- ベストアンサー
「とんでもございません」は失礼か?
具体的な場面はこうです。当地の図書館で、ある本を借りようとしたら蔵書になかった。係の方は「すみません」とあやまったので、私は「とんでもございません」と返事した。広辞苑では「とんでもない」は「相手のことばを強く否定して、そんなことはない・冗談じゃない」の意味とある。すると1、私の返事は相手を非難したことになったのではないか。2「とんでもない」に敬意をこめたつもりながら、変な言葉遣いになったのではないか。従って失礼な言動となったのではないか。皆様、どうお考えになりますか。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
その使い方が正しいかどうかはわかりませんが、とりあえず「とんでもございません」は誤った日本語です。「とんでもない」は「ない」が語の一部として含まれている形容詞なので「とんでもない」を「とんでも」と「ない」に分解することはできません。同じ形容詞に「情けない」や「みっともない」がありますが例えばこれらを敬語にする場合「情けございません」や「みっともございません」とは言いません。同じように「とんでもない」も「とんでもございません」ではなく、この場合は「とんでもないことでございます」というのが正しい日本語です。
その他の回答 (1)
- luune21
- ベストアンサー率45% (747/1633)
「とんでもない」は、相手の感謝や謝罪の言葉に対して謙遜の気持ち表すときに使われます。すでに慣習的にも辞書的にも定着した言葉です。相手の感謝・謝罪の意を「決してそんなことはない」と打ち消すことによって成り立っています。他にリーダーなどに推挙された場合の婉曲的な断り・承諾などにも使えます。 質問者さんの会話例の流れでは、そのとおりになっており間違いではありません。 しかし「とんでもない」は問題ないのですが、「とんでもございません」は少し問題があります。 それは「とんでもない」は「とんでも」+「ない」なのではなく、一語「とんでもない」なので、「ない」の部分だけを「ございません」と変えるわけにはいかないからです。 「間違いない」は「間違い」+「ない」なので「間違いございません」と使えます。 しかし「頼りない」は一語なので「私の息子はまだ頼りございません」とは使いませんよね。 このような語は他に「くだらない」「みっともない」「切ない」などがあります。 正しくは 「とんでもない」 「とんでもないことです」 「とんでもないことでございます」 などと使うのがいいでしょう。 (と、ここまで書いておきながら、再び「しかし」と続けます^^;) しかし、いろんな調査では、多くの人が「とんでもありません」「とんでもございません」に違和感がないと答えています。定着しつつあるようです。それであれば、少なくとも間違いだと知っておくことがいっそう意義のあることになるでしょうね。 「とんでもありません」が間違いになっていない例↓
お礼
ご回答ありがとうございます。ご回答と参考URLを拝読いたしまして、目から鱗の思いをいたしました。No.1の回答者様にも申し上げたとおりに、今後口に出すことをやめにいたします。
お礼
ご回答ありがとうございます。誤った日本語であったのですね。誤った日本語を使っていたことを恥ずかしく思いましたので、今後使わないように心がけます。