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「押しも押されぬ」は一般化しているのでしょうか
テレビでアナウンサーが「押しも押されもせぬ」を 「押しも押されぬ」と いうのを見ては「あ~また間違ってるよ」と 常々おもっていましたが 先日あるHPで「押しも押されぬ」という言い方は最近一般化している (つまりもはや誤用ではない) と書かれていました。 言葉は時代とともに変わっていくものだというのは わかりますが、私は完全な誤りだと思うのです。 みなさんはどうでしょうか? 中学入試などの受験問題では誤用とされていたはずなんですが 現在はどうなんでしょうか。それもご存じでしたらお願いします。
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私もortembaarさんと同じ考えです。 「押しも押されぬ」という表現は日本語としては誤りです。どのようなHPをご覧になったのかはわかりませんが、「押しも押されもせぬ」以外には正解はないと思います。テレビ等で「押しも押されぬ」と私も耳にしたら、瞬間的に「はァ?」と思ってしまいます。 アナウンサーは言葉や表現のプロフェッショナルです。私たちが普段何気に使っている変な日本語でも、彼らがテレビなどのオフィシャルな場でそのような言葉を使うことは、その影響力からしてノーでしょう。アナウンサーは日頃から、パブリック・スピーキングについて勉強しているはずです。だから、アナウンサーには職業人として意識的に言葉を使ってほしいと思います。 余談ですが、同じメディアでも新聞の場合、この「押しも押されぬ」という誤った表現はまず使わないはずです。それは、汚点が文字として残ってしまうという新聞の性質上の問題だけでなく、言葉や表現に責任を持つというアナウンサーとは異なった記者としてのプライド、また社会に対する強い責任感があるからだと思います。新聞記者出身のテレビ・キャスターがいても、アナウンサー出身の新聞記者がいないのは、おそらくこういった相違点も絡んでいるのではないかと思います。 「言葉は世につれ」ではないですが、たしかに時代が流れるのにあわせ言葉も変わっているように思います。「自動車電話」→「移動体電話」→「携帯電話」→「携帯」→「ケータイ」といった例のように、それまで使っていた言葉では対応しきれなかったため、なんでもかんでも新しい言葉をつくってそれに頼ってしまうということはよくあります。 でもそんな時代だからこそ、どこかで線引きをすることが大切になってくるかと思います。「押しも押されぬ」以外にも、「的を得る」や「とんでもございません」などを誤りとするのは、日本語の成り立ちからしても説明がつかないからです。そのような説明のつかない日本語を慣用的に使うことはやはり慎むべきだと思います。「ことばの乱れ」といわれて久しいですが、このことは言葉を意識して使ったり文庫本や新聞などを読んだりしていれば、おのずと減っていくものと思われます。 中学入試など、国語力をみるあらゆる試験問題などでは「押しも押されぬ」は誤りとして取り扱われているものと信じていますが、試験問題として登場することがないぐらいに言葉をうまく使いこなすことが大切ではないかと思いますよ。
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- ysk6406
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確かに、この表現は最近どんどんポピュラーになってきていますが、現時点ではまだ誤用という考え方の方が強いようですね。 試しに ATOK15 で「押しも押されぬ」を出してみたら、「押しも押されもせぬの誤用」と警告が出ました。 でも、言葉は生き物ですから、おっしゃるように時代と共に変わっていき、昔は誤用だとされていたのがいつのまにか当たり前になることは、珍しくありません。あきらめて、素直に受け入れるしかないのかも知れませんね… 私は、それよりも「1部分」「1時的」「第3者」「5臓6腑」などのように、何でもかんでも算用数字で書く表現の方が、ずっと嫌ですね。前にここで「第3者」という書き方について疑問を呈したら、「それの何が問題なんだ?どこが間違ってるんだ?」という回答ばかりで、情けなくなりました。こういう人達は「千変万化」も「1000変10000化」と書くんですかね?
お礼
>試しに ATOK15 で・・・ なるほど!パソコンはさすがですねっ なんだかすこし安心してしまいました。 >算用数字で書く表現 実は私はあまり見かけないのですが、 あるんでしょうか。5臓6腑、はヒドイですね。 ギャグでやってるならいいですが学校の作文あたりで これを平気で書く子がいるんでしょうか、現代は。 どうもありがとうございました。
- Eivis
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そんなバカな話が...とばかりYahoo検索にかけたところ、何と5000件以上もあるのには呆れ果てるというか 私が遅れているのか・・・ただただ恐れ入りました。 この「押しも押されぬ」は・・・1987年に初出とありました。 『1987年「あばれ太鼓」でデビュー。そして今や押しも押されぬ国民的歌手となった坂本冬美。 (東芝EMI株式会社ファミリークラブ「坂本冬美大全集」広告「週刊朝日」1999.11.19)』 http://www.asahi-net.or.jp/~QM4H-IIM/k010411.htm http://www1.ocn.ne.jp/~senkoji/zakki02.html http://www.tv-asahi.co.jp/super-j/column/17.html 「押しも押されもしない」と「押すに押されぬ」とを混交した「押しも押されぬ(地位・立場)」といった例があります。 明らかな誤用を含め、混交表現には注意が必要です。 (NHKことばのハンドブックP360参照)
お礼
>そんなバカな話が... あるんですよね~(笑)私は国語が好きなので (というか完全な文科系) 日常でも言葉使いには気をつけています。 せめて自分は正しい表現をしようと。 どうもありがとうございました。
- hatsushio
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まだ、誤用とされてるはずですよ。 放送局に居る知人に聞いたところ、ベテランの言葉にうるさいアナウンサーの方はまず使わないし、苦々しく思ってるとのことでした。 ただ、いつまで保つのかは不安ですね。 「情けは人の為ならず」がそろそろ誤用が一般化しかけてるそうですから、これもいずれは…。 哀しいことです。
お礼
>苦々しく思ってるとのことでした でしょうね~。気持ちわかります。 どうもありがとうございました。
お礼
どうもありがとうございます。 メディアは正しい表現を使うのは 義務ですよね!プロなんだから。 間違った表現全般についてですが バラエティ番組ではよく聞きます。 生放送ではスポーツ中継の実況で聞くことがあります。 (これは勢いで言ってしまうのもあるでしょうが) NHKの「ニュースおよび生でない番組」なら 安心してみれる気がします。 活字メディアについてですが 新聞はさすがに見かけません。 週刊誌などではたまに見かけますね~ そういう本は内容も薄っぺらいですが。 回答くださったみなさんのおかげで ひと安心できました。どうもありがとうございました。