- ベストアンサー
FSXはどこが日本製?
軍事にまったく疎いので教えてください。FSXという世界最高額?の戦闘機を日本が生産してるという記事をどこかで読んだのですが、見た目は素人目にもアメリカに同じ形の飛行機がなかった?と思うような物です。ボディーはF16をベースとなってますが、飛行機の最重要課題というのはボディーではないのでしょうか? それともエンジンやコンピューター系などが日本製であるということなのでしょうか? いくらエンジンが高性能でも基本のボディーの性能以上のアクションはできませんよね? 人のマネッ子では性能が良さそうには思えないのですがどうなんでしょうか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
計画当初は純日本製にするつもりで計画されていました。設計もだいぶ進んでいたと思います。ユーロファイタータイフーンみたいに機首にカナードがついたタイプで機動性が重視された設計でした。 ところが、これに興奮した某政治家が日本は世界トップレベルの戦闘機を計画中なのだ、と自慢したところからケチがつき始めまして、これを警戒した米政府から横槍が入り、計画は頓挫。結局、F16に毛が生えたようなものが次期支援戦闘機になったとさ。
その他の回答 (2)
- milmania
- ベストアンサー率60% (26/43)
FS-Xは、F-2支援戦闘機の開発名称で、支援戦闘機X(Fighter Suport-X)の略です。それはさておき、F-2のベースはおっしゃるとおりアメリカのF-16Cなのですが、F-16の主任務が敵機の撃墜および対地攻撃なのに対し、F-2の主任務は敵揚陸艦隊を対艦ミサイルで沈めることにありますので、これに基づいて独自の改良を加えてあります。 主な変更点としては、 ・対艦ミサイル4発を搭載するため、主翼の形状を変更し面積を増大 ・主翼前縁への電波吸収素材適応 ・軽量化のため、機体構造に複合材を多用 ・エンジンをアメリカ製の強化型に換装、空気取り入れ口の面積を増大 ・搭載レーダーを国産に換装 ・兵装コンピュータなどの電子機器を航空自衛隊用に変更 ・敵レーダーに対して警報を出す装置を国産に換装 ・新型敵味方識別装置の採用 ・飛行制御システムを国産に変更 ・着陸滑走距離短縮のため、垂直尾翼付け根にドラッグシュート(減速用パラシュート)を追加 です。 外見はF-16にそっくりですが、任務が違うので中身は全くの別物と考えていいと思います。必要なのはミサイルをたくさん積めること、敵艦船を海面と区別して正確に見つけ出せること、敵に見つからずにできるだけ早くミサイルの射程まで近づけることです。そのため、主翼を大きくして4発の対艦ミサイルを搭載できるようにし、レーダーを新型に換え、電波吸収素材を塗り、機体を軽量化すると共にエンジンを強化しているわけです。洋上阻止任務に就く対艦攻撃機としては最強の部類に入りますが、主翼強度などに問題があって生産が途中で打ち切りになってしまいました。もちろん冷戦終結の影響もあると思いますが。
- phantom1
- ベストアンサー率24% (184/748)
機体制御中枢(操縦の為に操縦桿から各部への駆動命令を遣り取りする装置)のフライバイワイヤーシステムが日本製です。当初米国製を使用する予定だったのですが、米側がブラックボックス化を譲らなかった為、完全国内開発となりました。価格高騰の一番の原因です。それと、国産の空対艦ミサイルを搭載し、航続距離を伸ばす(翼内燃料タンクの増加)ために主翼を延長しています。翼面積の増大で増える重量を押さえる為に、構造材を金属から特殊合成樹脂の複合材に変えてありますが、これの強度不足が問題になっており、補強の為に更に価格が上昇しました。
お礼
回答ありがとうございました。 やはり外国からの圧力があったのですね。 これから先も日本は独自開発は許されないのかもしれませんね。