エシュロンは日本の国家機密を得ているか?
表題を始めエシュロンについていろいろ質問があります。長文です。
まずエシュロンは日本の国家機密も随時入手出来ていて、外交において日本はその情報をもとに裏をかかれているのでしょうか?あるいはあからさまだと国際的に非難を浴びることになりそうなので、国家機密を利用していると悟られない程度に得た情報を活用しているのでしょうか?
それとも日本もまたエシュロンのようなものを持っていてアメリカ等の国家機密を得ていて、お互いそれを察していて下手に出れないという牽制の状態なのでしょうか?
話変わって、ずっと以前にウィキリークスの創設者が拘束されましたが、NSAはウィキリークスの創設者についても逮捕などで話題になるずっと以前からその情報を得ていて首謀者の目途は立っていたのでしょうか?犯人はとっくの昔にエシュロンにより「お見通し」だったのだけれど、あえてある程度の期間踊らせていたというところなのでしょうか?(それだけエシュロンの威力は強力ということなのでしょうか?)
またエシュロンはそもそもどうやって電話FAXメールに至るまでを傍受しているのでしょうか?考えてもよく分からないのです。エシュロンは国防に関わるあらゆる情報を得るために一旦は全ての通信を収集してそこから人手での分析に値するものの分類を行っているというのが拙い知識から私が描いているイメージです。また、マルチタスクという概念がありますが、そうはいっても1つのコンピュータはある一瞬では同時に1つの演算しかできません。一瞬のうちに別のプログラムを進めるという切り替えの繰り返しによってマルチタスクは実現されるわけです。今、各タスクを「同時に行われている通話のうちの1つの得る」ということにすると、どんなに高性能の演算処理装置であっても、ただ一個だけで世界のあらゆる電話網上で同時に行われている通話の音声データを拾おうとすれば、1つ1つの音声データは同時に行われている電話の数に比例した頻度でぶつ切りになったものになっているのでしょう。そのようなデータ群ではテロ等に関係する重要な通話をふるい分けたりするプログラムが正常に働かないかもしれません。
もちろん一個のコンピュータで賄っているはずもないでしょうが、エシュロンの傍受対象が電話、移動体通信、FAX、メール、IP電話も含まれると考えると自分の常識では到底不可能に感じられます。あるネットワークからルータをまたいで別のネットワークへとパケットの居所が瞬時に代わるIP通信に対して一体どうやって整合性を保って傍聴を行うというのでしょう?それも全世界で行われているIP通信を同時に、です。エシュロンはどんな暗号が解読できるのか話題になることがありますが、
それ以前の解読する対象となるデータを統合的に得る過程の方が困難な気がするぐらいです。あるいはそもそもエシュロンは「まるっきり全ての通信を収集」しているわけではないのでしょうか?とにかくエシュロンのデータ収集の仕組みについて納得できるようなイメージそのものが沸かないので大づかみにイメージが沸くように解説していただければ幸いです。
またエシュロンは、torを介してしか利用できないWebメールクライアントを使ってのメールのやり取りであっても発信者含めて傍受できるのでしょうか?
そうだとしたら日本のサイバー警察を超えた技術を持っていることになり、米国内の捜査機関をも凌駕していると思われますが、一般的な犯罪ではエシュロンから情報が提供されないのはアメリカでも縦割り行政というものが健在しているからですか?
以上、部分的に回答してくださるだけでもとてもありがたいのでよろしくお願いします。