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可変トランペットについて

今年のF1はエンジンのレギュレーションが大きく変わって、V8化になりました。 また、それと同時にV10で使用されていた可変トランペットが禁止になってしまいました。 そこでなんですが、トランペットが伸び縮みすることで、なぜトルクの使用範囲が広がるのでしょうか? インテーク側の流速が関係してるとは思うんですが・・・。 どなたか、教えてください。

みんなの回答

  • nobugs
  • ベストアンサー率31% (1061/3349)
回答No.2

吸気は、一定の流れではなく、吸気バルブの開閉によって圧力波が発生します。 バルブ付近で発生した圧力波は、一度マニュホールドの入り口側に戻り、返波となって再度バルブ側へ帰ります。 この返波がプラスであれば吸気圧が高くなり出力が増し、マイナスでは給気圧が減少してパワーダウンします。 この、圧力波の波長は回転によって変りますので、回転数により最適なマニュホールド長も変化します。 マニュホールド長を変化することで、常に最適な吸気を行い、パワーバンドが広がることになります。 エキゾースト側でも同様ですが、排気では必要な変化量が大きいため、可変方式ではなくコースに合わせてパーツを変えている場合もあるようです。

kasure-1
質問者

お礼

返事が遅れて、本当にすいません。 返波まで関係してるものだったんですか!可変トランペットって。 とゆうことは、常にさまざまな方向からの波長を気にしなければいけないので、 最適な吸気ってのは、かなり制御が難しいのでしょうか? 更に質問をしてしまってすいません。

  • aki02aki
  • ベストアンサー率53% (176/331)
回答No.1

吸入効率の最適化が狙いですね。 吸気マニフォールド(トランペット)の長さが変わることで 管内の圧力波を調節でき、混合気の高圧縮を図れます。 すべての回転域で燃焼効率が上がり、滑らかなトルクカーブが発生します。 トランペットは短(高回転時)~長(低回転時)まで30ミリほど伸縮するそうです。 F1で使い始めたのは91年のホンダV12からで、 ピーキーな12気筒エンジンの中低速トルクを稼ぐための実戦投入でした。 もちろんその後の高回転化したV10でも有効なデバイスでした。 V8化に加え、これも禁止となるとトルクバンドが狭くなり どこを重視するのかセッティングが難しくなったでしょう。 それでもタイムは昨年レベルに追いつこうとしているのですから恐ろしいものです。

kasure-1
質問者

お礼

返事が遅れて、本当にすいません。 可変トランペットにすることで、圧力波と混合気の圧縮まで変えられるんですか、 そりゃあ、いろんなエンジンで採用するわけですね。 大変勉強になりました。 ありがとうございました。

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