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東京で天の川を
はじめまして。教えてください。 かなり前にテレビで見たことなのですが, 東京のビルの屋上にカメラを設置し(天体望遠鏡に つけていたかどうかは覚えていません)て夜空を 撮影し,それをコンピュータ解析しながら撮影 すると,東京でも見事なまでの天の川が見れる, というのをやっていたのを覚えています。 それが具体的にどのようなシステムで行っている のか知りたいのですが,手がかりが無く調べられて いない状態です。 何かご存じの方がおられましたら情報を下さい。 よろしうお願いします。
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私もその番組は見てないのですが…。 天文関係で冷却CCDカメラと呼ばれるカメラがありま す。文字通りCCDを冷却してノイズを減らす機能を持っ た天体専用のカメラです(見かけはカメラっぽくない ですが)。 このようなカメラで夜空を撮影してデジタルの画像データを得ます。当然人工的な光(ノイズ)と星から の光(信号)が混ざった状態になっていますが、同じ 場所を何度か撮影すると信号はいつも同じ場所にあっ てもノイズはランダムに発生するので、データを平均 すれば信号とノイズの区別がつくようになります。 万全を期すならレンズキャップをつけた状態のデータ や曇ガラス状のフィルターを通したデータも使います。 (CCD固有のノイズデータと感度ムラのデータに相当) 以上のような方法で静止画であれば東京のど真ん中 でも天の川が楽々見えるような夜空と同じような天体 写真が撮影できるとされています。天の川を含む夜空 の広範囲を撮影するのはそれなりに大変ですが。 原理的には冷却CCDカメラでなくてもある程度のダイ ナミックレンジを得られるデジタルデータであれば同じ 方法で撮影できますし、ソフトはこの手の処理を半自 動で行う専用ソフトがあります。
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こんばんは。 僕はその、『かなり前のTV』は見ていません。 だから、方法が合致するかは分かりません。 僕ならこうするというだけですので、そのつもりで見て頂けると気が楽です。 まず、東京で『天の川』が見難いのはご存知のとおり、人工灯で夜空を照らしている為に、淡い星の光が隠されているに過ぎません。 ですから、人工灯の影響を排除して星の光だけを記録すれば良いわけです。 実際の方法としては、何種類かのフィルターを使います。 特定の波長のみを透過する、ナローバンドフィルターと言うものです。 これを使うと、人工灯の光をカットしつつ星のスペクトルの一部分だけを記録出来ます。 例えば、3種類のフィルターを通してそれぞれ撮影します。 それを、RGBに割り当ててカラー画像として作ります。 RGBのバランスをとって自然に仕上げるにはスキルが必要ですが、都会の明かりの中でも撮影可能です。 ※1種類のフィルターでは、星の光全部を記録出来ないので、天の川全体を描写する事は出来ません。 お手軽に済ますなら、光害カットフィルターとかネビュラフィルターとか呼ばれるものを使用して撮影する事です。 これらは星が発する光を幅広く通して、光害成分だけをカットするように作られたものです。 たぶん、これだけで撮影するとカラーバランスが崩れるので、レベル調整で必要な部分だけ強調するように修正します。 どのくらい写真で綺麗に出るかわかりませんが・・・。 コンピュータ解析しながら撮影という事ですが、原理は同じだと思います。 特定波長を電子的に抽出するか、光学的に抽出するかの違いだけで。 だだ、一旦電子化したものから星の光だけを抽出するのは難儀だと思います。
お礼
こんばんは。 回答ありがとうございました。 なるほど。人工的な特定の波長をカットするということですね。 なにぶんたまたま一回だけ見た番組の,あいまいな記憶をもとに質問させていただいておりますので,何とも言えないのですが,コンピュータで時間をかけて人工光を除去してゆく,というイメージで記憶しています(全く違うかも知れませんが)。 天体や光学系の話には疎いので,細かいことはよくわかりませんが,DoQ_GoN さんのおっしゃるような周波数での人工光除去をコンピュータ上で行って,それを積算することで普通は見えない天の川を浮き上がらせるということでしょうか。 そんなプログラムがあればぜひ見てみたいです。
お礼
回答ありがとうございました。 恐らくおっしゃる方法でやっていたのだと思います。 ステライメージも見てみました。 「コンポジット」っていうんですね。 私が見た番組では,恐らく,いわゆるコンポジット 撮影を独自に開発したプログラムでやっていたんで しょう。 コンポジット撮影ってワードでググるとたくさん ヒットしますので,色々調べてみたいと思います。