siegmund です.
こういうことの専門家はたぶん人事関係の方でしょうが,
私は大学の教官なので経験者ということで回答を.
普通の教授は皆さんの書かれている通りです.
客員教授は mnma さんの書かれているように,
他の機関(企業や研究所が多い,他の大学ということはあまりないようです)
に本務先がある方が普通です.
単なる講義より研究関係を指導している場合が多いようですが,
大学によって違うかも知れません.
単に講義を受け持つだけの場合は非常勤講師という名前になっているのが普通ですが,
客員教授という名前になっていることもあります.
mnma さんの言われるようにビッグネームかどうかも関係があるのかも知れません.
非常勤講師よりは客員教授の方が格が上のように聞こえますから.
また,どこが大学を設置しているかにもよります.
国立大学の教官が他の国立大学で講義や研究指導を行うときは,
併任という形になるのが普通です.
ところが,講義や研究指導を公立大学や私立大学で行うときは兼業になります.
国から給料をもらっている勤務時間内に国の仕事じゃないことはできないわけです.
勤務時間外であっても兼業は原則禁止ですが,
教育学術研究関係の交流などは例外になっていて,許可を受けてそういうことができます.
この場合も本務先の勤務時間はちゃんと保たれるような措置が取られています.
名誉教授は,その大学で何年か教授をやると退職後にその称号をもらえるというのが
普通です.
mnma さんは退官後にその大学に再就職と書かれていますが,
名誉教授は単なる名誉称号であってその大学で講義も研究もやっていないのが普通です.
もちろん給料ももらっていません.
年1回くらい名誉教授を招いた懇談会があるとか,創立○○周年式典に招待されるとか,
そんなところでしょう.
退官後にその大学に再就職された方には,
特任教授という名前がついているところもあるようです.
このパターンは私立大学に限られるみたいです.
お礼
解答ありがとうございました。 学内のヒエラルキーと給与の割り振りが知りたかったので、大変参考になりました。 私が現在いる研究室の教授も、よその研究機関と併任されていて、あまりお会いできる状況じゃないので、今回のご説明は、私にとってタイムリーでした。