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カトリック教会の階級
カトリック教会の中で、地位の順序っていうか、階級の上からっていうか、地位ある順からそれを教えてください。 教皇 枢機卿 大司教 司教 の順ですか?
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教皇がトップ。 枢機卿は、80歳未満の者は教皇の選挙(コンクラーベ)に参加する権利を持つ聖職者で、司教以下からも選ばれる可能性はある(が、現在では司教でないものはほぼいない、らしい)。内部に「司教枢機卿」「司祭枢機卿」「助祭枢機卿」という位階がある(これは枢機卿のもとの身分とは関係がない。司祭であっても、助祭枢機卿になる)。教皇が任命する。 司教は例外はあるが、特定のブロック(司教区)のトップ。特に大きい司教区(大司教区)か、数司教区を束ねるトップは大司教となる。 以下、司祭(=神父)、助祭という聖職者位階がある。 で、位階制度として叙階の秘跡を授けらるのは「司教」「司祭」「助祭」の3ランクだけ。これらは(秘跡でそのランクを受けるので)職を停止・引退しても残る階級。 一方、例えば教皇ですら、職を辞めることは出来る(ここ500年ほど例は無いが。辞めた後の階級がどうなるかは不明)。 つまり 教皇>枢機卿>大司教>司教>司祭>助祭 ではあるが、司教以上は全員教義上の階級は司教であって、その職掌によってランク分けされているだけである、と考えれば司教以上は皆司教、 教皇≧枢機卿≧大司教≧司教>司祭>助祭 と考えられる。 また、形骸化しているが、枢機卿は必ずしも司教ではないばあいもある(ただし、司教と同じような礼遇を受ける特権が枢機卿位にはついてくる)。
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