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淀川河川敷をウォーキングして発見した動植物の謎二題
いつまでも梅雨明けせず、私の大好きな真夏が短くなるのが、けしからんですねえ。近所の淀川も、台風以上の増水です。それはともかく、私は、早朝のウォーキングが日課ですが、そこで発見した動植物について、二つ質問がございます。 1 蝸牛。 雨上がりの朝、河川敷を歩いていると、よく蝸牛を見るのですが、「こいつら、アホやなあ」と思うのですね。どうして路上に出てくるのでしょうか。そんなことをすれば、命の危険に瀕します。実際、「圧死」しているのを見ることがあります。どうして、蝸牛は雨上がりに路上に出てくるのでしょうか。また、1cm程度の小さなものを見ることがありますが、これは「子ども」でしょうか。それとも、この程度の小さな種類もあるのでしょうか。 2 野生の朝顔? 歩いていると、いろいろな所で、朝顔に似た花が咲いています。栽培されている朝顔よりは小さく、色は薄紫色が殆どです(白に近いものや、ピンクと言えるものも、少数ながらあります)。他の植物に蔓がからみついています。これは「野生の朝顔」なのでしょうか。それとも別の植物なのでしょうか。
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1.生物の進化は「結果オーライ」によって成り立っています。生き残ったら勝ち、です。ある個体(たとえば目に触れた一匹のカタツムリ)の生存を考えるとき、現在の環境に適応していることが有利になるでしょう。餌が十分ある環境からは外に出ない、という行動がこれにあたるでしょうか。ですが、現在の状況に最適に適応した優等生ばかりでは、状況が変化したときにはその個体群(ポピュレーション:交配可能な同種の生物の総体)は全滅を免れません。一定の比率で「アホ」がいることは、生き残りのために必要なことです。雨が降るたびに遠征するオッチョコチョイが存在することによって、カタツムリの個体群は存続の確率を上げています。というのも、Aという地域では環境の変化により絶滅したが、オッチョコチョイがBという地域に移住していたために絶滅を免れた、という状況が生じ得るのです。 関西在住のご様子ですので、夏頃に乱舞する色の薄い赤とんぼの仲間は見られたことがあるでしょう。名前をウスバキトンボといいまして、東南アジア原産です。毎年日本にやってきて何世代か卵からヤゴ、成虫と発生するのですが、冬が越せないため毎年全滅します。生態的には全く意味のない、それこそ「アホ」ですが、やがて日本が温暖化したら日本で冬を越せるようになるでしょう。とすると、死んでいったトンボたちは、その尖兵となったと考えられるわけです。全くの無意味ではないのです。 ナガサキアゲハやクマゼミなどの北上も最近話題になっていますが、その陰には冬を越せず死んでいった「アホ」たちの累々たる屍があるのです。 で、カタツムリの種類に関しては、種内の変異も大きく、簡単には総括できません。でも、子供の個体が混ざっていることは間違いないとご理解いただいて問題はないでしょう。 2.やはり、おそらくヒルガオでしょう。おそろしく巨大な株を形成することが知られている、強害雑草です。
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- 24blackbirds
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1.なぜ雨の日に、について。 陸棲とはいえ、カタツムリは軟体動物の「貝」だからです。皮膚の組織や呼吸器系は乾燥に耐えるようにできていません。ですから、乾燥するときには殻の中に閉じこもって過ごします。ということで、長距離移動が可能になるのは雨の時、ということになるのです。将来的にはカタツムリの仲間でも乾燥に耐えられる種が進化してくる可能性も否定はできませんが、それには莫大な年月が必要でしょう。
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雨なら普段の棲家に居辛くなって逃げ出すのだと思っていました。逆に、活動が活発になるのですね。素朴な疑問がようやく解けてきました。皆さん、ありがとうございました。
- 56n56n
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2 河川敷でしたらホシアサガオやマメアサガオ等の外来アサガオの可能性も大です。 どちらもヒルガオ類より小さな花で直径1~2cmほどの花をつけます。
お礼
おっしゃるものより大きいようなので、ヒルガオの可能性が高いと思います。以前は目立たなかったのに、近年大増殖しているように思います。何故でしょうか?
- dhvuk245
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1.「無効分散」です。我々が日本に住んでいるのもご先祖様の「アホ」のおかげです。ありがたいことです。 2.ヒルガオじゃないの?
お礼
1.「無効分散」って何ですか?また、質問への回答をお願いします。2.昼顔のような気がします。ただ、早朝咲くのに昼顔とはこれ如何に。また、最近増殖している原因は?
お礼
大変参考になりました。ただ、私が疑問に思ったのは、蝸牛が出て来ることと雨との関係です。どうして、晴れでは道に出て来ず、雨が降れば出て来るのでしょうか?