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小沢アレルギーについて

政界やマスコミでも「小沢アレルギー」という言葉がよく使われますが、結局誰がどうしてアレルギーを感じてるんでしょうか? マスコミ報道でも、それが民主党の内部の勢力だったり、あるいは自民党だったり、あるいは国民自体だったり、文脈によって色々な意味で使われている様子です。この「小沢アレルギー」という言葉について質問したいと思います。 1)小沢アレルギーを感じる主体 2)小沢アレルギーが起きる理由 以上の件についてご回答お願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • sudacyu
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回答No.2

 小沢一郎氏の過去の経歴を見れば、一目瞭然でしょう。 竹下派七奉行 (たけしたはななぶぎょう )時代  昭和62年 (1987年 )、竹下登 が結成した経世会 (竹下派)の中で、竹下の後継者として目された7人の有力政治家 一人であった。  1989年、海部俊樹内閣時に自民党幹事長。  7人の概略 奥田敬和 (通称「ケンカ屋」) 小沢一郎 (通称「豪腕」「壊し屋」「乱世の小沢」) 小渕恵三 (通称「凡人」「冷めたピザ」「人柄の小渕」「平成おじさん」) 梶山静六 (通称「軍人」「武闘派」「大乱世の梶山」) 橋本龍太郎 (通称「政界の玉三郎」「怒る、威張る、すねる」「政策通」「ポマード」「足下総理」) 羽田孜 (通称「改革病患者」「省エネルック」「ガンコ者」「平時の羽田」) 渡部恒三 (通称「ズーズー弁」「会津のケネディ」)  竹下派会長であった金丸信 が、平成4年(1992年)に発覚した東京佐川急便事件で会長職を辞任したのをきっかけに後継会長を巡る派内抗争に発展した。 この結果、派閥オーナーである竹下と、会長代行である小沢の対立が深刻化した。両者は中間派であった羽田グループの引き込みに奔走。羽田に対し、竹下は「派閥会長」「宮沢後の総理総裁」を約束し、小沢は「選挙制度改革の実現」を訴えた。強硬な政治改革論者であった羽田は、小沢に合流することを選択。羽田と親密であった奥田らも同調した。 七奉行は竹下側に立った「小渕・橋本・梶山」と、表の羽田・裏の小沢を二枚看板とする「小沢・羽田・渡部・奥田」に分裂することになる。後継会長人事で、竹下グループは竹下の側近中の側近である小渕を推し、小沢・羽田グループは清新なイメージの羽田を推した。衆院では小沢、参院では竹下が多数を占め、最終的に小渕が後継会長の座に就いた。 小沢・羽田グループは竹下派を脱会し改革フォーラム21 (羽田・小沢派)を結成した。 1993年新生党結成  その後改革フォーラム21は宮沢内閣 不信任案 に賛成し自民党 を離党、新生党 を結成、小沢氏は代表幹事に就任。   1994年新生党は日本新党、民社党、公明党と合同して新進党となる。小沢は幹事長に就任する。 1997年 新進党は分裂して解党。 1998年 小沢は自由党を結成して党首などを歴任。  一時期、自民党・公明党とともに「自自公」政権と呼ばれる与党グループを結成して、政権の内部から改革を進めようとしたものの、結局離脱。 2003年、自由党は民主党と合併する。  つまり、自民党・社会党が第一党・第二党でありつづけた55年体制を崩壊させたのも、それ以後の保守系議員を数十人巻き込むような政界再編にも、小沢一郎氏のリーダーシップが常にあったわけです。  自分の政治的立場を固定するような政策・発言を不用意に漏らすことのない、政治的可能性を後に残す人で、決断しなければならないと判断すれば迷わない、根っからの政治家です。  ですから、周りから見れば何を起こすかわからない人なので、平穏無事を望む人は、国民・与党・野党を問わず、心理的に不安感にさいなまれるということで、それをアレルギーと呼んでいます。

nagarjuna
質問者

お礼

>自分の政治的立場を固定するような政策・発言を不用意に漏らすことのない、政治的可能性を後に残す人で、決断しなければならないと判断すれば迷わない、根っからの政治家です。 詳細なご説明ありがとうございました。でも私はこういう政治家嫌いじゃないですね。政治力学をきちんと把握し、自己の立場に常に堅固なものにし、目的を達成しようとするスタンス。そんな政治家にアレルギー全く感じません。むしろ政治家らしい政治家だと思います。

その他の回答 (1)

  • ipa222
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回答No.1

1 大なり小なり小沢アレルギーに類するものはどの政治家にもあると思います。近い立場の、旧自由党や旧社会党は味方ですので、それが頼もしさに感じられているでしょうし、民主党内の自由主義陣営は政敵ですので、近寄りたくないと思っているでしょう。 2 全て自分の思い通りに支配しないと気が済まないという人間性ですので、普通は距離を置きたくなるような人種だと思います。 昨日、NHKで戦後の北朝鮮とソ連の交渉を残した資料の番組がありました。北朝鮮(金日成)の体質と、小沢一郎の体質は非常に近いですね。 当時のソ連は、できるだけ北朝鮮と関わりたくないと言っていました。関わるとろくなことにならないと・・・ 小沢党首になると、民主党は分裂する可能性が増えます。意見が違う人を許容しませんから。

nagarjuna
質問者

補足

ipa222さんご回答ありがとうございます。 参院の青木さんも「気を引き締めてやる」って言ってますから、自民党内にも「アレルギー」持ってる人がいるんでしょうね。 >小沢党首になると、民主党は分裂する可能性が増えます。意見が違う人を許容しませんから。 >民主党内の自由主義陣営は政敵ですので 出来れば小沢さんと自由主義陣営(前原さんも?)の意見の相違についてもご説明願えればありがたいのですが。それが分かれば民主党が分裂するか否かある程度見通しが付くと思うので…。