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頭語と結語は何故あるの??
お世話になっております。 仕事柄、社外、社内あて文書を作成する事が多く、知識もあまり今まで無かったのでその都度調べて作成しているような感じです。 色々調べていて、頭語と結語にルールがあるのは大体わかったのですが、 何故、こんなもの必要になったのでしょう?? あまり深く考えず暗記してしまったほうがいいんでしょうか?? 他社から送られてきた鑑は参考としてファイリングしてあるのですが、 書き方は実に様々で 謹啓 で始まり 結語が書いていなかったり 頭語も結語もなかったり、 拝啓ー敬具が一番多いでしょうか。 ちなみに今度作成する文書に私は 謹啓ー敬具としたのですが、間違いでは無いでしょうか? ビジネスなので決まり通りにやっていますが、なんだか腑に落ちない頭語と結語です。
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公的な手紙の前文には、以下の二つをつけるのが一般的です。 1.相手への敬意 2.時候の挨拶や安否の問いかけ、繁栄・健康を喜ぶことば、厚誼への礼 これは、何も手紙に限ったことではなく、公的な挨拶の基本となっている(いた)ものです。西洋の手紙。文書もほぼ同様な前文の構成です。 敬意と挨拶とは別個のものであり、挨拶よりまえに、まずは敬意(態度表明)を先におくのがならわしです。 この敬意をあらわしているのが頭語なのです。 ※拝啓の場合 拝: 首をたれて拝むこと、私はあなたより低いということを表明します。 啓: 申し上げる、という意味です。 つまり、拝啓とは「謹んで申し上げます」というような意味です。謹啓もほとんど同じような意味ですね。 普通、謹啓は拝啓よりもより儀礼的な手紙に用いるようです。謹と拝の語感の違いです。 普通業務で使う文書では拝啓でじゅうぶんなのでしょうが、重要な取引開始のお礼、新社屋の竣工などには謹啓のほうがふさわしいように感じます。 また、これらは慣用句であるため、みな同じような書き方になってしまいます。これでは、読むほうも書くほうも常にわずらわしいことになってしまいます。そこで、短くまとめて「拝啓」「謹啓」「啓上」のように書くようにしたものです。これでも、昔の人にはじゅうぶんに達意のことばだったのでしょう。 結語はこの頭語に対応させた末文です。 敬具は「敬って申しました」という意味です。敬具は、拝啓にも謹啓にも対応していますので、この組み合わせは問題ないことになりますね。 謹啓の場合は、敬白や謹言も使われます。 謹啓・拝啓--敬具、前略--草々 とするのが無難でしょう。
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- eqw-102
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>何故、こんなもの必要になったのでしょう?? 前略と、言う事は、 ここに季節の挨拶が入り、 草々 ここにも挨拶が入ります。 これを略して良いとされたものですね。 >頭語も結語もなかったり、 良く観察しましょう。 挨拶がありませんか? 私文書(会社) 公文書(国家) こべつにかんがみたほーがいいです。 こんな「うつけ」の私でも分かります。 もっと頑張りましょう。^_^
- mappy0213
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古式ゆかしき名残って所なんでしょうが 頭語は ごめんください に当たり 結語は おじゃましました や さようなら に当たるものです 英語なんかではDear~「親愛なる○○」なんかで始まりますよね 同じことです。 覚えておいて損はないですよ!!
お礼
そうですね~(^.^)覚えておいて損は無いですよね! 年配の方からも「おっ!」て思ってもらえるかもしれません。 英語もそういえばありますね。けど、英語の方が解り易い様な気がします。 何故、日本のものは普段は(手紙以外では)全く使わないような言葉なのでしょう・・・ しかも、会社によって書き方が様々なのも気になる点です。 最近は頭語、結語を書かない企業も増えています。 質問にも書きましたが、頭語だけ書いて結語を書いていない企業もあります。 なんだか、どれが正しいのやら、混乱する訳です・・・
- damushi
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頭語と結語は(直接面会しての)挨拶の代わりに用いられます。 文章によるやり取り(手紙)は直接面会することが できない代わりに行われる略式の行為と考えられています。 ですので当然「挨拶」に当たるものも必要になります。 逆にいきなり面会に来られて挨拶もなしに本題に入られても困りますよね? 決まり事と考えると確かに腑に落ちないものがあるかもしれませんが 大切なマナーの一つ、つまり相手への思いやりの心と考えると 少しは認識が変わってくるかもしれません。
お礼
早速の回答ありがとうございます!! なるほど~確かに、本題に入る前の挨拶 ・・・と考えれば納得なんですが、 気になっているのは、「何故、その言葉でなくては駄目なのか」 という点なんです・・・ 拝啓-敬具 謹啓-謹白 など。 なぜこのセットになったのでしょう?
お礼
実にご丁寧な回答、本当にありがとうございます。とても解り易いです。 色々、意味が解ると頭語、結語も作成しがいがあるのですが、 <これらは慣用句であるため、みな同じような書き方になってしまいます。 luune21さんのおっしゃるとおり、なんだかこう言った点が気になっていたのです。なんだか、、、決まり、、、 本当に気持ちを込めて相手を敬っているのではなくて、 ビジネス文書的決まり・・・みたいな。。。 もともとの始まりは思いがあり、使用されていた言葉だとは思うのですが、 現代はただの決まり文句みたいになっていて。。。 温かみ?が感じられないというか・・・こうだから、こう! みたいのって自分的には何か引っかかるんです。 実際、ワードでも自動的に頭語、結語が出てきますよね。 まぁ、便利な機能かもしれませんが、本来の意味を理解した上で使いたいと思ったので・・・ まぁ、こういう決まりなのだから、仕方無いですね(^^ゞ なんでこれに引っかかるのか自分でも少し、解りました。 愚問に丁寧にお答えいただき、ありがとうございました。