呼吸は普段、(男性は腹式呼吸が多い、女性は胸式呼吸が多い)せいぜい500ccの吸気です(残気量1500cc・更に吸える量1500cc)。鼻で吸い、鼻で吐く。
訓練の時は(2000~2500cc)鼻で吸い、口から吐くのが良いです。
腹式呼吸を20分もするとセロトニンが増加してα波が出ます。
リラックスした時のα波は眠気を誘いますが、セロトニン神経を刺激して出たα波は覚醒された精神の安定を呼びます。更にθ波(不安・うつ状態)やβ波(興奮・舞い上がり)を抑制します。
横隔膜を上下させるので腸の働きが活発になり消化吸収・排泄がよくなります。
腹式呼吸・腹式発声(丹田発声)は、健康・運動・学業・音楽その他全ての基本です。
<ボイトレサイトで15分間20秒吸って30秒吐く>
20秒間吸うと言うのは聞いた事が有りません。
ボイトレと言う事は声を出すとレーニングのはず。
歌うにしても、会話・講演にしても息を吸うのに20秒もかかっていたら、聞いていられません。
吸気は一瞬です。
腹式呼吸の仕方ですが、立っていても座っていてもいいですが、鳩胸出尻、肩の力をぬいてリラックス状態でやります。
下腹前方(腹直筋)だけでなく横(外腹斜筋)・後ろ(後背筋)も膨らませるようにします。要するに下へ押し付けるようにします。そうすれば吸うというより勝手に入ってきます。
まず、ゆっくり吐きます。
1・・1秒で入れます(鼻から)無理に吸おうとしないで下さい。勝手に入る量で良いんです。)
2・・下へ押し付けて2秒静止(この時、大殿筋を締めて下さい)
3・・8秒かけてゆっくり吐く(口から)
また、大きな声を出しながら、8秒と言わず出来るだけ長く(丹田発声の練習)もやってみて下さい。おのずと腹筋力が付いてきます。
時間はあくまで感覚的なものです。