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ショスタコーヴィチの5番のおすすめ
批判に応えるという意味で非常に面白い曲であるので、選曲させていただきました。 この曲の聴きどころ、そして自分が持っている演奏(そしておすすめの演奏)などを、今後の参考のために教えてください。また、「好き・嫌い」だけの回答でも結構です。この曲を1度でも聴いたことのある方に参加していただければと思います。 「ショスタコーヴィチが種蒔きゃプラウダがほじくる」というような図式がこの質問でも起こらなければいいのですが・・・ なお、この質問は本質的に困っている質問とは言えないかもしれませんが、己の知識欲を充足させるためには必要不可欠なものであるとして立ち上げたものであります。 締めきりを2002年1月10日頃に設定します。ひょっとすると少し早まるかもしれないので、ためらわずにご回答ください。
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こんばんは。 中学生の時吹奏楽部でホルン奏者してましてコンクールでショスタコの5番 4楽章を演奏しました。 ショスタコーヴィチの5番は壮大でダイナミック、色彩と変化に富んだ曲で 数ある交響曲の中でも傑作だと感じています。 5番の中では1楽章が特にいいですし、金管楽器が一度も奏されない3楽章も 哀愁漂い好きです。 聴きどころですがこの曲の場合どの楽章も、またどの部分も聴いてほしいです。 お薦めの指揮者、演奏ですが。 カレル・アンチェル指揮/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 録音1961年11月(発売元:日本コロムビア) 録音古いですが40年前とは思えないほど音質はいいです。 滑らかな完成度高い演奏です。 エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮/レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 録音1984年4月(発売元:ビクター音楽産業) ライブ録音で演奏は荒いところがあるものの何か引き付けられる魅力ある演奏です。 でわ
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- gould09
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こんにちは 実は、ショスタコーヴィチの曲は聞いた事が無かったのでCDを買って聞いて見ました。 自分が購入したCDは次の3枚です。 ■1.レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック この演奏が、自分には一番あっていて気持ちよく聞くことが出来ました。 自分の好きな響きが最初から最後まで聞こえてくるので、気に入りました。 不思議なのですが、演奏だけでなく、音が鳴っている時の響き方の質が自分にとってはとても大事なようです。 以前、ワルターが好きだと話をした時と同じ種類の話です。 ■2.ユーリ・テミルカーノフ/サンクトペテルブルグ(レニングラード)・フィルハーモニー交響楽団 この演奏はバーンスタインの演奏とかなり似ています。 しかし、こちらの演奏は好きでは有りません。 演奏は似ているのだけれど、録音方法の関係で音そのものに差が出てしまっているのかと思い いつの演奏か確認した所、バーンスタインが79年でテミルカーノフが95年でした。 昔の録音の方がいい音って事もないと思うので何か違うのでしょうね。 ■3.ウラディーミル・アシュケナージ/フィルハーモニア管弦楽団 このCDは、解説にこれ以上の名演は無いような事が書いてあったので買ってしまいましたが、 自分にはとても聞けない演奏でした。 気にいらなかったのは、演奏のいろいろな所に気持ちが落ち着かなくなるような響きを感じる所が たくさんあったからです。 この演奏を聞いていると、マーラーを思い出してしまいました。 マーラーが嫌いと言うことではなくて、すごく綺麗な音と不安定な音が共存しているところが マーラーと似ているように感じました。 ■1楽章 出だしは特にいいと思います。 直後のバイオリンの微妙な音程の節回しもとてもいいですね。 ■2楽章 出だしの弦は面白いのですが、この楽章はよく分からない楽章です。 どうも、高い音(フルート?ピッコロ?)が入ってくると違和感を感じてしまいます。 ■3楽章 一番好きなのは、3楽章の前半の弦だけで演奏している所です。 ■4楽章 後半に不思議なメロディーが入っているのが気になります。 非人間的な感じを受けてしまいます。
お礼
この質問のためにわざわざ買っていただけて、光栄です。 バーンスタインとテミルカーノフの盤の差は、指揮者の差というより、むしろオケの差ではないでしょうか。特にブラスのサウンドは違うと思います。 アシュケナージは最近チェコ・フィルとも出したようですね。これは指揮者とオケの息が合わない部分があるかもしれません。 綺麗な音と不安定な音というと、やはりマーラー的ということになるんでしょうか。マーラーの演奏もそれぞれで、病理学的解釈をしたものもあります。これはひょっとすると一概には言えないかもしれません。 1楽章のバイオリンの歌い出しは、第4交響曲の第2楽章にすでに登場させたモチーフをちょっと変えたものだと思います。 2楽章は皮肉の利いたスケルツォということをよく言われますが、僕なぞもその通りかな、と思ってしまいます。 3楽章のムードはいいですね。特に弦だけで演奏している部分というのは、各パートをさらに3つに分割しているので、玄妙な響きが出るのだと思います。 4楽章の非人間的な感じというのはなんとなくわかりますね。どことなく機械的ですしね。刻みとかがそう思う要素です。 ありがとうございました。次もよろしくお願いします。
- ADEMU
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お久ぶりです。今回は「おすクラ」はやめたんですか? さて、私が中学3年の夏休み、訃報が飛び込んできました。なんとショスタコーヴィチが死去したのです。その当時、彼の曲といえばこの曲しか知りませんでした。 NHKでは早速追悼番組を流しておりました。当然5番でした。 その当時聴いていたレコードは息子のマキシムが指揮をしたものでした。 ムラヴィンスキーの演奏はゲテモノ好きのわたしにしてはあっさりしすぎて好みにあいません。第4楽章の冒頭のあのテンポはいまではちょっと聴けない、例えばクライバーの運命のようなスピード感だと思います。対してバーンスタインなんか結構ゆっくりめにテンポをとり、コーダも同様にゆっくりめでなんかとってもショスタコらしくなくていいです。 昔はこの曲を録音するのに90分テープを使ったのですが、ムラヴィンスキーは大体42~3分なので一面にはいるのですが、ほかの演奏は47~8分なので録音できないのでこまりました。 聴き所は当然、第1楽章のビオラの二重奏の部分です。タララ~ですよ。あと第4楽章の練習番号119のバイオリンの旋律、特にあの3連符・・いいですね。 この曲はちょっとしかでてきませんが、木琴とチェレスタがいい効果を出していると思います。 あと、ホルンにとってはこの曲は地獄ですよね。特に第1楽章のソロなんかいつもどきどきしてきいています。(実際楽譜には1オクターブ下のEでかいてあるのですが、みんな括弧内の難しい方のEで演奏をやっていますね。) 最近5番はあまり聴いていませんが、久々に聴いてみようかと思います。
お礼
スコアを手許に持っていない(あるにはあるのですが)ので、なんとも言えませんが、4楽章のテンポはいろいろと速いのやら遅いのがありますね。特にコーダはそういうことで。 木琴・チェレスタは確かに効果的に使われていますね。4番よりもずっと使い方を磨いたような感じがします。あえて言うなら、マーラーの6番を想起させます。 ホルンは難しいです。この曲は全体的に音程をとりにくいので大変ですね。 バーンスタインのゆっくりしたテンポもそれでショスタコ像として素晴らしいものだと思いますよ。 ありがとうございました。
- kana32
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ショスタコの5番は、いっぱいCD出てますよね。 私が持っているのは、 ビシュコフ指揮のベルリンフィルと インバル指揮のウィーン交響楽団(確かこんな名) あと、ハイティンク指揮のアムステルダム~ です。 それぞれの印象は、 (1)ビシュコフは、輪郭がはっきりしているわりに、派手すぎず、 適度に「暗さ」もあるので、私は結構気に入っています。 演奏もさすがベルリンフィル、うまい… (2)インバルは、丁寧というか、なめらかというか…。でもそれが、力技の 演奏とは一線を隔していて、新たな5番を再発見させてくれます。 「証言」をいやがうえにも意識させてくれます。 (3)ハイティンク、一番期待していたんですが… なんか安定感に欠けるような気がします。 そのほかに、バーンスタインやアシュケナージ、ムラヴィンスキーのCDは聞いたことがありますが、どれもいまいちだったように記憶しています。 まぁこれらは人それぞれですので、私はそう思ったということですけれど…
お礼
ビシュコフの演奏はいいかもしれませんね。 インバルは全集も出していますが、やはり「証言」的な演奏ですか。ユダヤ人的なものをマーラーの演奏でよく感じるのですが。 ハイティンクも物によってはいい演奏なんですがね。ショス5に関してはそうですか。参考になりました。 僕の持っているのは、ムラヴィンスキーとストコフスキーなので、どちらも快速演奏になっています。頭の中ではものすごく速いので、じとっとした演奏を聴くとどうもしっくりきません。 こういうのも、僕がそう思ったということで・・・ ありがとうございました。
お礼
アンチェルが入れていたとは知りませんでした。ぜひ聴いてみたいと思います。 ムラヴィンスキーはある程度定番ですよね。初演も任された人ですし。 コンクールでショス5の4楽章とは、 大変でしたね。僕も1度だけオケの中で初見吹き(ラッパ)をしたものです。あの時は死にました。 どうもありがとうございました。