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滲出性中耳炎について教えて
- 滲出性中耳炎とは、鼓膜の後ろに膿が溜まる炎症のことです。
- 滲出性中耳炎の症状としては、耳の詰まり感や聴力の低下、頭痛などが挙げられます。
- 治療方法としては、抗生物質や抗炎症薬の内服、耳管挿入手術などがあります。
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補足を拝見し、また質問文を読み直して考えたのですが、これは普通の急性中耳炎でなく、もう一段重症の「乳突洞炎」と呼ばれるものだったのかもしれません。 普通の急性中耳炎では抗生剤は内服で、点滴まではしませんし、耳閉感や耳垂れがいつまでも続くことはありません。乳突洞炎というのは炎症が鼓膜周辺から耳の後ろの骨の中の広い空間にまで及ぶものです。この場合抗生剤も強力なものを(場合によりステロイド併用で)点滴し、改善しない場合手術することもある比較的重い炎症です。乳突洞まで広がった炎症性肉芽は、抗生剤で菌を抑えた後も消えるのに時間がかかり(通常1ヶ月以上)、その間滲出液(膿というよりあまり菌のいない透明でさらさらしたもの)がだらだらと出続けることが多いです。で鼓膜に穴があいていなければこれらは中に溜まったままで耳閉感の原因になります(ある程度吸収はされますが時間がかかります)。 よってもしこの炎症が「乳突洞炎」であった場合は最初に申し上げたより治るのに時間がかかるかもしれません。治療は消炎剤の内服、通気などが基本ですが、場合によっては何回も鼓膜を切って排液したり、切った鼓膜の穴が塞がらないように切開したところにチューブをはめ込んでしまった方が治りが早いことも有ります。 但し以上は診察しないで推測で述べていることなので、あくまで参考程度に知識として持っていていただければ幸いです。
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- SNAPPER
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こんにちは、耳鼻科医です。 まずあなたの年齢と、鼓膜切開で開けた穴がふさがってからどれくらい経過しているかによって若干話しは異なりますが、とりあえずあなたが成人としてお答えします。今まで滲出性中耳炎にかかったことがないのであれば、急性中耳炎のあとに引き続いて起こる滲出液貯留は薬だけで治ることが多いです。発熱や耳痛がなく、音がこもって聞こえる感じ(耳閉感)のみであれば急性期の炎症が収まっている証拠ですから抗生剤+消炎剤(または消炎剤のみ)で2週間くらいは様子を見るのが普通です。もしそれ以上耳閉感が続いているか、またはそうでなくても不快で我慢出来ないときは担当医にもう一度鼓膜を切ってもらうように頼んでみたらいいです。まれに開けた穴が(開け方の上手い下手に関係なく)塞がらなくなってしまうこともないわけではないので必要以上に鼓膜を切らない方がいいには決まっていますが「二度はできない」と決め付けてしまうのは少々極端かと思います。もし担当医があまり鼓膜を切ることに積極的でないなら医者を変えてみてもいいと思います。必ずしも大病院である必要はありません。中小病院または開業医でもいいです。滲出性中耳炎の治療で設備がネックになることはまずありません。
お礼
良回答ありがとうございます。私は28才(男)の成人です。中耳炎て初めてなのですが、つらいですね。本当にカゼには注意したいと思います。SNAPPERさんからの回答を参考にさせて頂き、思いきってまた鼓膜切開と通気をやってもらいました。おかげで今は不快感から開放されています。ただ、耳垂れがかなり出ていますので時間がかかりそうです、根気良く薬をのみつずけて治療しようと思います。 いろいろありがとうございました。