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ミセルとベシクル
ミセルとベシクルの違いについてよくわからなくて困っています。 ミセルとは界面活性剤の集合体(会合したもの)。 ベシクルはその界面活性剤の分子層が2枚重なっている集合体。 でいいのでしょうか?
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質問にあるとおりです。 ミセルは、界面活性剤分子が親水基を外側(水相)に、疎水基を内側に向けた形で球状に集合したものです。従って、ミセルの内部はマイクロスケールの有機層カプセルのようになります。 一方、ベシクルは細胞の脂質二重膜に似ています。 界面活性剤分子をO===(Oを親水基、===を疎水基)としますと、ベシクルの膜断面は O=== ===O O=== ===O O=== ===O という形で二重膜構造になっているため、ベシクルは外側も内側も水相となり、膜の内部だけが疎水性になります。 この構造は上述したように細胞膜の構造に似ているため、細胞膜のモデル系としても良く用いられます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 本で探してもベシクルについてあまり詳しい説明がなかったので とてもわかりやすい説明で助かりました。