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下水管の施工について

自然排水時の下水管等の勾配は1度ですが    根拠は何処から来てますか?

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回答No.1

「下水管」というのは道路に埋設されている下水道管のことですか。それとも建築物内の排水管のこと? いずれにしても単純に「勾配は1度」ということはありません。 排水管の勾配は配管径が大きいほど小さく(勾配は緩い)なります。 下水道や建築物内の排水管(特にトイレからの汚水管など)は固形物を含むためそれらをスムーズに流すために勾配をいくらにするかは重要ですが、その数値は実験的、経験的に決められたものでしょう。 配管勾配の呼び方は「度」ではなく、建築物内の排水管では1/50、1/100などといい、下水道の場合は管径も大きくなり勾配も小さくなるので1/1000単位で呼びます。10/1000であれば10パーミル(per mill、千分率)という呼び方です。 1度の勾配というのは換算すると約17パーミルですからかなり大きい勾配です。 参考までに、排水管の勾配は「1/配管径」あれば問題ない、といいます。直径100mmの配管ならば1/100、50mmの管ならば1/50、という具合です。

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  • char2nd
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回答No.2

 #1さんが云われるように、宅内排水管と公共下水道管とは勾配の表示方法が違います。  宅内排水管の場合は、管径が100ミリのものを使うのが普通で、あとは実際の計画時間最大排水量により流速が3m/sを越えないように設定します。  ただし、宅内の場合は排水量自体が少ないので、よりスムーズに流れるよう勾配が大きめに採られることが多く、汚水管で対象人口が150人以下の場合は、管径100ミリ以上で最小勾配は2/100以上となっています(「下水道施設計画・設計指針と解説」より)。  公共下水道(公道下に埋設される下水道)の場合、汚水管の最小管径は200ミリ、雨水管は300ミリ以上となっています。最小勾配は時間最大計画水量より流量計算によってもとめ、汚水は流速が0.6~3.0m/s、雨水は0.8~3.0m/sの範囲内となるように勾配を設定します。  たとえば汚水で管径200ミリの塩ビ管を使用する場合、勾配は2.0~4.0パーミリ程度が普通です(施工上の制度の問題があるので、大抵は4.0パーミリとします)。  ただし、下水道管は下流に行くに従い、流速が早くなるようにし、勾配は逆にゆるくなるように設定していくことが原則です(つまり、下流になるほど管径を大きくしていく)。