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経験こそがものをいう世界
経験こそがはっきりものをいう世界、職業を教えてください。 もちろん、どのような職業もそうした面はあるとおもいますが、特にそういえる世界というのはどこでしょう? その理由を特に知りたいです。 よろしくおねがいします。 私の予想では、騎手、伝統工芸、料理、などでしょうか。
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経験に基づいた『勘』が要求される世界ではないでしょうか。 『宮大工』と『木挽き』 どちらも現在の産業構造とは隔絶した位置に存在していますが、現在の科学技術では達成し得ない偉業を成し得る存在です。 宮大工の世界で有名なのは「西岡常一棟梁」でしょう。 NHKのプロジェクトXで有名になりました。 薬師寺の金堂、西塔の建立のエピソードはまさしく経験がなければ成し得なかった偉業の宝庫です。 すでにご存知かもしれませんが少々ご紹介すると、 「再建された西塔は東塔よりも1.7メートル高く造られています。これは創建当時そのままを再現した結果で、今から500年も経てば東塔と同じ位の高さまで沈むそうです。そこまで計算して造ったそうです。」 「金堂の屋根のそりは設計図よりも跳ね上がっているそうです。そりを決める木材を木取りする職人にある日突然『5cm上げろ』(数字は自信なし)と言ったそうです。風雪に耐えて木材が落ちつけば設計図通りのそりになるとの経験から導かれた『勘』で指図した場面です。」 その他は参考URLなどを見てください。 http://www.wood.co.jp/kohara/nihonjintokinobunka/1-4.htm 次に現役の木挽き職人として木を読ませたら右に出るもの無しと言われている方が「林以一氏」です。 一本で数億円はする丸太から機械の製材機では成し得ない製材を「大鋸(おが)」一丁で伐り出します。 木の内部は外から見ただけではわかりません。 木は生き物ですから均質であることなどないからです。 丸太を見ただけで産地を言い当て、さらには木が育った環境さえも見抜いてしまう眼力のすごさには驚くばかりです。 私も少々木挽きを嗜みますが、全く足元にも及びません。 今日の大工が爪の垢でも煎じて飲めばシックハウス症候群や欠陥住宅など一掃できるのにとの思いに駆られます。 私にとっては雲の上の存在などで多くを語ることさえ憚られます。 詳しくは参考URLを参照してください。 http://www.geocities.co.jp/NatureLand/3643/lestroom/kobiki.htm http://www.kt.sakura.ne.jp/~cobito/
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- kenchin
- ベストアンサー率56% (398/700)
私も、どの世界でも「経験こそが物をいう」と言えると 思いますよ。 ある物事を成し遂げるのに、のんびり考えて、解らない部 分は実験で把握できる仕事で、経験を積んでも腕が大きく あがらない(学校出たてと同じ品質)って方が希かな? ただ、「経験が無いと大問題になる」って職業でしたら ちょっと話は違いますかね。 人の生き死にに直結しちゃう仕事なんかは、その例に入る とも思います。 例えば医師・消防士・パイロットなんて職業の方とは できたら経験豊富な人に当たりたい物です。
どんな世界でもそうだと思うのですが 『職人』 と呼ばれる立場になると/思われるレベルではみな『経験こそがモノをいう世界』だと思いますよ。 それは技術系でも事務でも営業でも同じです。 細かな機微を読み取り即座に状況に応じた対応をするためには、数多い引き出しの中から適切な手法を選ぶのが簡便だからです。
医者もそうだと思います。 最新の医療技術ももちろん必要ですが、手術等には熟練した腕が必要ですし、より多くの症例を目にした経験からできる診断もあります。 科学者も経験が必要ですね~。 様々な実験手法に熟練することはもちろん必要ですし、試行錯誤を繰り返して学んでいくものがたくさんあります。 「ひらめき」だと思っているもののほとんどは、それまでに積み上げた地道な経験に裏づけされているんですよっ。
- kasutera
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醸造関係の杜氏なんてどうでしょう。 経験だけではなくて、分析法とか、いろんな計算とかもできなくてはいけないけど、やはりどうしても、かんや経験も必要です。
補足
どうも、ありがとうございました。 とても勉強になりました。