読んで見ると面白いですよ。テレビゲームの「信長の野望」や「三国志」の基本情報の収集用にと関連した小説を読んだのをきっかけに歴史小説を読み始める人、ジャニーズが好きでNHKの大河ドラマを見始めて、歴史小説に目覚めた人など若い世代でも意外なきっかけから歴史小説にはまる人がいるようです。
あなたもただの食わず嫌いかもしれません。意外と好きになるかも。
歴史小説にもいろいろあります。伝記ではないので史実にもとづいてはいますが作者の想像や創作も入りますし、どのような視点で人物を描くかでも作品は大きく変わります。たとえば信長にしても昨年売れた 信長の棺 や 覇王の道 などは今までとは一味違った信長像を描いています。信長も尾張出身なのだから「~だぎゃ」としゃべらせてみたり、日本どころか世界征服の構想を披露したり。単に歴史の事実を追うのでなく戦の勝敗について組織論的に分析したり、経済学や文化人類学、民俗学、宗教学などもからませて考察したりと筆者の個性が出て楽しませてくれます。
今のマンガの方がよっぽど商業的でワンパターンなモノマネが蔓延していてしらけてしまいます。
おじさんが歴史小説好きなのは今も昔も変わりませんが、歴史小説自体は大きく変化してきているのを理解しておいてください。
さて、おじさんが歴史小説好きな一般的な理由。
1)登場人物になじみがあり、大まかなストーリーも分かっているため、期待はずれがない。読んで損したというリスクが少ないから。
2)歴史通であることを人にひけらかしたいのでその情報源として。また取引先などのお客との共通の話題の収集元として。一般常識の蓄積のため。
3)あまり頭を使わなくても読めるので。マンガはさすがに人前では恥ずかしいし、週刊誌や新聞も結構かさばるし毎日買ったのではお金もかかる。文庫本はコンパクトでカバンの中でも邪魔にならない。中古で買えば安く済む。
4)推理小説やSF、ファンタジーなどは非現実的な絵空事でウソが見えてしまうと興ざめして物語にのめりこめない。
こんなとこでしょうか。
お礼
みなさまご回答ありがとうございました!