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一包化調剤加算について
私は今年から新卒として門前の調剤薬局で働き始めました。枚数としては一日300から400くらいでかなり忙しく、人もいないので水剤、散在、一包化、服薬指導は働き始めて一ヶ月くらいからやらされており日々とても大変です。医療事務さんが数人いるため、処方箋の入力はやってもらっており、一包化をするときなどはその入力をもとに機械へ飛ばします。ただ、たまに間違いがありその際は自分でPCを使い訂正するのですが、一包化の調剤加算の取れるケースがいまいちよく解りません・・・・。どのような時に一包化の調剤加算がとれるのでしょうか?宜しければ教えてい頂けませんか?
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- sionn123
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yutaka828さん こんばんは 薬局を経営している薬剤師です。 #1さんの説明は間違っています。医師が一包化の指示が有った場合は、一包化の加算が出来るか出来ないかに係らず一包化しなれければならないと言う事です。 では一包化の加算査定が出来る要件ですが、「2種類以上の異なった服用時点での一包化がある時」です。 例えば Rp1:A 3T B 6T分3朝食後 14TD Rp2:C 2T分2朝・夕食後 14TD Rp3:D 3T分夕毎食後 14TD と言う処方箋の場合、Rp1~3の全てを一包化する場合は、朝食後・朝夕食後・毎食後と言う3種類の服用時点が有る事になります。したがってこの場合は一包化加算を取る事が可能です。同様にRp1とRp3だけの一包化の場合も2種類の服用時点が存在しますから、一包化加算を取る事が可能です。(Rp1とRp2だけの場合・Rp2とRp3だけの場合も同様ですね。) では、Rp1だけの場合はどうでしょうか。この場合は、朝食後だけですから、服用時点が1つになりますから一包化加算は取れない事になります。 ここまではお解りになった(または解っている)事と思います。問題は、Rp2だけまたはRp3だけの一包化の場合です。Rp2の場合は、実際問題朝と夕の2回服用する事になりますが、保険調剤では「朝.夕食後」と言う1つの服用時点と考えますから、この場合は一包化加算は取れない事になります。同様にRp3だけの一包化の場合は、実際には朝.昼.夕と3回服用する事になりますが、保険調剤上は「毎食後」と言う1つの服用時点と考えますから、一包化の加算査定は取れない事になります。 以上が一包化の簡単な説明になります。yutaka828さんもお解りと思いますが、一包化は医師の指示または医師の承諾が最低必要と言う事です。したがって、処方箋上に一包化の指示が無かった場合は医師に疑義紹介して一包化する事を伝え承諾を得てからの一包化することになります。 一包化のメリットは沢山薬が処方されている場合の飲み忘れを防止する事と、PTPシートから取り出し難い患者さんの飲み易さを良くする事ですよね。ですから概ね「老人」が対象になります。ところで医師の中には、PTPのシートから錠剤を出す行為が手先の器用さを失わない行為と考えている医師や軽度のアルツハイマーの場合でアルツハイマーの状況を進めさせない運動の1つと考えてわざと一包化指示をしない医師もいます。ですから、必ず医師の承諾を得てから一包化して下さい。 以上でお解りになったでしょうか???何か有りましたら再度質問お願いします。
- haiirosagi
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基本的に「一包化」の指示が医師からあった場合は保険請求ができ、 患者本人または家族等の要望によって一包化した場合(医師の指示なし) は、保険外なので実費を請求することになるのではないでしょうか。
お礼
返信が遅れて申し訳ありません。ご丁寧に教えて頂き有り難うございます。職場では考える時間もなく理解に苦しんでいたのですが、おかげさまで原理を理解する事ができました。ただ、複雑な処方がきた際対応できるか不安ですが・・・。つまり2種類以上の異なった服用時点での一包化があり、なおかつそれらが重なっていれば取れるということですね。 あと確かに一包化は医師の指示があったら加算の有無を問わず一包化しなければなりませんね。アルツハイマーの患者さんに対しては特別な配慮をする先生がいるということは初めて知り勉強になりました。服薬指導の際に意識してみようと思います。