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中高年の女性に達筆の方が多いのはなぜですか?
当方20代男ですが、母親と比べると字の上手さではとてもかなわないと感じてしまいます(それでも本人によると上手な方ではないそうです)。 最近こそ仕事でパソコンを使い字を書くことはあまりないですが、大学卒業まできちんと鉛筆で授業のノートをとっており、20年近く鉛筆を握っていたわけですから、母親とくらべて筆記量が特に少ないとは思わないのですが(母は普通の主婦です)。 中高年の男性は字の上手な人下手な人いろいろですが、40代以降の中高年女性がおしなべて達筆なのは何故なのでしょうか?(親宛ての年賀状を見るとよくわかります)それに比べて最近の若い女性はあきらかに女性とわかる文字(イメージはわかると思います。達筆とは違います。)で書く人が多くなったような気がするのですが、このように女性の書く文字が変容したのはいつ頃で、それはどうしてなのでしょうか? わかる方がいましたらよろしくお願いします。 それから、江戸時代など昔の筆で書かれた書類をみると全て達筆に思えるのですが、昔の人って皆達筆だったのでしょうか?
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文字の書き方の上達は、遺伝というより、圧倒的に努力の賜物だと思っています。 その証拠に、文字よりも書く文章の内容に断然の自信を持っている人って悪筆が多いと思います。 著名な作家などのことですが、一般人でも文章を書くのが好きで言葉の表現のセンスがある人はけっこう字には気を使わない人が多いように思います。 その逆に、ひとむかし前の話になりますが、戦後、教員が足りなくなって、商業高校を出ただけの人でも本人がその気になれば代用教員という身分でしたが、教師になれた時代がありました。 その人たちは後に通信教育を受けたりしながら、最近定年を迎えるまで教師をしていたわけですが、実に達筆の人が多かったと思っています。 師範学校や教育学部を出た人たちに負けまいと、あらゆる努力をし、勉強をして頑張っただろうと思われる人たちです。 学歴がない分、猛烈に一人前の教師として恥ずかしくない人になろうと、達筆は当り前の資質としてめざしたところではなかったかと思います。 字がすばらしく上手にかけるということはかなり手っ取り早い「尊敬の対象」「一目置かれる対象」「優秀に思われる対象」「自分の価値を上げる手段」だったのではないかと思ったこともありました。 じっさい、子供を教育するのですから、お手本として美しい字が書けなくてはどうしようもないのですが、いまどきの先生方に比べると、差は歴然としているように思います。 校長先生や教頭先生も、仕事のうちに、毛筆で大きな紙に麗々しく書くことが一年のうちに何度もあるでしょうから、とてもみなさんお上手ですよね。 やはりすべて、その気になって練習した結果だと思っています。 無論、先々は管理職になりたいという野心を持って、若い頃から、そういう観点で、すべてに努力を惜しまなかった中に、字のことも含まれていたでしょうという意味です。 最近の若い人は、文字より内容という時代を反映しているのではないでしょうか。 ですから、相手によって丸文字もかけるし、ちゃんとした大人の文字も必要とあらば書けるという人も、多いはずです。 40代以降の中高年女性に達筆な人が多いのは、やはりそれなりのいい意味での「自分をよりよく見せたい、それによって一目置かれたい、美しくみせたい」という建設的な 意思による知らず知らずの努力の賜物でしょう。 いい意味での「見栄」の産物ともいえるかもしれません。 『水茎の跡もうるわしく』という言葉がありますが、達筆な女性を称えた言葉です。 「字」だけは、全く学歴と関係ないなと思っています。 悪筆の親を持った子供はかなりの確率で悪筆です。 (むろん、質問者さんのことを言っているのではありません。) 先に書いた「師範学校や教育学部を出た人たち」は教師の中では無論多数派ですが、さほど字を上手に書くことにこだわりを持たない人たちも多かったように思うのですが、そういう教師の字を明けても暮れても見て、みならってノートをとっていれば、当然その結果は明らかでしょう。 また、そういう先生は字を美しく書くことに口うるさくも なかったでしょうし。 一時は「でもしか教師」という言葉もあって「教師にでもなるか」「教師にしかなれないから・・」という風潮の中で、やる気も半ばの教師が大量に生まれた時代もあったそうです。 そういう教師に指導された結果・・という側面も、悪筆のままの人の中にはいるかもしれません。 そういうことをこの質問から、私は思い出しましたが、如何でしょうか。
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- ringo_of_green
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おそらく丸文字と呼ばれている文字ですよね。 下記のURLにもありますが、要約すると もともとは女の子向けの雑誌で使っていたフォント(ナール)を 実際に書き文字として使い始めたらしいです。 本も出ています。 「変体少女文字の研究」山根一眞著(1985年に講談社) 聖子ちゃんカット(松田聖子さんの髪型)をしているような女の子達が、 よく使っていたというイメージがあります。 http://www.jagat.or.jp/story_memo_view.asp?StoryID=7422 http://www.jagat.or.jp/story_memo_view.asp?StoryID=7387
- yu-taro
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こんばんは。 字がうまくなるのは習字で正しく文字を書いて練習を繰り返したからです。 最初は楷書か行書で文字を書いていきますが、慣れて行くと草書となって行き、いわゆる崩し文字の流れるような書体となって行きます。 草書は手紙を書くのに適した文字で、続けて書くのに書きやすく出来ています。 江戸時代は、庶民には文字が読めない人も多く、文字が読み書きできるのは武士、商人や庄屋、僧侶、医師などある程度地位が高い人に限られていたようです。 武士以外の庶民は寺子屋などで教えてられていたものですが、義務教育などはなく、ある程度裕福でないと寺子屋の月謝も払えなかったので、小作人などの農民では文字を読み書きできなかったようです。