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動物実験に使うマウスの雄・雌の違い
一般に動物実験に用いるマウスは、雄だと聞きました。個体差が雌よりも小さいからだと聞き、そうなんだ~って思っていました。しかし、ある文献を読んでいると、雌を使う実験もあることを知りました。そこでは、尿毒症における動脈硬化を調べるために、8週齢の雌のアポEノックアウトマウスを使っていました。参考書や資料を調べても、このマウスを使う理由が分かりませんでした。単に、雌マウスでは動脈硬化を引き起こしやすいのでしょうか?実験に使うマウスの雄・雌の差、また動脈硬化において雌マウスを使う理由を教えてください。
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>一般に動物実験に用いるマウスは、雄だと聞きました。 必ずしもそうとは限りません。メスのマウスも、よく実験に使用されます。「個体差が雌よりも小さいから」とのことですが、本当にそれほど顕著な差があるのか疑問に感じます。 性機能に関連した実験では、もちろん選択の余地はありませんが、そうでない場合、単に実験者の好みで決められるケースも多いのです。 ただ注意しなければならないのは、マウスのメスは5週齢以降性成熟して、性周期の影響が現れることです。通常性周期は個体ごとにバラバラで同調していませんから、性ホルモンの影響を受けるようなパラメーターを用いる実験には注意が必要です。 一方オスは気性が荒いので、集団飼いをすると、しばしばケンカをして傷つきます。そのため、オスを使う場合には一匹飼いをすることが多いです。 アポE欠損マウスに関しては、オスでも動脈硬化を発症しますし、オスを用いた論文も見かけます。もし読まれた文献がメスに限定したものであったのなら、尿毒症モデルを作るのにメスが使われていたためではないかと推測します。
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こんにちは。 えーと、全然シロウトなんですが.. 8週齢のマウスというと、繁殖活動が盛んな時期ですか?ですね?? そうすると、卵胞ホルモンの影響で雌の方が動脈硬化は起こしにくいと思います。雌も繁殖年齢を過ぎれば雄同様になります。なので繁殖年齢にある雌をあえて使うとすると「動脈硬化のなりやすさ」ではなくて「雌の動脈硬化になりにくさ」が必要なのではないでしょうか?