ご質問の参考になるようなは巷にたくさん出ており、多数の評論家や自衛OBが諸説を発表しております。なかでも「軍事研究」は参考になりますよ。大きな図書館ならバックナンバーをそろえていることがありますので、探されてみたらいかがでしょうか?
それを踏まえたうえで、私の個人的な意見ですが、No.1さんの言われるように、日本は現時点ではオスプレイに対してまったく興味はないようです。
もともと米海兵隊の強襲上陸用にと開発されたもので、日本の防衛事情にはそぐわないからです。
ではなぜあれだけ全米で論議がおこるようなトラブルや事故を起こす同機の配備を急ぐのでしょうか?
そこにはメーカーの執拗なロビー活動があります。
アメリカの政治にはつき物のロビー活動者の暗躍によって、政府や軍部の上層部に莫大な金をばら撒かれています。
簡単に言えばメーカー、政府、軍部とも引くに引けない状態なのです。しかも幸か不幸かJSFのときのようなコンペ形式でないことも、彼らを執念深くさせています。
機能面のメリットですが、私個人はオスプレイのような、複雑な機構をもつ航空機の開発配備には非常な疑問を持っています。配備を進める側の言い分は、これまでにない高速で大容量の人員と物資を運べると言いますが、これまでのCH-53やCH-47などの大型ヘリの改良で十分だと思います。
現実にローターやエンジンの換装で、2、3割の性能アップを見た機体がごろごろしています。
さらに新たに発生するメンテやパイロット養成の経費を考えても、これまでの使い慣れたヘリコプターで十分すぎるほどです。
金儲けのために犠牲になった多くの海兵隊員こそいい迷惑です。