• ベストアンサー

来年の参議院選挙に関する発言

<来年の参院選「厳しい戦い」> http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060424-00000258-mailo-l25 以上の記事で青木氏が 「戦後20回参院選を戦ってきたが、来年の選挙ほど厳しい戦いはない」 と発言をされていますが、こんなに異常な危機感を持っているのでしょうか。新聞記事だけではイマイチよく分かりません。民主党の小沢代表も 「来年の参院選で自公を過半数割れに持ち込めば政変が起きる」 と発言を連発されていますが、これもよく分かりません。そこで質問です。 1)青木氏はなぜ「厳しい」と発言したのか? 2)小沢氏のいう「政変」とは何のことか? ご教示頂ければ幸いに存じます。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • sudacyu
  • ベストアンサー率35% (687/1961)
回答No.1

1)  イ.仮に楽勝であっても・・・  選挙前は、危機感を煽って求心力を作り出し、組織全体を引き締めるものですから、必ず「厳しい」と言うでしょう。  ロ.実際に厳しい  小泉体制になって、今までの自民党選挙システムが一部弱体化しました。具体的には、談合を背景にした建設業界、特定郵便局、医師会など、主に旧橋本派の地盤が弱くなっています。  それに代わって、小泉流劇場選挙で民主党の消極的支持票である無党派層を取り込んできました。これが、仮に小泉引退で失われるとすると、弱体化した選挙システムで戦わなければいけません。 2)私の想像ですが、公明党の方針変更でしょう。  公明党は、55年体制の万年野党から、細川内閣の与党を経験、その後野党に戻った後、自民党と連立与党を組むようになりました。  現在のところ、公明党議員たちは、政策的には自民党より近いはずの民主党と連立を組むことより、与党であることの立場の強さを選んでいます。    しかし、今度の参議院選挙で、公明党がその組織力を使って自民党を支えて選挙を戦っても、勝てなければ、次回の衆議院選挙で負けて野党に転落という可能性が現実味を帯びてきます。  公明党は、キャスティングボードを握って、常に与党の側に立つという戦略も可能です。(浮動層に支えられた政党であれば、豹変は支持の喪失になりかねませんが、公明党の場合は政策変更しようと、支持層は固定しています。)  公明党は与党議員の立場の強さを長期間経験した以上、参議院選挙で敗北後、小沢新代表から連立の誘いを受ければ動くかもしれません。  自民党は政権を持っていることを核に成立している政党です。  公明党の選挙協力のなくなった自民党は、何か起死回生の手段がない限り、数度の国政選挙で自壊するかもしれません。

nagarjuna
質問者

お礼

>小泉体制になって、今までの自民党選挙システムが一部弱体化しました。具体的には、談合を背景にした建設業界、特定郵便局、医師会など、主に旧橋本派の地盤が弱くなっています。 参院選は、利権選挙だって言う方もいますからねえ。 >公明党は与党議員の立場の強さを長期間経験した以上、参議院選挙で敗北後、小沢新代表から連立の誘いを受ければ動くかもしれません。 なるほど。なるほど。毎度 sudacyu さんの分析にはうならされるばかりです(^_^)。ご回答ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • tachiuo
  • ベストアンサー率32% (92/279)
回答No.3

来年の参議院選挙は、自民党議員の改選が多いのです。2001年の選挙で「小泉ブーム」に乗ったわけですから。したがって、自民党が「増える」という要素は元々あまりないのです。参議院自民党は112議席。次回改選は66(党籍を離脱している扇千景議長を含めれば67)、非改選は46です。すなわち、前回(2004年)並なら、約20議席減ることになります。公明党の改選も24議席中13ですね。改選の方が多い。それに、共産党の巻き返しもあるかもしれません(可能性は低いが、たまに、共産党は元気になることがあるんですね…)。かつて800万票取ったことがあります。もちろん、民主党の頑張りがもっとも結果を左右することではありますが。特に、次回から増える1人区。かつて、自民党が大敗した選挙で、1人区で3つしか取れなかったこともありましたから。

nagarjuna
質問者

お礼

>来年の参議院選挙は、自民党議員の改選が多いのです。2001年の選挙で「小泉ブーム」に乗ったわけですから。したがって、自民党が「増える」という要素は元々あまりないのです。 数字に裏付けられたご回答ありがとうございました。なるほど。なるほど。要するに自民党としては、タイミング的に「やりたくない」選挙だということなんでしょうね。

回答No.2

前回の参議院選挙での獲得議席は、与党=60、野党=56(非改選;与党=79、野党=42)となっており、来年の選挙で与党の過半数割れに追い込むことは困難ではありません。こういったことから、青木氏の厳しい発言があるのだと思います。 もし、与党が参議院で過半数を割れば、ご存知の通り衆議院を通過した法案が参議院で否決され、衆議院に戻されて2/3の賛成が必要となります。こういった状態は政治が不安定になるため、衆議院の解散に至る可能性があります。小沢氏は、ここに追い込みたいと想定していると思われます。 その後の衆議院選挙で、先日の補選のような民主党に風が吹けば、ひょっとすると民主党政権が誕生!!なんてことがあるかも…として、小沢氏は政変が起きると発言しているのではないでしょうか。

nagarjuna
質問者

お礼

>前回の参議院選挙での獲得議席は、与党=60、野党=56(非改選;与党=79、野党=42)となっており、来年の選挙で与党の過半数割れに追い込むことは困難ではありません。こういったことから、青木氏の厳しい発言があるのだと思います。 千葉7区での小沢氏の野戦指揮官ぶりには驚かされましたよ。 >与党が参議院で過半数を割れば、ご存知の通り衆議院を通過した法案が参議院で否決され、衆議院に戻されて2/3の賛成が必要となります。 参院選で勝てば外堀が埋まる。公明党や自民党守旧派が造反すれば内堀も埋まる、そして大阪城落城なんて小沢氏は考えているのでしょうか?ご回答ありがとうございました。

関連するQ&A