まず、難しさには自分で何とかなるものとならないものがあります。
例えば大学入試であれば、問題を解いて一定以上の点数を取れれば入れます。すなわち、絶対的な評価基準があり、それのみで評価されるときは努力次第でクリアできます。
しかし、モーニング娘に入るには、歌唱力などの絶対的な評価以外に、つんくに気に入られないといけない、つんく個人の評価尺度によって評価されないといけないという曖昧な評価基準があるので、これは努力ではどうにもなりません。
簡単に言えば、宝くじで1億円当てる難しさに似ています。
その意味では、努力ではどうにもならないモーニング娘に入るほうが難しいと言えます。
では、努力で何とかなる場合の難しさの比較についてですが、難しさは、現在の自分の能力値と要求される能力値との差であらわされます。そのため、人それぞれ能力値が違いますから、最難関の大学が、誰にとっても入るのが難しいというわけではありません。
たとえて言えば、二次方程式の問題は、小学生からしたらかなり難しいですが、高校生からしたらやさしいのと同じです。なんでもそうですが、できる人にはやさしいことなのです。
つまり、人それぞれに、得意なところと不得意なところがあるので、異なる能力にかかわる難しさを単純な方法で比較することはできないでしょう。
勉強なら勉強で同じ分野の能力を必要とするもの同士なら、例えば偏差値のような基準によって難しさの比較ができます。
また、人数の偏りという意味では、大学の定員など、人数の絶対数の多い少ないによって、難しさを比較することはできるかもしれません。
要は、難しさを比較するためには、難しさを量るための基準が必要なので、「AとBを○○という難しさの基準で比較するとどちらが難しいの?」という質問にしていただければ答えられるかもしれません。
お礼
有難うございます。今度また同じような疑問が出たら「AとBを○○という難しさの基準で比較するとどちらが難しいの?」という風な質問をすることにします。有難うございました。