- ベストアンサー
外国の時効
殺人などの重大犯罪で時効がある間逃げ回っている例が多いように感じます。今日も海外棄民は、国に責任はあると裁判所に認められながら、時効だといって補償金は支払われませんでした。国側はそれを勝利だという談話を発表しています。飲み屋のつけくらいなら時効があることも分かりますが、重大犯罪や、国の責任まで時効ですませていいものでしょうか。時効がない国もあると聞きました。外国ではどうなっているのかどなたかお教えいただければ幸いです。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
時効は、ご存知のように民事と刑事で考え方に温度差があるようです。 刑事に置いて、フランスでは人道に対する罪(crime against humanity; crime contre l'humanite)に時効はありません。この考えは1945年に導入されています。 因みに、同国ではテロは30年、麻薬犯罪は20年(麻薬使用は5年)、一般の犯罪は10年、軽罪は3年となっています。
その他の回答 (2)
- nep0707
- ベストアンサー率39% (902/2308)
傍論ですが… >法律家の考えはよく分かりませんが 法律家と言ってもいろいろいますが、 基本的な考え方は、法律で定められたものは法律を基準に判断するもの、じゃないかと思います。 # そういう法律ってどうなのよ、という見方も重要ですが、 # その考え方はすでに法律が基準になっていない、という自覚は必要だと思います。 # (自分の視点をちゃんと把握しようよ、という趣旨) あとは、特に私法(民事法)の分野では「当事者は対等にして平等」の意識が強いと思います。 国とか大企業とかいうだけで贔屓しないのと同じように 国とか大企業とかいう「だけ」で特に責任を重くしたりはしません。 あくまでも基準は法律上の根拠です。 でも、普通は(特にマスコミの偏向報道の影響だと思っていますが) そういう見方をしない人が多いのもまた確かだとは思っています。 私はそんな報道は問題をはぐらかす以外に何の効果ももたらさないと思っています。 (しかも国民の側は問題をはぐらかされていることに気がつかないぶん、始末が悪い) でもまぁ、マスコミは社会問題を伝えるものであって 法律を理解させることが使命ではないですから…仕方ないとも思っていますが、 法律問題はまず法律を理解してからではないのか、と苛立ってみたりもします。
お礼
ご回答をありがとうございました。法律を守ることは大切ですが、法律家は字面を議論する傾向が強くて、社会正義の観点が少し足りないような気がしています。
補足
ご回答ありがとうございましたが、なんだか分かったような分からないような気分です。おばあちゃんの例が出たのでまた出しますが、仮におばあちゃんが「どこぞにはとてもいい土地があるよ」といってだまして移民させたら恐らく刑務所に行くかもしれませんね。国はだまして国民を放り出してもも、当時の官僚も政治家も誰も責任を取らず、補償は時効だといってほっかむりできるのですね。法律とはそういうものであることがよく分かったような気がします。
- nep0707
- ベストアンサー率39% (902/2308)
時効と言う制度が全くない国、というのは私は聞いたことがないです。 ただ、日本で言う公訴時効でいえば、 たとえばドイツは謀殺罪(計画的殺人)に時効を設けていないと聞いたことがありますから、 (確認は取れていません) 特に重大な犯罪については時効を設けない、という発想はありうると思います。 日本の場合は「捜査のリソースは有限」という現実的な発想が作用しているでしょう。 >国の責任まで時効ですませていいものでしょうか。 民事責任の時効に関しては「誰の責任だから特に時効なし」という発想はそもそもないです。 責任の法的根拠が同じなら、それが国だろうと1人暮らしのおばあちゃんだろうと平等に扱われます。
お礼
早速お答えありがとうございました。興味を持ったので、インターネットで自分でも「Statute of limitation」として調べてみました。ドイツの例はみつかりませんでしたが、アメリカでは州によって多少違いますが、強姦、人身売買、誘拐、殺人、戦争犯罪などには時効がないようですね。
補足
法律家の考えはよく分かりませんが、一人暮らしのおばあちゃんが、「死ぬかもしれないが戦争に行け」とか「耕せない土地だが移民したらどうか」などとは言わないでしょうし、言っても誰も聞かないのではありませんか。国の責任もおばあちゃんの責任も法律から見て同じなのでしょうか。どうしても不思議な感じがします。その辺をもう少し分かりやすくご説明いただけると幸いです。
お礼
フランスの例をお教えくださりありがとうございました。どうも日本は凶悪犯罪について時効が短く、甘いように思いました。