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「日本昔ばなし」でも有名な「キジも鳴かずば打たれまい」は本当にあった話ですか

「日本昔話」でも放映された、「キジも鳴かずば打たれまい」の話はよく作られていると思います。伝説ではなく極めて物語りに近い実際の話があったんではないですか。どこの地域、いつ頃のことかも知りたいです。

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回答No.1

「口は禍のもと」 「病は口より入り、禍は口より出ず」 「物言えば唇寒し」 「綸音汗の如し」 禍はいつも口から出る。一度口から出た言葉は汗と同じで元には戻らない。 様々な言い方が諺になっています。 「あ~かいまんま た~べた。あ~ずきまんま た~べた。」と歌って父親が捕まえられてしまったお話。実際にあったのかもしれません。そして、ただの作り話なのかもしれません。 昔話は、教訓を盛り込んでお話を作ってあるため、本当にあったことも、少しの事実を大きく膨らましたことも、全くの空想の物語も、全てが渾然一体となって話の内容を構成しています。 この「雉も鳴かずば撃たれまい」という話、次のような記事も目にすることが出来ます。 それは、余計なことを言ったばかりに災いを招いたという、わが国近世の物語から出た故事です。 ★その出所は、「物言わじ父は長柄の人柱、鳴かずば、きじも射たれざらまし」という、父おもいの娘が歌った和歌から出たと伝えられています。 この意味は、「なるべく物は言わないようにしたいものだ。きじも黙っていれば猟師に見つけられることもなく射たれなくてすんだものを。いたずらに鳴いたために射たれてしまうことになった。 父が長柄大橋の建設の時に、人柱の建議をしたばかりに、自分が犠牲になってしまったのは、かえすがえすも残念だ」ということになります。 つまり、津の国の長坂大橋建立の時の言い伝えとして、「人柱を立てれば、難工事もかならず成就す」と奉行に申し立てたばかりに、言い出した本人が人柱になってしまったということです。 「口は禍のもと」という訓言の典型的の例ともいえましょう。 この物語のしめくくりは、娘が堅く口を謹んだおかげで、良縁を得て幸福に暮らしたということになっています。 このように、「一言多かった為の禍」「うかつな一言が招いた悲劇」などは、どこの国にも、どこの社会にも溢れています。その土地、その土地で、昔から言い伝えられている物語があるのではないでしょうか。

r-kuma
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >「一言多かった為の禍」・・・。本当に今の日本の社会でも普通に見られますよね。