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木下夕爾の俳句の解釈をお願いしします。。。
外国人の友達から、木下夕爾の俳句の解釈を聞かれました。 恥ずかしながら、自分では自信がありません。 どなたか教えていただける方がいらっしゃれば、 よろしくお願いいたします。 解釈をお願いしたいのは、これです。 「黒穂焼く煙よりあはき星うまれ」 よろしくお願いいたします。
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こんにちは。 これは、さらっと読めば、叙景句ですので、#1さんの解釈が、オーソドックスだと思います。 ただ、私は、「黒穂」、つまり、病気に罹ってしまい、伝染を防ぐために抜かれ、燃やさざるを得なくなった麦への、鎮魂の句と読めます。 黒穂を燃やす煙が空に立ち昇ってゆく末を見ると、いつのまにか「あはき」光を放つ星が出ている。あれはきっと麦の魂が星になって光っているのではないか、地上では、病気に罹り、火にくべられる運命になってしまったけど、ああして星になって輝くことで、その悲しみが鎮められたかもしれない、すくなくとも、そう思いたい……。 「麦」の命を慈しむいい句だと思います。 なぜ、こんな解釈になったかというと、やはり夕爾さんの句に、 黒穂抜けばあたりの麦も哀しめり というのがあるからなんです。例え病気になったからとはいえ、仲間の麦が抜かれていくのを、周りの麦も哀しそうに思っているに違いない、という……。 このこまやかさ、優しさが、夕爾さんの真骨頂で、私などは、彼が大好きなんですが、これとくらべ読むと、「黒穂」を焼かざるを得ない哀しさ、せめて星になって欲しいという思いが、ご提示の句から読めるんです。 いかがでしょう。ご参考になれば。
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- sosdada
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「黒穂」の季節は夏。初夏の5月ごろです。黒穂菌に感染した麦を焼いて感染防止を図っています。垣根材料に使われる黒竹の枝の「黒穂」ではありません。時は日没直後。でもまだ薄明るく日が長くなってきたことが実感できるころ、ぼんやりと星が光っているのが見える。そういうのどかな農村の風景を描写したものです。国文学科出身。
お礼
早速お返事をありがとうございます。 収穫時の秋だと思っていました。 やっぱり聞いてよかったです^^ ありがとうございます。
お礼
なるほど。 実は、1の方のお答えを読ませていただいて、 そういう情景を歌ったものなのか、と学ばせていただいていたのですが、 なぜ、その情景を詠んだのか、疑問に思っていました。 納得です。ありがとうございます。