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「歩」は旧字体の方が画数が少なく簡単なのはどうしてですか。
「旧字体→新字体」の基準って、なんとなく、「画数を少なくして、書きやすく、簡単にする」というような感じなんじゃないかと漠然と思っているのですが、、、、 「歩」については、右下の点が無いので、旧字体の方が新字体よりも一画少ないです。これって、どうしてなんでしょうか。別に、点一つでそれ程面倒くさくなるわけでもないのですが、気になります。 どなたかよろしくお願いします。
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手書きでは、新字体を制定する以前から、一般的に(正式ではない)「歩」が“流通”していたからではないかと。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%AD%97%E4%BD%93 に、当時普及していた略字を採用した旨の記述があります。
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- garamond
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字の成り立ちは無視して、既存のパーツの組み合わせにしたいというばかげた動機によります。 「歩」の[止]の下を[少]という誰もが知っているパーツにしたのです。 それなら、「歳」と歩調を合わせればいいのに、こちらは[小]にしました。 [戈]の[ノ]とくっつきそうだから[小]にしたのでしょうか。 当用漢字 (常用漢字)、人名用漢字のほかにJIS規格というものがあります。 「歩」「渉」「頻」「賓」「歳」は常用漢字で新字体です。 「陟」「嬪」「擯」「檳」「蘋」「顰」「鬢」「穢」は表外字、「濱」は旧字体で、ともに第二水準なのでもとのままです。 問題は「捗」「瀕」は表外字であるにもかかわらず、第一水準にあるため、1983年のJIS規格で勝手に略字を作ってしまったのです。 辞書はもとより紙に印刷された出版物では正字のままなのに、ネットの世界では略字になってしまうのです。 2004年の改正で、これらは正字に戻されました。 http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0004964/0/040220jis.pdf XPのMS書体はこの改正を反映していません。 Vista搭載のMS書体で訂正されたものになります (混乱するでしょうね)。 現在、JS平成明朝W3[JISX0213:2004] (一太郎2005/2006ユーザー特典フォント) などでは、すでに実現されています。 「祇」「葛」「辻」なども正字になっています。 別の例になりますが、「貳」を略するなら、[貝]を除いた[弋]+[二]の異体字があったので、それを採用すればよかったのに、何を考えたのか「武」の類推による誤字を採用してしまいました。 「弋」というパーツはあるし、「式」を連想すればよかったのです。 おかげでウソ字を書かされて気分の悪いことです。
お礼
なるほどー、本を読んでいて時々、字体が気になることがあったのですが、理由が分かりました。ありがとうございました。
- jayoosan
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たしかにそうなんですよね。 そして中国の簡体字も右がない形をとっています。 単純に毛筆の時代に、筆を止める位置がほしかったとう説もあるようですが、はっきりとはわかりません。 「捗」や「渉」は歩をつかっていますが、こざとへん「陟」は、右がかけています。 また「濱」はどうなんでしょう。 仕事で香港と中国をいったりきたりしていたとき、香港や広東省の繁体字でも「歩」は日本と同じだったような気もします(ちょっとはっきりとは覚えていませんが)。 もしかしたら日本の新字より以前に、中国で「歩」という字が採用されていて、それが入ってきた可能性もあるような気もします。
お礼
ありがとうございます。僕は筆で字を書くなんてこと日常ではまずありえないので、毛筆で書く時の需要というのは思いつきませんでした。
お礼
流通しているものを優先したわけですね。ありがとうございました。