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プロリンのニンヒドリン反応について
プロリンに二つ目のニンヒドリンがつくときの反応機構はどのようになっているのでしょうか? 多くのサイトでは結果が書いてあるだけでその反応機構が書かれていません。ご存知の方よろしくお願いします。
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#1です。お示しのサイト拝見しました。 そこにも『最初は黄色に発色し、長時間放置すると赤紫色になります』と書かれていますが,通常は黄色の段階で測定を行うと思います。 ですので,先の回答では「プロリンは黄色」としました。過去質問もそういう意味だと思います。 で,お示しのサイトの2つ目のプロリンが付く機構ですが,これは「イミニウム基(>N(+)=CH-)」を「カルボニル基(O=CH-)」と考えると理解できます。 つまり,「イミニウム基(>N(+)=CH-)」の隣のメチレンは活性メチレンです。結果,ニンヒドリンのカルボニル基とアルドール反応して,2つ目のニンヒドリンが結合する事になります。 + >N=CH一CH2一R ↓ + - >N一CH=CH一R ⇔ >N=CH一CH一R ↓ OH + | >N=CH一CHR一C< ↓ OH | >N一CH=CR一C< ↓ + >N=CH一CR=C< + H2O 「有機化学」の教科書の「エナミンの反応」が出ている所を御覧下さい。
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- Kemi33
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こちらの過去質問が参考になりそうです。 ・http://oshiete.eibi.co.jp/kotaeru.php3?q=302482 QNo.302482 ニンヒドリン試薬での検出 ここにもありますが,「プロリンには二つ目のニンヒドリンはつきません」。そのため,プロリンはニンヒドリンと反応して黄色(他のアミノ酸は紫色)を呈します。 ・http://oshiete.eibi.co.jp/kotaeru.php3?q=162932 QNo.162932 ニンヒドリン反応
- 参考URL:
- http://oshiete.eibi.co.jp/kotaeru.php3?q=302482, http://oshiete.eibi.co.jp/kotaeru.php3?q=162932
補足
以下のサイトに二つ目のニンヒドリンがついた構造が書いてあるのですが,そちらが間違っているということでしょうか? http://www.kiriya-chem.co.jp/q&a/q53.html
お礼
反応機構の説明まで書いていただいてありがとうございます。 助かりました。