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ベートーヴェンの2番のおすすめ
【おすクラ 第6回】 この交響曲を、みなさんはどの演奏で聴いているのでしょうか。 また、この曲の魅力的な部分とはどこでしょうか。感想でも結構です。 現在僕は1枚もしっかりしたCDを持っていませんが、それでも聴いてはいます。できればどれが名演であるか教えていただけるとうれしいです。
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こんにちは。この曲は、私の買った初めてのレコードで第1番とカップルで入っておりました。指揮はヨゼフ・カイルベルト、演奏はバンベルク交響楽団。なぜ買ったかというと、お恥ずかしい話ですが安かったから。レコード店に入ってみたものの、何を買ったらよいか全くわからず値段とベートヴェンの曲というだけで選んだもので、当時は、ベートーヴェンのシンフォニーが9曲なんて全くわかりませんでした。何ヶ月もこのたった1枚を辛抱強く聴き続けたので、クラシック、そして交響曲の中では第2番は一番古い付き合いになります。現在持っているCDは、オットマール・スイトナー指揮ベルリンシュターツカペレの演奏したものです。特に誇張された演奏でもないので、私にとっては聴き易く今のところ満足しております。 しばらくご無沙汰していた曲ですが、私は昔から変な癖がありまして、交響曲では、第1楽章に特に興味があります。この2番も第1楽章が良く出来ていると思います。各楽章によって楽しみ方は違ってくるでしょうが、冒頭の連打は、開始の意味もありますが、この楽章のいたるところに出てきます。これなどはベートーヴェンの音楽でこそ重要で、他の人間には真似のできないものだと思います。他にも動機の操作が巧みで、この曲の評価はそれぞれとしても結果的には、その後の交響曲へのあしががりとしては必ず書かねばならなかった曲だと思います。この曲の中ではまだ十分ではありませんがまもなく出てくる爆発的なエネルギーの予感が感じられます。久しぶりに聴くきっかけを頂き有難うございました。
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- Piscator
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アッバード、ベルリン・フィルです。 なんか通(ツウ)にはホントアバーッドって評判悪いですね。 この曲の魅力は若くてエネルギーに満ち溢れた推進力(すべて今の私に欠けるもの!)を聴いている人に分けてくれそうなところに思います。特に第一楽章。なんたってD-Durですから力強い! アッバードはその推進力、みずみずしさが充分、あふれ出ているように思えます。 主観に基づいた勝手な意見なんで「自信あり」にしました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 D-Durって、あるピアニストから聴いたところでは、優雅とかいう意味があるとか。ヴァイオリン協奏曲もD-Durが多いですね。マーラーの巨人もそうでした。なるほど、優雅というより、力強さというのはありますね。 >なんか通(ツウ)にはホントアバーッドって評判悪いですね。 カラヤンの後でベルリンを率いるのはちょっと難しいですよ。ベルリンのレベルが下がるのは仕方のないことですが、通の人はアッバード本人の能力をしっかりと見てくれないんですよね。 >この曲の魅力は若くてエネルギーに満ち溢れた推進力を聴いている人に分けてくれそうなところ そうですか。イケイケ演奏だとさらにそれが引き立ちますね。ベートーヴェンの若さというのを感じます。(1803年4月5日、ベートーヴェン32歳の時初演、ウィーン) >アッバードはその推進力、みずみずしさが充分、あふれ出ているように思えます。 そう言われると聴きたくなってきますね。 >主観に基づいた勝手な意見なんで「自信あり」にしました。 こういうの、大歓迎です。 どうもありがとうございました。
- ADEMU
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ベートーベンの第2交響曲ですか・・・・ 演奏会でも一度やったことがあります(もちろんメインで)が、この曲をメインに持ってきた演奏会は多分他にはないのではないかと思えるくらいあまり表の世界に出にくい曲ですね。 CD以前のLP時代から第1番のB面として君臨してきたこの曲、はたして魅力などあるのか? あります。私の推奨はなんといっても第2楽章。 この曲に歌詞をつけて歌っている人がいるくらいですから。この楽章だけは練習の時も音楽に聞き入っていました。 手持ちのCDはアバド・ウィーンフィル他4種類ありますが、どれもごく普通の演奏で、可もなく不可もないという演奏です。 CDになってカップリングが1番とではなく5番との組み合わせが増えたように思います。多分、1番との組み合わせだと売れないのでしょうね。 CDはもっていませんが、先ごろお亡くなりになった朝比奈隆の演奏は重厚で緩やかではあるがしっかりした演奏でした。 カラヤン・ベルリンフィルの演奏はスタンダードですがなんかあっさりしている気がします。演奏時間のせいでしょうか。 私の好きなチエリビダッケは演奏時間、なんと40分です。特に第2楽章、寝ちゃいそうですね。
お礼
>この曲をメインに持ってきた演奏会 ありますよ。そういうの。アマオケが最近やっていました。 >私の推奨はなんといっても第2楽章。 僕が一番とっつきにくい楽章なんですよね。人によって感性が違うものだなあと思いました。 >どれもごく普通の演奏で、可もなく不可もない うーん、平凡ですか。キラリと光る盤はないものでしょうかねぇ…… >私の好きなチエリビダッケは演奏時間、なんと40分です。 最後の録音のようですね。チェリビダッケはしかし入門者向けじゃないような気も…… ありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ありません。1度「お礼する」のボタンを押したのに、うまくいかず、書いたお礼が全て消えるという現象が起こりました。そのため、しばらくむくれておりました。申し訳ございません。
お礼
ブルックナーの8番を立ち上げたkaiso2さん。ずっと剽窃してこのシリーズを続けており、申し訳ございません。当分は続ける予定なので、何かの機会によろしくお願いします。 >指揮はヨゼフ・カイルベルト カイルベルトですか。渋いですね。いや、しかし初めて買われたということですから、あまり誰の指揮とかは気になさらなかったんでしょうね。 >安かったから。 ああ……なるほど。最近のCDはどんどん安くなってきていますね。価格というのは本当に重要な動機です。 >オットマール・スイトナー指揮ベルリンシュターツカペレ そうですか。安心して聴けるようであれば、それが一番いいですね。 >私は昔から変な癖がありまして、交響曲では、第1楽章に特に興味があります。この2番も第1楽章が良く出来ていると思います。 僕もこの曲は第1楽章ばかり聴き続けたものです。大抵の交響曲は第1楽章とフィナーレがきっちり書かれてあって、間は確かによいのだけれど、両端楽章ほど気合いが入ってないパターンですからね。この交響曲の第1楽章の形式美はすぐれものだと思います。 >動機の操作が巧み 有機的な統一、とよく言われるところのものの原点でしょうか。書法を見いだしつつある時期のベートーヴェンがこういうものを書いた、というのは重要なことですね。 >久しぶりに聴くきっかけを頂き有難うございました。 いえいえ、こちらこそ、楽しませて頂きました。ありがとうございました。