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研究者から臨床医へ転向された方にお伺いします。
医学系研究者から臨床医に転職された経験のある方にお伺いいたします。私は内科の研修をした後、医学研究者として10年ほど仕事をしてきましたが、ある事情から臨床に復帰したいと考えています。内科の知識はほとんど忘れているので、一からほかの分野でやりなおすとした場合、どのような分野ならば転向に支障が少ないでしょうか。なお、現時点では産業医(臨床医ではありませんが)はどうかと考えていますが、これについての意見もございましたらお伺いしたいと存じます。
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「激務」の意味をもっぱら「時間外労働」「夜勤」「長時間労働」「救急」と解釈した場合、「皮膚科」や「精神科」がお勧めだと思います。これらの科の場合、設備投資も少なくて済むという点では開業しやすいかと思います。 皮膚科は「熱傷」以外では上記に該当することは少なく、精神科でも「自殺企図」や「マリン・シンドロム」などは蘇生・集中医療が必要で、初期救急を除き、一精神科医の手に負えるものではなく、直接担当することは少ないと思います。 大学医局と距離を置いての開業ということになると、(1)医療過誤などが起きた場合や、自分の手に余る患者の紹介先をどうするか(2)ご自身の病気休業(休養)したい場合の代務医の手当てをどうするか、といった点について考えておく必要があり、何らかのfather hospital(後方病院)なしで開業されるのは、なかなか大変だと思います。
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- heigawa
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臨床医という言葉を少し広い意味で解釈して、アドバイスさせていただきます。 まず産業医の場合、単位を重ねて資格を取るのが大変ですが、自治医大や産業医大で1週間の集中講義と実習で資格取得が可能です。産業医の先生方からも体験を交えた実務に関する説明を聞くことができ、大変有用です。 また、保健所の所長も臨床医の知識が必須ですが、直接臨床に携わるわけではないので安心です。厚生省の技官として就職する道もありますが、概ね40歳程度が目安のようです。 老人健康保険施設の医師も、時間的な余裕も多く、急な判断を迫られる状況がすくないので、安心して従事できます。 健康診断や人間ドックの実施機関での専従医も、診断や治療のアドバイスが主体です。 変わったところでは、生命保険会社の診査医などもあります。人に頭を下げることに抵抗がなければ、楽でヒマな仕事のようです。
お礼
詳しいアドバイスをいただきありがとうございます。とても参考になりました。保健所や老健施設、健診機関での勤務も視野に入れてこれから考えようと思います。ところで、狭い意味での臨床医について、研修からやりなおすことも考えています。その場合、比較的激務が少なく、将来の開業が容易な診療科についてご意見がありましたらお教えいただけますと幸いです。できれば大学医局とはかかわりをもたずにやっていきたいと考えていますが、それは不可能でしょうか。重ねてのご質問で申し訳ございません。
お礼
重ねて丁寧なご回答をいただきありがとうございます。精神科領域には以前から興味があったので、その線で今後考えてみようと思います。本当にありがとうございました。