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選挙権・被選挙権の資格試験導入の問題点
以前千葉県の田舎で、老婆が駐在所に訴えました「嫁がわしの選挙権を売った金をネコババしてる!」 笑えないような話なのですが、私の親戚の老婆も似たようなものでした。 そこの家の夫(老婆の息子)が創価学会員であることから、政治の「せ」の字もわからないまま、ただ息子の言いなりに(老婆は非会員)公明党に唯々諾々として投票していました ときどき考えるのです。果たしてここまで政治に無関心の人間や判断能力の無い者一票を行使していいのか、と。 そこで(被)選挙権試験を導入したらどうだろうと考えました 選挙権の試験は、20歳になれば誰でも受験可能。 内容は政治学・国際政治の問題や、公職選挙法について 別に難しいものでなくていいと思います Q現在の総理は? Q靖国参拝の問題点は? Q国会には衆議院とあともうひとつは? Q選挙権は本人の承諾があれば自由に売っていいか このような問題を50問ていど、5択の原付免許程度レベルででいいと思います もちろん学歴や出自などによる差別は論外です 同様に被選挙権については、少なくとも議員としての最低限の知識も無い、単なる有名人とか、モノ珍しいキャラだというだけでいいとは思えません。 選挙権よりは高度な内容の試験を経るべきなのではないか、と考えてしまいます もちろん試験内容が、個人の思想・主義により差別される内容にならないように現在の司法試験管理委員会のような政治的中立性の保てる機関の創設が必要でしょう このような試験制度を導入した場合の、問題点や反対意見の論拠などありましたらお教えいただきたいと思います 私もまだ漠然と思いついただけで、決して私の主張や意見提示の意図はありませんので、誓って議論の目的はありません
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- fdppw
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おはようございます、ANo3です。 >純粋な政治・選挙等の知識の有無で制限するのがマズイとおっしゃってるのか、信条等で排除するのがマズイとおっしゃってるのかが、よく分かりませんでした 私は、その両方ともマズイと思います。 さらに、ペーパーテストと言う物で、選挙権を制限しようと言う考え方自体が、一番の問題で有ると考えます。 純粋な知識(何が純粋かと言う問題に付いては、不問としますが)での試験と言いますが、間違った知識で有ると言う事で、なぜ選挙権を剥奪するのか(出来るのか)と言う問題が有ります。 人は必ず間違いをする生き物です。 間違った知識を持つ人は、排除すると言う事ですか? それこそよく言う、勝者の理論です。 それでもすると言うのでしたら、選挙権の剥奪をする前に、その為の知識を教育(これもちょっとマズイ気はしますが・・・)を受ける権利(義務?)が有ると言う事にしなければなりません。 さらに、試験に受かるまでは受け続けると言う事にしないといけないでしょう(これが人権と言う物でしょう)。 もちろん、この教育を受ける事によっての、所得や時間の損失は、国により全額保障される事が必要です(でないと、受けられない人が必ず出ます)。 ここまでしないと、国による選挙権の剥奪と言う物は、してはいけない事だと思います。 選挙権と、運転免許を、同じ次元で考えてはいけないと思います。 運転免許とは、前提として運転はしてはいけないが、試験を受けて合格したら、運転しても良いよ、と言う物です(だから免許です)。 選挙権とは、選挙権は無いと言う前提で、試験を受けて合格したら、選挙に参加して良いよ、と言う物ですか? また、政治学や国際問題と言うのは、答えは一つでは有りません。 それぞれいろんな学説や主張が有りますし、何を正解とするかと言う事で、信条等による排除が起こる(起こせる)可能性が有ります。 ご自身では意識していないと思いますが、Q靖国参拝の問題点は?と言う問題で、何を正解とするのですか? 何を正解にするかによっても、十分に、思想、信条等の排除に繋げられます。 さらに、試験と言う事ですが、これは一生に一回ですか? それとも毎年ですか? 運転免許みたいに、初めて受かった時は3年で、後は5年毎に再試験、65歳以上はまた3年と言う、免許制にするのですか? それとも、選書前に必ずするのですか? 全国で、全国民、一斉にするのですか? 分割して行う場合は、同じ試験問題にするのですか? 違う試験問題にするのなら、試験問題による取得点数の差が出ますが、その補正はするのですか、しないのですか? 満20歳以上の全国民に試験を受けさせる為に掛かる、費用&人員はどうするのですか? このご時世で、全額税金でするのですか? 問題点が有りすぎます。 では!
- fdppw
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こんばんは。 え~と、選挙権、被選挙権に、たかがペーパーテストの結果だけで、権利の制限をするのは、人権上まずいでしょう。 学力テストみたいな物で、選挙と言う重大な権利を制限するべきでは有りませんし、それは人より自分は優れているんだと言う、ただ単なる思いあがりにすぎないと思います。 アメリカでは選挙人登録しなければ、投票出来ませんが、これはただ登録するだけですから、そんなに問題は無い気もしますが、日本みたいに住民登録が比較的しっかりしている国では、これもまた権利の制限と受け取られかねません。 近代民主主義による選挙と言う物は、必ず衆愚政治になる恐れは有ります。 だからと言って、人の信条、主義、主観に付いて、一定の基準(どこに置くかと言う、問題も有ります)を決めて、排除をしようとするのは、納得出来ません。 これではただ単なる恐怖政治(あるいは、ファシズム)になる恐れも有ります。 >もちろん試験内容が、個人の思想・主義により差別される内容にならないように現在の司法試験管理委員会のような政治的中立性の保てる機関の創設が必要でしょう これは非常に良いような気はしますが、やはり人がする事ですので、必ず何かのバイアスが掛かります。 政治的中立性とは聞えは良いですが、だれがそれを決めるのか? だれがそれを守らせるのかが、またその機関を維持する為に、どれほどの費用と人員が掛かるかも、問題になると思います。 では!
補足
回答いただき申し訳ありませんが、 >ペーパーテストの結果だけで、権利の制限をするのは、人権上まずい >人の信条、主義、主観に付いて、一定の基準(どこに置くかと言う、問題も有ります)を決めて、排除をしようとするのは、納得出来ません。 純粋な政治・選挙等の知識の有無で制限するのがマズイとおっしゃってるのか、信条等で排除するのがマズイとおっしゃってるのかが、よく分かりませんでした 私は信条等による排除は念頭に置いていないのですが、よろしければどちらのことをおっしゃってるのか再回答頂ければと思います
選挙権はともかく、被選挙権の資格試験は以前私も考えました。 有名というだけで議員になっても何もしない、そんな奴らに歳費(税金)を払うのがバカらしい。 あのプロレスラーさっさとやめてほしいよ。 消費税が直接税か間接税かも分からない連中
お礼
同感です。 少なくとも国会議員として、税法に携わる人間が消費税が直接税か間接税かもわからないようでいいんでしょうかね? いや、もしかしたら直接税と間接税の区別さえついてない輩も居そうですね ありがとうございました 選挙権の試験についてもご意見伺えれば幸いです
- aries_a_double
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面倒だから選挙不参加の人数がすさまじく増える気がします… 選挙権に資格などつけては…対外も悪そう。平等に誰にでもある権利っていうようになってますから、現行法変えないとですね。
お礼
さっそくの回答ありがとうございます たしかアメリカでは選挙権は誰でもあるわけではなく、自分で登録しにいかないといけなかったような気がします だから関心の無い人間は、そもそも選挙いかないので、予算的にも無駄な選挙投票用紙が要らなくなるメリットもある気がします 「平等にその試験を受けられる」ではマズイですかね??
お礼
丁寧な回答感謝します 最初に述べましたとおり、あくまでも思いつきであって、それが絶対正しいと主張するつもりもありませんし、各種の問題点があるであろうことは想定済みです だからこそ、「どんな問題点が出ますかね?」と“質問”してるわけですね さて多くの反問をされてるので、礼儀としてお答えします ただ各論は多いので、補足欄で一部だけ回答することで勘弁してください 問題点を大きく二つに分けますと憲法44条で定められた基本的人権としての選挙権の制約の問題点と導入にあたる技術的問題点です まず総論ですが、選挙権は、天賦人権的人権でなく、国家の存在を前提とする後天的人権であるというのが判例通説ですが、問題は44条に定める「・・・教育・・・によって差別してはならない」という部分と、同条の「議員およびその選挙人の資格は法律でこれを定める」という部分の問題です つまりそもそも(被)選挙権は無条件に国民全てに与えられるものではなく、公共の福祉(12条・13条等)の要請のもと、その要件は下位法である法律にその内容を委ねています つまり例えば、私法で云う行為能力を持たない20歳未満に公法においても選挙人資格を与えるのが妥当でないと判断するように、意思能力の欠如する者に選挙人資格を賦与するのが妥当かの問題です ただ私がここで考えている試験の出題内容は、本当に意思能力を問うような単純なものなのです 靖国関連の出題に例をとりますね(分かりやすいようにちょっと極端にしますが) Q近年問題となっている靖国問題とはどういうものですか 1.靖国神社内に露天を出してよいか議論になっている2.靖国神社の宮司に女性が就くことの是非が論じられている3.総理等の公人が参拝することに中国等の外国から批判があり、その是非が論議となっている さあどれでしょう?みたいなもんです これなら思想信条もからまないで、答え出ますよね はたしてこのような問題さえわからない人に、国政の行方を決定する一翼を荷わせるのが、公共の福祉に合致するかの問題ですね
補足
ただ各論が多いので、一部で勘弁してください 試験にあたりは教育システムの付設も必要だし、人生で一度受ければいいのか、10年ごとに資格更新するのかなど問題は山積みですね また当然、機会の付与って意味からも、試験は各選挙ごとにその機会があるべきだし、問題を毎回作るのか、一斉に実施するのかなどなど、もう収拾つきません それより何より、そんな大掛かりなテストの会場や予算など考えると、まさに「荒唐無稽」な案であるでしょうね まさに、あなたのおっしゃる通り! >問題点が有りすぎます ですね