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水の伝導率について

どうもこんにちは。 仕事で水の伝導率を測ることがあるのですが、 伝導率がどういうものなのかがよくわかりません。 字の通り、電気の通しやすさということですよね? 過去の質問などから、電気抵抗の逆数を取ったもの というところまでは理解しました。 仕事でRO膜で処理した水を扱っていまして、 pHを測ると9から10くらいまであるアルカリ性の水なのです。 ですが、伝導率は20μS/mくらいなのです。 (この感覚が違うのかもしれないですが) アルカリ性ということは、OH-イオンが残存していて、 結構な値の伝導率になりそうと考えたのです。 そこで、精製水に水酸化ナトリウムを溶かし、 同じくpH9~10くらいの水溶液を作ったのですが、 伝導率は100μS/mくらいになってしまいました。 高校化学は理解してるつもりですが、 この差がよくわからずに悩んでます。 よろしくお願いします。

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noname#160321
noname#160321
回答No.2

>純水がpH7とは限らない、というのがちょっと理解できないのです。 ごもっともです。私もそう思います。ですが [H+]*[OH-]=10^-14 というイオン積は非常に小さなものです。 分母はちゃんとあるから、意味は違いますが([H2O]=55.6mol/L) 溶解度積と比較すると [Ag+]*[Cl-]=10^-10 となりいかに水が解離しにくいか分ります。 となると、ごく微量の酸、塩基が存在するだけで「測定した」pHは大きく動いてしまいます。 ですから [H+]*[OH-]=10^-14 というのはあくまで「定義」であって、緩衝溶液を使わずに安定したpH=7.0の状態を作り出すことは非常に困難です。 m(_ _)m

noname#160321
noname#160321
回答No.1

>pHを測ると9から10くらいまであるアルカリ性の水なのです。ですが、伝導率は20μS/mくらいなのです。 >そこで、精製水に水酸化ナトリウムを溶かし、 同じくpH9~10くらいの水溶液を作ったのですが、 伝導率は100μS/mくらいになってしまいました。 pHと電気伝導度はまったく別ものであることを理解されていますか? [H+][HO-]=10^(-14) でpH=7では 伝導を支えるイオン数は2×10^(-7) 一方pH=8では イオン数は 10^(-6)+10^(-8) で五倍近く違います。 さらに純水をpHメータで測ると電極の性質に由来する「ゆらぎ」が実際のpH値から大きくずれた値を与えます。 イオン性物質を溶かせばイオン数にはゆらぎがありません。 ですので、緩衝されていない水のpH測定は「あやうい」、「純水のpHは7とはかぎらない」と私は教わりました。 m(_ _)m

sti_ver2004
質問者

お礼

どうもありがとうございます。 >pHと電気伝導度はまったく別ものであることを理解されていますか? してないです 苦笑 >イオン数は五倍近く違います あ!そうですね、pH7の水には[H+][OH-]と両イオンが存在してるのでしたね。 盲点でした^^; 純水がpH7とは限らない、 というのがちょっと理解できないのです。