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日本のシーレーンについて!
日本のシーレーンについては多分に米軍に頼っているように感じます。 そこでふと疑問に思ったのですが何故アメリカは日本のシーレーンを守る為にそれほどまでに力を貸してくれるのでしょうか? 中東から極東のシーレーン確保に関しては直接的にはアメリカは関係ないですよね? だって先日テレビで見てたんですがアメリカは石油の中東依存度は2.3割と言ってました。そして万が一中東から石油が入らなくなってもアメリカはさほど困らないとも。 それなのに何故アメリカは日本のシーレーン確保にここまで力を貸してくれるのでしょう? やはり日本に対して影響力を維持したいから?日本だけでなく他のアジア諸国に対してもですかね? いずれにしてもアメリカがアジアにこだわるのは何故ですか? アメリカの国益にとってどれほどプラスになることなのでしょう? 焦点の絞りきれない質問で申し訳ないですが宜しくお願いしますm(__)m
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アメリカの力の源の一つは、石油の採掘権を握っていることです。中東で石油を採掘している企業(メジャー)の大部分はアメリカの企業です。この石油の供給をめぐって日米が戦争したわけですから、いかに石油が大事かということが分かると思います。日本に安定的に石油を供給して、石油に頼った産業構造に変えたのが、歴史上有名な筑豊炭鉱の大争議の原因でした。石油を安定して供給することは、在日米軍の軍事力とともに、東アジアを支配するアメリカの戦略なのです。単純な善意や恩恵ということではありません。 エネルギー戦略というのは、独立国にとって、大変重要なことです。どこの国も、供給先を分散して、リスクを減らすように努力しています。
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- nidonen
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大国は、他の大国と直に接することを嫌う傾向にあります。 国境はもちろん、制海権が接すると無用な緊張が生まれます。 これを大洋で考えると、米国にとって太平洋は自分の海です。 一応ロシアとは接していますが、ロシアの極東艦隊は規模的に 大したことはありません。ウラジオストックは日本海に面して いるので太平洋には直接出られませんし、カムチャッカ半島など シベリア側には大規模戦力は展開できないので、ベーリング海 峡にさえ睨みを利かせていれば済むわけです。 ちなみに、太平洋上の航空管制は米オークランド FIR の 担当で、東京 FIR はほぼ日本の領空と重なっていますから、 オークランド FIR がものすごく広範囲を担当しています。 このように太平洋の上空は、明らかに米国の空になっています。 この太平洋を守るにあたって、もっとも脅威となりえるのが 軍事大国で経済大国にもなりつつある中国です。その中国が太 平洋を目指すとき、最大の障壁となるのが弓状に広がる日本で あり、日本・台湾・フィリピンを結ぶ線により中国は完全に太 平洋から分断されています。そのため米第7艦隊は、ごく狭い 海峡を見張るだけで、中国海軍を抑えることができるわけです。 もし米国が日本のシーレーンに無関心ならば、中国の軍艦は 海峡を通ってバンバン太平洋に出ることができ、グアムやハワ イに艦隊を進めることができます。それこそ、米国がもっとも 避けたい事態です。だからこそ、日本やアジアのシーレーンに 米国は重きを置くわけです。 また、自由主義国家の旗振り役を自認する米国としては、 世界の貿易で重要な位置を占める南シナ海やマラッカ海峡も 守らねばなりません。南シナ海を中国が内海化してしまえば、 アジアの自由主義国家は中国に手足を縛られてしまいます。 それは米国としては認めることはできません。 なお、中国が南沙諸島や西沙諸島の領有権を主張するのは、 ひとつには資源問題もありますが、南シナ海の制海権が欲しい というのがもうひとつの大きな理由です。そのために軍事力で ベトナムから西沙諸島の一部を奪い、岩ですらない暗礁を埋め 立てて滑走路を作り、軍事要塞化を進めているというわけです。
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と言う事は南太平洋のいわば「制海権」をアメリカが維持したいということでしょうか? アメリカが日本のシーレーンを確保していてくれるのではなく、アメリカが「制海権」を持っているところを日本の船が航行させてもらっているということでしょうかね? なるほど気が付きませんでした。 (解釈の仕方間違ってます?)
- ss79
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アメリカにとって言葉は悪いですが仮想敵となる可能性を秘めているのはロシア、中国、そしてインドでしょう。 その場合アジアの前進基地は重要になります。 日本は安保条約により既に多くのアメリカ軍基地があり、自衛隊というかなりの実力部隊を有しその軍事力は完全といえる程アメリカのコントロール下にあります。 安保条約は双務協定なのでアメリカへの攻撃は即日本への攻撃として日本の基地、軍事力は利用できる事になります。 従って日本の親米政権の存続はアメリカの利益になるのです。 この為日本の対米依存度を維持する事は当然アメリカの国益に繋がりますからそのジェスチャーとして日本のシーレーンを保護する必要があるのです。 最近のアメリカ軍の配備再検討は米軍の戦闘力を第一線に晒すのを避け中部太平洋に集中する狙いです。 中国と日本はシナ海で紛争の種を抱えていますが、インドと中国も国境に紛争をかかえています。 しかしインドはパキスタンとカシミール問題があり暫くは身動きがとれないでしょう。 従って最も可能性が濃いのが中国の台湾との合併問題です。
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ロシア、中国に対する前線基地ですか、なるほど。 その基地維持の為と思えば日本のシーレーン確保に力を貸すぐらい安いものってことですね。 思いやり予算もつけてくれるし。 アメリカの国益に十分なっている訳ですね。
米国の資源探査人工衛星は、ロシア、中国の天然ガス埋蔵量の膨大さにおどろいたそうです。で、東アジア側からシベリアに影響を及ぼさないと、EUを飛び越えて、ロシアに影響力は発揮できません。北大西洋の軍事協約NATOがあるからです。日本を抱き込むことで、韓国、台湾への影響、中国、ロシアへの影響をねらっているのです。日本は、その布石でしかありません。すでに、中国=米国戦略が、完結すれば、日本は、不要でしょう。また、はるか米国から、原潜をだすより、日本に頼まれたから、日米安保だと言えば、国際世論を騙せます、この安保というのは、日本だけでなく、米韓安保、米台安保、など、あらゆる国と契約しています。食料と石油を米国が握ること=世界制覇ですね。 食料については、遺伝子組み替えの種を、世界供給しています。これは、組み替えの種で、特許をとり、また、1代でしか、育たず、必ず米国が、種を供給するシステム作りをしています。つまり、相手国の食料の種の量を米国がコントロールするのです。 現状、穀物の種と化石燃料を握ることが、世界を制覇することになり、米ドルを守れるのです。現状、米国の国債は、安保締結国に強制割り当てされていますし、国連の負担金、ODAの拠出金も、安保のためにYESといわざるを得ないです。つまり、米国は、世界の経済に生かされているのです。単独の米国は、日本と同じ赤字国なんですよ。。。つまり、米国経済の安定のため、東アジアシーレーンを保つに過ぎず、べつに、日本を守っているわけでは、ありません。ですから、いま、駐留米軍の費用も日本持ちですし、米国は、米国に軍隊を持つより経済的ですね。
お礼
要するにアメリカは「軍事的に力を貸してやるから金寄越せ!」と言ってるわけですね(乱暴にいうと) ヤクザの「守代」と一緒ですね! では守代を払い続ける限りアメリカは中国とくっつき日本を裏切ることは無いですよね? アメリカはそんなに良い奴ではないのでしょうか?
- myeyesonly
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こんにちは。 最大の理由は >やはり日本に対して影響力を維持したいから? でしょう。 なんといっても、日本には海兵隊の基地やイージス艦があります。 基地はともかくとして、イージス艦は、極論すればアメリカの指揮艦から指令すれば自動的に目標を定めてミサイルを発射できる軍艦です。 その際には、たとえ艦長でもそれを停止する事はできません。 つまり隠されたミサイル発射基地の役目を負ってるわけです。 先般、そういう演習実験を成功させてます。 他にも日本のP3Cなどやソナー曳航艦の音響データは自動で米軍に送られて解析結果が日本に帰ってくる仕組みになってますので、こういう探査装置の予備軍でもありますし、先般の湾岸派遣では、補給艦と燃料を提供しました。 これだけの事(おそらくは私達の知らないもっと多くの事)をしてるから、この程度の見返りはやってくれるのでしょう。
お礼
見返りに!と言う事ですか。 とい事は日本はアメリカにとって役立つからよく言えば機嫌をとってもらっているって言うことでしょうか? アメリカは日本を頼りにしてるって事ですね。 なるほど。
お礼
ようは日本のエネルギー確保に力を貸す、というかもっと言えばアメリカが日本にエネルギーを供給してやっている!(ここまで言うと乱暴すぎるかもしれませんが) そのことによって日本をアメリカのコントロールできる国であり続けさせようとしているわけですね。