日本は全国民規模で安定した学力の供給を実現できています。「出るものは打たれる」に象徴されるような慣習もトップクラスの学力が出にくいことに影響を与えていると思います。 ただ、知識的な学力は勉強するほど伸びますが、日本は発想的な考える能力においての低下が著しいようです。 「豊かな国」の豊かさの基準について、経済力を指すのか、それとも国民の幸福度を指すのかも問題になってきます。ある調査によると、日本国民の幸福ランキングは世界90位(178カ国中)だそうです。仕事に追われる生活に幸せを覚えている人は例外として、日本は決してこの面では豊かとは言えないようです。 しかし日本の経済力は世界有数ですよね。ここでは努力の甲斐がでています。ただ、ヨーロッパは経済力よりも豊かさ追求寄りの政策が多いので、価値観の違いもあるのかもしれませんね。
- popesyu
- ベストアンサー率36% (1782/4883)
利益というのが曖昧な概念なので、何とも比較しがたいのですが、 例えばフランスの国力との比較で言えば 一人当たりの国民総生産は日本の約5/8とか外貨準備高は約1/6とか言われても まぁこんな比較をされてもあまりピンとはきませんが。 日本は先進諸国の中でも跳びぬけて豊かな国といえます。 資源がない国土が狭い、にもかかわらず人口が多いとか(ちなみにフランスの約2/3の広さで、人口は2倍です)とか そんなデメリットが多いにもかかわらず、武器輸出なんかしなくても豊かであるというのは大したものかと。 でよく言われる日本の特質は基礎学力の高さです。 この基礎学力というのは、例えばノーベル賞を取っている学者が何人いるかとかそういうトップレベルでの比較ではなく、 ※そういう意味のエリート教育の面では日本はよく遅れているとは言われますが 識字率とかその辺の学力の話です。ただ欧米各国はこの手の数字を一切だしていないので、比較はできないのですが。 ※まぁフランスのような移民を受け入れている国は押しなべて低くなってしまうというのは仕方ないので、そもそも比較が難しいということはあります。 単純な足し算や掛け算の例でも、アメリカではまともにできない人が大勢います(ただし飛びぬけて頭の良い人間もゴロゴロいます)。日本はその逆で、教育レベルでも中間層の人間が非常に分厚いのです。 そういう高さが最初にあげた国力を支える底力になっていると思います。 で日本で最近言われている学力の低下というのは、この基礎学力が最近落ち込んでいるのではという話で、 そもそも基礎学力を国民に広く身につけさせることができていない国からみれば贅沢な悩みともいえます。 ただおっしゃるように果たしてそれによって豊かで実りのある人生を送れるのかというテーマで語るなら、 決して必要条件ではないと思います。少々国として貧しくても、例えば高度な医療なんかなくったってのんびりだらだらと 暮らしていくというのが幸せにつながることは多々あると思いますし。 で最後になぜこのような状況がという疑問には別に国同士で比較しなくても 日本人同士でも給料よりもやり甲斐や生き甲斐を優先する人だっていれば、給料優先の人だっているというぐらいの違いしかないかと思います。
- t78abyrf9c
- ベストアンサー率47% (3029/6402)
「過労死」について考えるには、↓のサイトや http://www.geocities.jp/japankaroshi/index.html ↓の書籍が参考になると思います。 http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002046.html 書籍は、海外で入手出来ないかもしれませんので、検索などで他のレビューも探してみてください。
- lv4u
- ベストアンサー率27% (1862/6715)
日本人が、長時間の勉強をやっても成果が出ないとか、長時間労働をやっても豊かになっていない現状というのは、いろんな理由の結果だと思います。 1)争いを好まない性格ゆえ(和をもって尊しとする) 不合理というか、非効率の仕事方法があったとします。それにまず気づく必要がありますが、幸い、気づいたとして、それを提案したとしますね。その場合、彼または彼女の上司は「俺のやり方に文句をつけるのか!」って、上司としての権威をけがされた気がします。そして争いというか議論になってしまう。もちろん、トヨタのような上司・部下の関係なく物がいえる会社なら、それが良いことなら「カイゼン」として採用されるでしょう。 が、多くの場合、心の狭さゆえに、「却下!」になってしまいます。下手に「改善提案」を続けると、「職場の和を乱す」ってことで排除される可能性があります。また、「仕事が効率化されて忙しくなるのはイヤ」という理由もあるでしょう。 また、提案が採用され続けて、利益が2倍になったとします。このとき、提案した部下と上司が入れかわる可能性があります。下克上ですね。これも拒否する理由になりそうです。つまりは、「低位安定・非効率継続」ですね。これの最たるダメ職場が、公務員や国会議員のいるところだと思います。 2)汗を流して長時間働くことが尊いという価値観 現在は減った気もしますが、スポコンマンガなどがうけるのを見ると、まだまだ生き残っている気がします。たとえば、真夏にデコボコ道を平らにする仕事があるとして、エアコンの付いたブルドーザで、快適に短時間で仕事を終わらすよりも、人力で、汗をかいてネコ車とスコップで長時間かけてやるのが素晴らしいという価値観。 これの最たるものが、自衛隊の「死の行進」訓練だと思えます。もちろん、戦場においての気力は大切ですが、情報収集と冷徹で論理的な情勢分析はもっと大切ですよね。(中国は日本侵攻を狙っていると思う) 3)無宗教ゆえの確固とした価値観が無い(判断基準がない) 海外では、「無宗教」の人は、「ケモノ」と同様に見られますよね。これは、「何が正しくて、何をやっていいか、何がいけないか」の判断基準を持たない人々だと見られるわけです。日本では、日本神道は「教典」が無い儀式だけですし、仏教も多くの場合、「葬式仏教」に成り下がって、教えがありません。多くの人が賛同すると思いますが、現在は格差社会という「弱肉強食」の獣社会になりつつあります。 そして、新卒などの弱い立場の人は、低賃金&長時間労働、不安定雇用の職場で働かされています。それに立ち向かう理論としての「共産主義」「社会主義」は消え去っていますからね。そうした劣悪な就労条件の先にあるのが、「過労死」です。 もちろん、「個人の確立」「契約社会」などの考え方を一人一人がしっかり持っていれば、長時間残業&休日出勤なんて拒否するはずですが、日本の学校は意図して、そういうことを教えていないと思います。(なんとなく左翼っぽいからか?) いずれにしても、「日本人の働きすぎ」は、全体としては利益は出ていても、現場で働く人の利益にはなっていないと思います。もちろん、経営層の人は現在、大きな利益を得ています。でも、この先、若者が低賃金ゆえに結婚・出産ができず、ホームレスのような生活者になってゆくとき、日本の将来を担う若者への投資をケチったツケが襲ってくるはずです。
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