私は悪いのはジダンだと思います。
ジダンは私情で世界中で何億人もの人々が注目しているW杯の決勝戦を滅茶苦茶にしました。
ジダンの頭突き退場でその後は決勝戦の勝敗の興味より、ジダンがなぜ突然あんな暴挙を働いたのかという方が気になってしまい、試合の興味が削がれてしまいました。
映像を見る限りマテラッティがそんなにしつこくジダンを挑発した様子はないし、ジダンと目も合わせずにボソボソと呟いているような感じでした。
何より世界中がジダンに注目していたし、応援もしていました。実際MVPにも選ばれていました。
そうゆうジダンを応援する人々への裏切り行為だと思います。
頭突きで家族の名誉が守れるわけはないですし、MVPも剥奪されジダンの家族も今回の行為にはとてもガッカリしたと思います。
国の名誉のため、ジダンの花道を飾るために共に戦ったチームメート達、試合を円滑に進めるために頑張っていた審判の人達、高いチケットを買ってジダンを応援したファンの人達、そしてフランス国民にどう釈明をするつもりなんでしょうか?
ベッカムが8年前同じように反則で退場になった時、
「10人の勇者と1人の愚か者」と酷評されました。
けどそれもベッカムが二十歳そこそこでの話。
ジダンは30半ばにもなってほんとに何やってんだか・・・と思ってしまいました。
イタリアのキーパー、ブッフォンは大会ナンバーワンと言われ、PK戦に持ち込まれればフランスの不利は明らかでした。
アンリも退場になってしまい、フランスが負けそうになったからジダンが試合をぶち壊したという印象しか私には持てませんでした。
私はW杯の優勝トロフィーはオリンピックメダルと同等かそれ以上の価値があるものだと思うのですが、ジダンが本当にW杯を大事に思っていたら、本当に優勝トロフィーが欲しかったなら、本当に追加点を取りたい、勝ちたいという気持ちが強かったなら敵の挑発に乗って退場処分になるようなことがあったでしょうか?
あの時点でジダンの気持ち、集中力、勝利に対する執念が切れていたように思います。
残念ながらジダンにとってW杯は、W杯の優勝トロフィーは自分の小さなプライド程度の価値しかなかったのでしょう。
マイノリティー移民の星としての自覚、国の威信を背負っているという覚悟が足りなかったと言わざるおえません。
ジダンは移民の子で差別的扱いを受けたこともあったのでしょう。けれどその度に相手を殴り付けたわけではなかったでしょう。
その頃の悔しさをバネに頑張ってきたのかもしれません。
スーパースターになってちやほやされるようになってその頃のハングリーな気持ちを忘れてしまったのでしょうか?
普段ちやほや持てはやされているからこそちょっとして挑発にも切れてしまったんだと思います。
スーパースターのオレ様をバカにしやがってという気持ちがどこにもなかったと言い切れるでしょうか?
サッカーは反則で一人退場になれば圧倒的に不利になります。
残り時間わずかだから試合の大勢には関係なかったという人がいますが、そうゆう問題ではないと思います。
勝利を熱望していたチームメート、国民に対してとても失礼です。
ジダンはWカップとサッカーの権威を貶めたと私は思います。
お礼
No.23お礼欄へ記載させていただきました。 ご回答ありがとうございました。