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科目の読み変え、振り替え

大学職員で教務に配属されました。18年度から新しいカリキュラムです。旧カリキュラムでの「英語A」を新カリキュラムの「英語基礎」に「読み替え」ます。同じ教室で同じ時間に、同じ先生から習って、新入生にとっては「英語基礎」で、2年生以上にとっては「英語A」です。そこまでは分かるのですが、でも「英語A」は1単位なのに、「英語基礎」は2単位です。「いいから、いいから」と上司はいいますが、これって文科省からなんか言われないのでしょうか?

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  • a-saitoh
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回答No.9

第21条  各授業科目の単位数は、大学において定めるものとする。 2 前項の単位数を定めるに当たっては、1単位の授業科目を45時間の学修を必要とする内容をもって構成することを標準とし、授業の方法に応じ、当該授業による教育効果、授業時間外に必要な学修等を考慮して、次の基準により単位数を計算するものとする。 (1) 講義及び演習については、15時間から30時間までの範囲で大学が定める時間の授業をもって1単位とする。 (2) 実験、実習及び実技については、30時間から45時間までの範囲で大学が定める時間の授業をもって1単位とする。ただし、芸術等の分野における個人指導による実技の授業については、大学が定める時間の授業をもって1単位とすることができる。 3 前項の規定にかかわらず、卒業論文、卒業研究、卒業制作等の授業科目については、これらの学修の成果を評価して単位を授与することが適切と認められる場合には、これらに必要な学修等を考慮して、単位数を定めることができる。 こうなっています.が,実際の運用にはこれにいくつかの解釈が加わって,週1コマ×半年で演習は1単位,授業は2単位というのがもっともありふれた単位数になっています. 週1回90分×(14回講義+1回試験)=22.5時間.(1)の規定に従うならこれでは1単位しか出せませんが,実際には『授業時間外に必要な学修等を考慮し』と条文にあるところから,「予習復習で自宅学習している」という理由で時間を追加して,2単位を出しています. 演習,実験、実習及び実技は,予習復習が要らないという建前で,1単位のことが多いですね.実際は体育実技のように本当に自宅学習が不要なものもありますが,座学の授業より時間外作業が多い実験実習でもその実態には目をつぶって1単位です.  また,時間割表上は半年2単位なのに,実際は通年で授業してやっぱり2単位しか出さないという事例もたまにあったり. と,こういうように大学による裁量が幅をきかせている一方で,「半年の講義は14回と決まっている.休講したあと補講しないとか,最初から講義予定が12回しかない,とかいうのはまかりならん.講義時間数はちゃんと確保すべし」というプレッシャーが文科省から加えられたりもしています. こういう状況なので,『各授業科目の単位数は、大学において定めるものとする。』という各大学の裁量の範囲がどれだけなのかが,文科省の裁量次第と考えるしかないようですが. そういうわけで, ・同じ授業を別のカリキュラムの学生が一緒に受けて,カリキュラムが  違えば異なる科目名あつかい. →これは皆さん意見が一致していますように OK ・同じ時間数の授業で1単位だったり2単位だったり.  →これはグレーゾーン  法律の条文を素直に読む限りは,大学の裁量の範囲とも言えます.だがもし「望ましくない」と文科省が言えば大学が「裁量の範囲内だからこのまま変えない」と突っぱねることが可能かというとはなはだ怪しいですね. とはいえ,「同じ授業だが,宿題の量を変える」とかの方策を採ればOKになるようにもおもいます. で,当初の「これって文科省からなんか言われないのでしょうか?」という質問に関してですが..誰かが国会議員をたきつけて,文科省に電話させるとか,国会で「こういう実態は不適切ではないか」と質問させるとか,したら文科省が何か言うであろうことはほぼ確実ですが.そうでなければ,何も言わないと思いますよ.カリキュラム切り替えの過渡的措置でいろいろ苦しい意味換えをしないと行けない台所事情は分かっているはずなので.というか,完成年度を過ぎた大学に関しては,科目ごとの単位数と読替の関係みたいなところまでは見張ってないと思いますし. それより,昨年度までの英語Aが1単位だったってのが気になります.英語Aは演習/実習科目だったのでしょうか?それとも,1/4年間のクォーターの授業科目だった?

saosika
質問者

お礼

丁寧な説明ありがとうございます。 でも実を言うと、皆さんの回答をありがたく読みながら、少し嫌気がさしています。すいません。 英語Aが演習か、実習科目かもよくアタマに入っていませんでした。ちゃんと仕事をしないといけませんね。でもやっと完成年度を迎えたと思ったら、またカリを変え、3つの世界がひとつの大学に!といった状態で、みなオーバーワークです。 回答をプリントしてゆっくり読んでみます。勉強します。

その他の回答 (8)

  • hugahuga
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回答No.8

No.7の補足です。 大学設置基準第21条を参照ください。 この条文を無視して許認可をしてる役人がもしいるとしたらそれ自体が問題です。

saosika
質問者

お礼

第二十一条 各授業科目の単位数は、大学において定めるものとする。 読みました! ありがとうございました。

  • hugahuga
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回答No.7

No1、No6の回答に疑義がありますね。 まず、カリキュラム世代によって受講可能な科目群がそれぞれ設定される事は当然であり、これは「カリキュラムが新しくなった」という漠然としたことではなく、学則もしくは履修規程等で明瞭にされるべきものです。 >>新カリは2年生以上はとれないし、旧カリは新一年生は取れないのです。別のシステムです。 それでもOkなのですね。 ■OKです。新カリと旧カリを受講する学生が1年生と2年生でごちゃごちゃになってはいけませんが、「カリキュラムが新しくなった」ことで区別されるので問題ありません。 カリキュラム世代のそれぞれにおいて同じ時間数の同一授業の履修によって認められる単位数が異なることはありえますし、その事自体に問題があるものではありません。その点では各世代毎での取り扱いにそれぞれ統一性があれば問題がない点(回答の「おそらく新カリ…」部分の回答)は間違ってはいません。 >>勉強嫌いの学生は、同じ事をして1単位しかもらえないのに、2単位もらえる人がいるのはな~と言いそうですが。 ■おそらく新カリの1単位と旧カリの1単位は全体のカリキュラムや取得単位数で価値が異なるようになっているのでしょう。このような場合、単位数の数え方が新旧カリで異なるので、学生が受ける授業内容に差が無いように読み替えします。全く問題ありません。 しかしながら、以下の点は明らかに間違っています。単位数の考え方は大学設置基準に定められている他はなく、それは幅はあるものの学修の時間を勘案して各大学で定めること、とはっきり規定されています。よって、以下の回答は明らかに誤認識です。 もし、文部科学省の関係者が本当に回答しているのであれば、先輩諸氏に教えを乞うてもう少し勉強してください。 ちなみに今時、文部科学省の人間が本省のことを文部省とは言わないと思いますけどね。 >>また、補足ですが、単位数は期間や時間数で規定されるものではありません。また、この点については文部省のチェックはきちんとされます。そうであっても問題ありません。 (私は、まさしく、その手続きと許可をする立場にある者です。)

saosika
質問者

お礼

ありがとうございます。 実を言うとこんなにくわしい回答が次々に寄せられるとは思っていませんでしたので、とまどっています。 (自分が質問しておいてすいません。) 設置基準法その他、よく読んで勉強してみます。 でも、そんなことせずに上司のいうとおりにしていようかな~。とも思います。 No4の「良いか悪いかではなく大学の倫理の問題です」はちょっとぐさりときましたが。

noname#39684
noname#39684
回答No.6

No1です。 >新カリは2年生以上はとれないし、旧カリは新一年生は取れないのです。別のシステムです。 それでもOkなのですね。 ■OKです。新カリと旧カリを受講する学生が1年生と2年生でごちゃごちゃになってはいけませんが、「カリキュラムが新しくなった」ことで区別されるので問題ありません。 >勉強嫌いの学生は、同じ事をして1単位しかもらえないのに、2単位もらえる人がいるのはな~と言いそうですが。 ■おそらく新カリの1単位と旧カリの1単位は全体のカリキュラムや取得単位数で価値が異なるようになっているのでしょう。このような場合、単位数の数え方が新旧カリで異なるので、学生が受ける授業内容に差が無いように読み替えします。全く問題ありません。 また、補足ですが、単位数は期間や時間数で規定されるものではありません。また、この点については文部省のチェックはきちんとされます。そうであっても問題ありません。 (私は、まさしく、その手続きと許可をする立場にある者です。)

saosika
質問者

お礼

■おそらく新カリの1単位と旧カリの1単位は全体のカリキュラムや取得単位数で価値が異なるようになっているのでしょう   でも先生方は面倒なのか、シラバスは同じ文章でした。大学の本音は、なるべく時間数を減らしたち。 非常勤の先生を減らしたいといった感じです。  専門の方の回答に、少しびびれています。 でもありがとうございました。上司にも教えます。

  • aoren1116
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回答No.5

カリキュラム変更に伴う移行期間ですので、こういったことはしばしばあります。 学年によって差をつけているような気がするのはわかりますが、学年間で比較するのはナンセンスなのです。これまで授業+自宅学習で1単位分の学習内容とみなしていたものを、カリキュラム改正に伴って2単位分であると、大学が裁量の範囲内でそうみなすことにし、入学時点で1年生には2単位、2年生以上は1単位と約束しただけのことです。1年生と2年生以上は4年間で学習する内容が異なりますので、同じものを比較しているかのように思うでしょうが、違う科目なのですから比べてもしょうがないことなのです。 もちろん、本当は1年生だけ別々にやるのが、誤解を生まない意味で望ましいかもしれません。ですが、教員の授業時間超過や教室の確保、時間割などの現実を考えると、事務・教員・学生それぞれに負担がかかります。したがって最大公約数をとった妥協の産物としての「読替え」だと思いますし、移行期間はとかくそういったかたちの経過措置をとらざるをえません。上司もそのへんを言い含める意味で、「いいから」と言ったのだと思います。

回答No.4

大学に関る規則は各種法律や施行令、文部科学省通達などで細かく決められています。 お尋ねの単位認定については大学設置基準に単位の定め方まで決められていますのでご参照ください。 基本的に単位とは学生に課せられる学習量であるとお考えください。例えば講義及び演習の1単位は15時間から30時間の範囲で大学が定める時間分の学修を必要とする内容という意味です。 同じ科目を2年には○○論、1年には△△論として受講させることは全く構いません。しかし、このように同じ授業「内容(学修量)」であるにもかかわらず違う単位を認める事はありえません。 大学は単位認定の基準を自由に定めること(但し学則に明記)はできますが、同一学則の中ではその基準はあくまで同一に適用されなければなりません。文部科学省から何かいわれるとかそういうレベルのことではなく、大学の倫理の問題です。 ただし、時間割がすでに編成され、2単位を認める世代に対して現段階で余計に学習時間の設定をすえことも難しいと思います。その場合、設置基準は学修の成果(果実)に対して単位認定することも認めていますので、1単位の相当する課題を2単位世代に課して、授業は共通で1単位だが、レポートその他でプラス1単位分を認定するということ可能であり、合法行為であると考えて差し支えありません。

saosika
質問者

お礼

変化がないときは、教務課は、学期の変わり目以外は 暇そうな部署で羨ましかったけれど、 改組、改組で毎年のようにカリキュラムが変わり 本当に目が回る忙しさです。 プリントして上司にも見てもらいます。 ありがとうございました。

回答No.3

そういう感じの授業が行われているのを目にしました。受講してはいませんでしたが。 通常学期(2単位分)+集中(2単位分)というスタイルになっていて、○○年以後の入学者は2単位でいいので通常学期中のもので終わりで、そこまでの成績で単位認定が行われていました。○○年以前の入学者については、集中講義として開講された時間とあわせての成績で単位認定が行われていました。このスタイルだと、授業を担当する先生がかなり苦労と工夫をされたと聞いています。 同じ時間数で「英語A」も「英語基礎」もやるんですかね。先生は楽かもしれないですし、文科省も何も言いはしないでしょうが、学生が損害賠償請求とか不利益だとか言い出したら、ちょっと面倒なことになるんじゃないでしょうか。

saosika
質問者

お礼

学生はたぶんきがつかないでしょう。 りがとうございました。

  • a-saitoh
  • ベストアンサー率30% (524/1722)
回答No.2

普通の(演習でない)授業は,週1回×半年で2単位と決まっています. 演習だと1ですが. そういう意味では,同じ授業で1単位だったり2単位だったりというのはちとまずい.ですが,誰からたれ込まない限り文科省がそこまで監査はしないと思いますが.

saosika
質問者

お礼

安心しました。

noname#39684
noname#39684
回答No.1

「読み替え」は「Aの科目とBの科目を同じ内容とする」ということです。けれども、それぞれの科目で何単位与えるかは別のことで、それは大学の裁量に任されています。 たとえば、卒業までに英語を2単位とることが必要な場合、旧カリでは基礎英語1科目でよかったのが新カリでは英語Aに加えてもう1単位とらなくてはなりません。 文部省が管轄するのは「卒業までに何単位とったか」と「何の科目をとったか」であって、それぞれの単位数は関知しません。通常、科目の単位数を減らすのは、開講科目数が増え教員の人件費が増えるため、あまり行われません。学生にもっと授業を受けるようにするためには1科目あたりの単位数を減らします。

saosika
質問者

補足

確信に満ちた回答ありがとうございます。文科省から怒られないことはわかりました。安心しましたが、念のためおききします。 新カリは2年生以上はとれないし、旧カリは 新一年生は取れないのです。別のシステムです。 それでもOkなのですね。同じ店で売っている同じ品が 値段が違っても、客がよければいいということですね。勉強嫌いの学生は、同じ事をして1単位しかもらえないのに、2単位もらえる人がいるのはな~と言いそうですが。

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