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各種大学の財政事情

周りの人は「国立大学はお金があるから設備もいい」なんて言うのですが、「本当に国立ならいいのか?」という疑問が湧いたので質問させていただきます。 本当のところ、お金のある大学とはどういう大学なのでしょうか? 国立よりも県立や私立のほうがよかったりしますか? 国立大学の中でも学校によって補助金が違ったりしますか? それから、「財政状況がいい=設備がいい」という構図は大抵の大学で成立するのでしょうか? 質問ばっかりですみません。よろしくお願いします。

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  • a-saitoh
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回答No.3

良い設備を持つということはお金を使うと言うことですから、財務状況は悪くなりますよね。大黒字を出しているところは、設備が豪華とは限りません。 国立大学の、在職教員数や在学学生に比例した経費は、平等な算定基準でに国から来ているはずです。競争的経費(申請したなかで、認められたものだけが支給される研究補助金)は、もちろん大学によって異なります。 で、校舎や食堂などアメニティ施設は、私立の方が豪華で清潔だったりします。 工学部棟だったとおもいますが、コンクリートの破片が剥がれて落ちそうになるまで修理できなかった(財務省が予算をつけなかったから)東大とか、1960年代に建てたビルで鉄の窓枠からすきま風が吹いていた阪大(21世紀になってやっと改修が始まった)とか。たとえば、清掃業者だって、僕の知っている旧帝大では週に2回しか入れてません。  一方、教育の手厚さやという点では国立が勝ります。たとえば、卒業研究を指導する教官/教員には、指導する学生の数に比例して研究経費がつきますが、この単価が私学は小さかったり。あるいは、教員の数が少なくて指導が行き届かないために卒業研究が必須ではない私学もありますね。  研究設備もそうです。学生実験用の設備に限って言うと、学生数の少ない国立の方が少ない経費で良い機材(学生一人あたりで考えると)を揃えられるので。  研究室の経費は、国立も私立もなく、その教官/教員次第です。が、研究へのプレッシャーが一律に強い国立に対して、私立はそうではありません。一部には、「授業が本業なんだから研究なんかに時間を費やすな」てな本音が透けて見える私学もあります。そういう私学には有力な研究者は居着きませんから、研究用の研究設備も控えめになりますね。  最後に、東大に高額な補助金がわたっているのは事実ですが、その補助金は当該の研究プロジェクトしか潤しません。東大に入学して授業を受ける学生にとっては関係のないことです。ある教授が補助金を潤沢に受け取っているとして、その補助金で贅沢に研究できるのは、3000人くらい居る東大の4年生のうちの10人以下のはずです。

noname#20000
質問者

お礼

お金を使う→支出が多くなる→赤字になりかかる・なる 節約する→少ない支出で済む→いい経営状態 下の状況の自慢ばかりでは良くないですね。しっかりとお金を有効に(ここが重要)使ってこそ、いい教育・研究になるわけですから。 やはり1大学内でもかなりの研究費の格差があるんですね。大学に寄って違うのはむしろ使い道・・・。う~ん。 ありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.2

確かに年々授業料は上がっています。 数年上の先輩と比べると、年間で10万円近く違ってきています。 補助金というのが何をさすのか分かりませんが、研究費は大学に対して、というよりは個々の研究室(研究代表者)が立ち上げたプロジェクトに対して支払われるので、同じ学科でも研究室が違うと財政状況はかなり異なります。同じような研究をやっているのに、設備や試薬の購入状況が違うなぁ、と実感することは度々ですね。 旧帝大では、研究者の数がそもそも多いですし、大きなプロジェクトを立ち上げて金を取ってくることのできる研究者の割合も高いので、全体的に見ると経済的に潤っていることになるかと思います。 (実際に所属している身からすると、うちの研究室は設備も古くて地方大学に負けている面が多いですけど)

noname#20000
質問者

お礼

ん~、ますます分からなくなってきました(笑)一概には言えない問題なんですよね。お金の要りそうな研究には重点的にお金が配られるってことなんですよね。あと人数も。 学校が古いということはそれだけ設備も古いという可能性もありますね。そうすると有名でない新しい大学の設備が良かったりするかもしれません。そういう問題でもないですが。 ありがとうございました。

noname#38655
noname#38655
回答No.1

現状の国立大学は、独立法人化されたため、国からの補助金は年々削減されています。 そのため、財政状況も地方大学は厳しいのが現状です。 設備等に関しては、大学に所属する学部の影響にもよります。 最新の研究するためには、新しい設備がいりますので、その大学の現在の研究内容によると思います。 最初に申し上げたとおり、現在補助金が少なくなったため、授業料の引き上げが行われて、場合により私立大学と変わらない場合もあるかもしれません。 このように財政が厳しいこともあり、文部科学省は、大学が進めていきたい研究内容の報告に対して、いくつか指定し補助金を出す制度もあるようです。

noname#20000
質問者

お礼

ありがとうございます。 独立法人化のことは全然知らなかったので、いまネットで勉強してきました。簡単にいえば民営化でしょうか。そうなると将来的には、私学とほとんど変わらなくなってくるのかもしれませんね。 それぞれの研究に均等なお金というわけではなく、お金のかかりそうな研究に重点的に配分する仕組みなんですね。 地方の国立大学が厳しいということは、東京大学みたいなところにはまだまだ高額の補助金が渡っているということでしょうか?

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