>国へのコネが太い東大卒である
事が無関係ではありません。
の意味がいまいちよく分かりません。この東大卒とは教授とかの事ですか?
教授には限りません。ここで言うコネとは
先輩と後輩といった人間関係のことです。
最近国家公務員の採用方法なんかが変わってきているんで
傾向はちょっと違ってきているんですが、歴史的
流れもあって、お役所のトップは殆ど
東大OBなんです。
研究開発予算は、産業経済省、文部科学省
などから出ています。予算の使い方は
基本的には国会の承認を得ますが、
こまかな分配は各省庁が決めていました。
また、郵政問題でも話題になった、特殊法人
への資金の流れのように、国会を通さず、
大蔵省、郵政省が勝手に郵便預金を
使うといったお金の流れもあって、公的
資金の使い道はお役所の自由になっていた
んです。そしてそのトップの殆どが東大OB
ですから。
例えば東大OBで、どこかの研究機関で
働いている人が自分の研究内容を
国の予算でやりたいと考えます。
特定の研究分野について国が予算出す
ため、研究課題を募集したりするんです。
研究の内容を説明にお役所に出向くと、
そこには自分の先輩がいたりするんです。
見ず知らずの他人より、話が通りやすい
わけです。つまり学閥といって、人間どうし
のコネがあるわけです。
大学への予算配分も、東大が全体の半分、残り
の半分を京大。そしてその残りを地方国公立
大学が細々ともらうといった仕組みでした。
地方の国公立大学の先生が、東大もやっていない
ような最新の研究課題で予算を申請すると、
東大もやっていないのにまだ早いんじゃないの?
とか言われて予算が下りないなんて事がよくあった
んです。
大蔵省の査察を受けながら、各銀行が
不良債権を隠し続けたという問題があり
ましたが、これも東大OBどおしのコネで
内々でうまくごまかしていたんです。
各銀行には必ず東大OBの人が大蔵省対応の係り
として任命されていて、この人たちが大蔵省に
いる先輩とうまく連絡をつけていたわけです。
何かの研究プロジェクトの内容を見ることがあったら
そのトップ(研究所ならその所長さんとか)の
経歴を見れば分かります。殆ど全員東大OBです。
大きな予算を国から引き出すには、東大OBを
置いていたほうが有利という事なんです。
世界的な評価としては京大OBのほうが上なんですが、
大学の評価は東大のほうが上なんです。
評価するとき、出された論文が
他の研究者にどれだけ引用されたか?と
いった基準で評価されるのですが、東大や
東大OBのプロジェクトが、多額の国家予算
を使うような大プロジェクトが多いので、
他ではなかなか得られないようなデータが
出ているために、引用回数が増えるんです。
研究の独創性などが評価されているのではあり
ません。
京都大学のOBと言えば、湯川博士を
はじめ単独でノーベル賞を受賞している人
ばかりです。個人に実力があるとして
高い評価を受けているわけです。
東大は小柴さんのカミオカンデですね。
アメリカで先にあったプロジェクトを真似た
だけだったのですが、浜松フォトニクスと
いうメーカーが作った、光電子倍増管という
検出器の性能が優れていたので、他では
取れないデータが取れただけです。
あのノーベル賞は、浜松フォトニクスの
エンジニアたちと共同受賞にすべき内容
だし、小柴さんの独創的アイディアなど
どのにもありません。小柴さんが東大卒だから
大きな予算を動かせただけです。
補足
親切な説明有り難うございます。 また理系の場合、研究に大型の実験施設が 必要な事も少なくなく、大きな予算を 動かせる国へのコネが太い東大卒である 事が無関係ではありません。 の意味がいまいちよく分かりません。この東大卒とは教授とかの事ですか? 本当に本当に申し訳ありませんがこの文章の意味を例を挙げて説明して頂きたいです。本当に申し訳ありませんがお願いします