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妊娠初期のりんご病を検査する際の費用と保険適用について
- 妊娠7週の妊婦がりんご病の検査を申し出たが、自覚症状がないため実費20000円が必要とされる。再来週に病院に行く際、症状があれば保険内で検査可能か不安になった。
- りんご病に感染している妊婦の一部は自覚症状がないとされる。つわりや下痢などの症状が出ているが、医師に答える前に自覚症状がないと答えてしまい、保険内での検査ができないのではないかと心配している。
- りんご病の検査を保険内で受けたいという妊婦の質問。症状があれば再来週の病院で検査できるか、また何か良い方法はないかとの相談である。
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私、医師ではあっても新生児科医であって産婦人科医ではありません。で、一応「アドバイス」ということで‥。 妊婦さんがリンゴ病(伝染性紅斑)に初感染した場合、流産や胎児水腫を引き起こすことがあります。胎児水腫は、子宮内胎児死亡や児の循環不全からくる 神経を含む各種の障害 を児にもたらすことがあります。その他、児への影響が少なければ子宮内発育遅延や低出生体重児くらいですむこともありますし、胎児水腫になっても自然軽快することもあるそうです。母体のパルボウィルスB19(リンゴ病の原因ウィルス)抗体の陽性率は30%前後で決して高くはないようです。しかし実際の医療現場では胎児水腫はたびたび経験しますが、パルボB19により惹起されたと考えられる症例はあまり多くはありません。妊娠中に母親がパルボウィルスB19に初感染した場合の児への胎内感染成立率は33%、胎児死亡は9.1%、胎児水腫例はわずか0.5%という報告もあります。ただ、妊娠初期(8~24週)にはそのリスクは若干上がるようです。 さてそこで、検査なのですが、パルボウィルスIgM, IgG抗体の検査であれば、検査自体は無保険で5000円以下でできると思いますし、症状が無くても「伝染性紅斑感染疑い」という病名で保険も利くと思うのですが‥。ウィルスを直接検出する鋭敏な検査であれば保険は利きませんが、スクリーニングという意味ではIgM, IgG抗体で十分だと思います。今回の場合は、個人的にはNICU(新生児集中治療室)の併設されているいわゆる大きな病院の産婦人科で相談されてみるのがいいと思います。そのときには「感染の疑いがなければ元の産婦人科で産みたい」と言って元の産婦人科で何喰わぬ顔で出産されるのも可能でしょうし。 ま、そんなわけで、何かと後から「あーしとけばよかった」とかって後悔するのはよくないので、今のうちに他医の意見やなんかを求めてみてはいかがでしょうか。ただ、胎内感染が証明されたとしても、児の発症率としてはそんなに高くはありませんし、あなたの初感染の疑いが濃厚な場合でも厳重に超音波検査等を行い、そこでたまたま胎児水腫傾向があっても児にとって最適な分娩時期が決定されるはずですから、過度の心配は無用と思います(他人事って感じだけど‥)。あーだこーだ思い悩んでもどうにもならないし、そういう心理状態の方が胎児に悪影響を及ぼしかねませんしね。 で、もう一度。NICU併設の大きな病院で相談されるのをお薦めします。
お礼
早々のアドバイスありがとうございます。 今通っている病院は大学病院で、周産期母子医療センターが併設されています。28日に検診があるのでその時に「伝染性紅斑感染疑い」で検査をしてもらうようにします。無保険で5000円は安いですね。2万円といわれ驚いてたところに5000円はまたまたびっくりです。3割保険で適応されても6000円ですがおっしゃるとおりあーしておけばよかったと後悔はしたくないので、がんばって言ってみます。アドバイスありがとうございました。またwahaha_sみかけたらよろしくお願いします。本当にありがとうございました。がんばります。