差別用語と大和言葉
めくら・つんぼ・おし・きちがい・・・などが差別用語だそうです。
しかし、これらは日本固有の大和言葉であって、これらの代わりに用いられる漢語表現である「盲目」「聾唖」「狂人」などがOKというのがイマイチ納得できません。
もちろん差別される側にとっては、自分や自分の家族、親友のハンディキャップに対して直接的表現を使ってほしくない、という気持ちはわかりますが。
極端に言えば「中国語はOKで日本語はダメ」ってことですか?
最近ではディズニー・アニメの「ノートルダム物語」。あれって昔の人だったら「ノートルダムのせむし男」だとすぐにわかるし、現にアニメの中でも「せむし男」が描かれていますよね。
また、英語圏ではblind, deaf, wordless, crazy といった言葉はよく使われていますよね。これらは彼らにとって「差別用語」にはならないのですか?
テレビや映画の中では、殺人や詐欺や薬物濫用などの「悪いこと」が表現できるのに、これらの言葉が使用できないというのに不自然さを感じています。
これらのメディアの制作者側の人たちだって、差別しちゃいけないから使わないのではなく、使ったことで叩かれたくないから使わないのは見え見えですし。
私たち観客側から見ると、使わないことで不自然さを感じ、むしろそのことを目立たせてしまっているように感じるのですが。
私はどんなに無垢なことを言っていても誰しもが差別意識を持っていると思っていますので、めくら・つんぼ・おし・きちがい・・・などの言葉が最初から単なる事実の描写以外に差別的な意味合いを含んでいたと思います。
しかし、これらの大和言葉を比喩的に用いる場合にも「差別用語だからダメ。外国語ならOK。」というのに引っかかりを感じます。
皆さんのご意見をお聞きしたいのでよろしくお願いします。
お礼
なるほど。よく分かりました。 すばやい回答、ありがとうございました。