私のバイクライフ…はや20年にもなろうかとしております。そんな歴史の中で印象に残ったのは、
(1)新聞配達中に轢かれる
私がまだ学生だったころ。スーパーカブで朝刊を新聞配達していた時。残るところ最後の数件という時、道の真ん中に人間の頭ぐらいの大きさの石がゴロリ。
モトクロスレーサーを目指していた私は、その石が小さなジャンプ台に見えてしまい、「見事に乗り越えてやるぜ。ふふふ…」。意気揚々とアクセルをひねるという暴挙に出た。
4ストのカブとはいえ、それなりの加速はする。そこそこのスピードでフロントタイヤを石に当てる。ガツンという衝撃、そしてフワッと浮く体。
まっすぐ前を見ているはずの目線が、急激に下を向いていく。スローモーションのように流れる景色。自分の体だけが飛ばされ、バイクの前方に飛んでいく。空中での前転宙返り。バイクに振り落とされるように投げ出される私。そして次の瞬間、肩口からフロントタイヤが体に乗り上げてくる。
バイクが石を乗り越えたか、石の横をすり抜けたか、分からないが、私が落ちたあとにそのまま無人走行して私の体に乗り上げてきた。幸い、怪我はなかったのだが、心には(自分のバイクに自分で轢かれた)という大きな傷が残った…。
(2)二日酔いで事前審査
15年ぐらい前の出来事。関東圏の某県で限定解除にチャレンジした。明日は待望の事前審査、という日。たまたま同期の連中との飲み会が発生した。明日は試験だから…と切り抜けようとしたが、許してくれるはずもなく、「まだ早い時間だから大丈夫だ~。飲めよ~」と悪魔の囁き。不覚にも、その誘いに乗ってしまい、数十分後には一気に泥酔状態へと突入。飲み会の盛り上がりはピークを迎え、千鳥足で帰宅。
気付けば午前様。寝る際に(明日はだめか…)と思った私だったが、体の奥底に眠る限定解除取得への欲求は留まらず、午前6時には自動的に目覚める。う~ん、まだ酔いが残ってるなあ…と思いつつシャワーを一浴びし、愛車に飛び乗って、1時間半ほどかかる試験場へ。このとき、私の血中アルコール濃度はかなり高い状態だった(と思う)。
試験場では数十人が事前審査を受けに来ており、私もその輪の中に入る。試験管の到着を待つ間、前の席にいる2人組みの会話が聞こえてきた。
「なんか、酒臭くねえか?」、「うん、俺も思った」
その言葉に心の中で
(確か試験管は警察官だったはず!)、
(飲酒状態がばれたら捕まるかも!!)
(どうしよう!!!)と叫ぶ私。
一気に酔いが覚め、トイレに行く振りをしてその場から逃げ出す。試験場のすぐ近くに地元の所轄書もあり、駐車場にはパトカーや白バイもたーくさんあったが、ヘルメットを被ればわからんと自分に言い聞かせ、自宅へ。道中、白バイはいるわ、パトカーはいるわで、本当に死ぬかと思った(ってカテゴリー違うじゃん!)。
みなさん、「飲んだら乗るな!乗るなら飲むな」ですよ~。
お礼
お返事ありがとうございます(__)ご自分のバイクで轢かれるなんて奇跡的な体験をされていますね(・o・)でも僕も目の前に石があったらチャレンジしていたかも知れません。なんかそれを乗り越えられた時って達成感に浸れますもんね(^o^)お怪我がなくてなによりです。(2)はすごいですね!!酒入っている状態で限定解除に望むなんてチャレンジャーです。でも結局逃げて正解でしたね(^^)バレた時のことを考えると・・・!!!ですもんね(^_^;)長文有難うございましたm(__)m