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翻訳技術
コンピュータでの翻訳についてなのですが、5~10年前の翻訳ソフトよりはかなりよくなったと思うのですが、今後更に翻訳精度は上がると考えられているのでしょうか? よく英語がしゃべれる人で「日常会話程度なら」みたいな事を言う人がいますが、そのぐらいの翻訳をコンピュータでできるようになる基礎技術はできているのでしょうか?(例えばコンピュータでも1,000文字程度の翻訳に数十分かければかなりの精度の翻訳結果が得られる といったようなプログラムがあるなど) この辺りご存じの方書き込みよろしくお願いします。
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そうですね。前の方も書かれていますが、文法的に教科書的な書き方をした文章なら、それらしい分になる事もありますが、日本語になりません。 何が言いたいのか分れば良いとは思いますが、残念ながら、意味が分る文にならないものが多いです。意味が正しい文になる事が難しいようです。 人間が読んで分る文章のはずですから、情報が伝達可能な手段であるので、やり方を工夫すれば必ず自動で翻訳は可能と思われますが、字づらの解析を進めるやり方では出来ないような感じがします。 文化が違うと語の意味する範囲が違うので、その分まで取り込まないと翻訳できないでしょう。 例えば「家」と「house」は重なる部分があるにしても、少ない事は分ると思いますが、翻訳する時は何かの表現に置き換えなければ出来ません。 ですから、同じ内容にするための翻訳は、字面の翻訳から脱皮できた時に可能性が出てくると思います。
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- pokuda
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翻訳ソフトの精度が以前と比べたら上がってきているのはご指摘の通りです。 恐らく今後も精度は向上していくでしょう。 しかし、いくら改善しているからと言っても、今現在のソフトの翻訳の精度はまだまだ十分とは言えないものがあります。 例えば、ATOKによる仮名漢字変換であれば、1回変換しただけでも、ノーチェックで使える程度の仮名交じり文にしてくれますが、英語から日本語(逆でも同じですが)の翻訳をソフトで行っても、ノーチェックで使える文章が出てくることはめったにありません。 情報科学的に言って、まだ難しいのです。 基礎技術そのものが、どの程度までできていれば、翻訳が満足にできるようになるのかさえ、実践的レベルでは確立していません。 研究室レベルでは、それなりに好成績をあげたようなことが書いてある論文は多数見受けられますが、それらもよく読めば、適用する文章を限っていたり、かなりの例外の部分が多かったりと、実践的には使い物にならないことが多いです。 そのようなわけで、まだ10年は少しずつ精度が向上していく状況が続くと思います。 技術的に言うと、難しさは文字数ではなく、基本的な構文からいかにずれているかに比例します。 英日翻訳を例に取れば、学校のテストに出てくるような文であれば、どんなに長くても、難しい単語を使っても翻訳はそれほど的はずれにはなりません。難しい単語は辞書に登録しておけばいいだけですから。 短い文章でも、英字新聞のように、省略が多めの文章になると、単語は変換できても、日本語として出力されるものがイマイチになるといったことがあります。