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認知症の人の話を否定してはいけないのはなぜ?
82歳の母が認知症で、被害妄想の症状が強くでています。 その他はとても80過ぎとは思えないほど言動はしっかりしています。 近所に住む娘(私の姉)が部屋の鍵を盗んでお金、書類等を盗んだと言っています。 そこで質問です。 その対策は否定しては認知症が進行するのでいけないといわれていますが、その理由はなぜなのでしょうか? 盗んでもいない人のことを私が「一緒になって盗んだ」と肯定するなんてとてもできません。 無くなったものはいくら探しても見つかりません。 大変困っています。なにとぞご回答お願いいたします。
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- ai-yuririn
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すみません。かんじんの「否定しては認知症が進行するといわれるのはなぜ?」という質問にお答えしていませんでした。医療者ではありませんので、私の経験上の話ということでご理解下さい。 認知症の問題は介護する側にとって、ごく一般的な理解能力が低下することにあるのではないでしょうか…。記憶力を含めて細かな意思の疎通が困難になりますよね。 認知症の方の必死の訴えを否定しますと、通常否定する側も苛立ちを隠せませんから、否定された本人も苛立ちで立ち向かってきます。怒りには怒りです。誰しも自分を否定する嫌な人間とは向き合いたくありませんから自分のカラに閉じこもり回りは敵ばかり。 こうした感情が、穏やかな感情を奪い意思の疎通をより困難にするのではないでしょうか。 ちなみに私は、認知症の重症度と介護の大変さの度合いは比例していないと思います。 例え今日の日にちが分からなくてもコミュニケーション困難でも、穏やかに笑ってくれたりしたら家族はうれしいものです。 回答には程遠く申し訳ありませんでした。
- ai-yuririn
- ベストアンサー率46% (68/146)
身内の介護及び仕事での経験上、私も認知症の方の被害妄想の訴えに対しては、否定も肯定もしないのがベストだと思います。無視も良くありません。 ご本人が「盗られた」と思っているわけですから、これを「そんな事無い」と否定しても理解しにくいです。理詰めで否定しても巧妙に受け答えもできますし、結局訴えを否定しつつ対応した方への悪感情が残ります。内容は忘れても、ご本人の中へ対応した方への「悪意」が残るのです。悪意の感情の理由は、そのうち本人が勝手につじつま合わせしてしまいます。 訴えをきいた方もバカバカしい(言葉悪くて申し訳ありません)話しなので、ご本人へ厳しく否定または叱責してしまします。「何バカなこと言ってるの・どこかへ仕舞い忘れたんでしょ・いいかげんにして(怒)」というかんじです。 ご本人は自分が正しいと思い込んで訴えていますから、それを否定されると混乱し猛反発します。 認知症でも、言動が比較的達者で盗難の訴えの多い方への接し方は家族にとっても根気のいることになります。ほんとに心身ともに疲れてしまいます。時間や、こちらの都合おかまいなしで訴えの内容は…ですから、つい否定の言葉がでてしまうわけなのです。そして混乱と猛反発をまねくという悪循環に陥ります。 まずは、貴女とお姉様の関係が悪化しないように、お母様の状態についてお互いに良く理解しあってください。お母様を娘2人で支えていくならば、お二人の意識に温度差が少なければ少ないほど介護者の気持ちに「ゆとり」がでるのではないでしょうか?ゆとりがないと、付き合いきれません実際…。 お母様が、盗まれた相手をお姉さまにしてしまう理由よりも、盗難の訴えをしているときの対応の仕方について良く話し合った方がいいかと思います。 対応の仕方ですが、訴えをきく方は大女優になった気分で演技します。私の経験では大根役者(リアクション大き目)のほうが良いかも^^ 理由をつけて一緒に探します。とにかく探します。探す理由(盗られたなんて勘違いかも…とか)なんて言わなくてもいいんです。「お母さん几帳面だから上手に仕舞っているかもよ~2人で探すと早いわよ。たまには私だってお母さんが困ってる時は手伝いたいわ」とあくまでも本人をヨイショ、良い気分にさせます。ついでに掃除もしちゃいます。わりと楽しいですよ~色々なモノがでてきますから(笑) で一方的に話しかけるのでは無く、体調をきいたり昔話などお母様が返答しやすい話題・質問を投げかけていきます。これにのって来てくれたら、とりあえずしめたモノかな。「疲れたわ~お茶にでもしましょうよ~」ってカンジです。まぁ、再び同様の訴えがあることは多いです。根気良く、根気良く。 私が気をつけていたのは、認知症の方の訴えに対しては前後の理屈ではなく、訴えているその時のご本人の「不安・混乱・被害妄想」を理解し和らげることです。 話しかける時は、一呼吸おいてゆっくりと分かりやすい言葉で。笑顔で目を見たり、手をにぎったり。訴えの内容に対してはそれなりの顔と言葉で。泥棒にあったと言う方へ満面の笑みで普通は対応しないでしょう。その時その時を普通に普通に親身になってです。 私、祖父が認知症になってから子供の頃以来はじめて目を見て話しました。良く見ると男前!?「おじいちゃん男前だね~かっこええ眉毛じゃ~(方言)」笑わない祖父の笑顔が見れました^^ 私は、盗難の訴え品(財布など)は特に見つからなくてもていいのではないかと…。話がこじれていると見つかっても(見つかったフリをしても)、ご本人は感情の持って行き場が無くなりますしね。下手したら「私を丸め込もうとして画策してる」とまた被害妄想です。 財布や紙に包んだ現金がポロッと見つかったフリで、とりあえず場をおさめることもあります。毎回は付き合えませんから。そんな時も、良かった良かったでおさめます。「次は気をつけて・姉さんは泥棒なんかしないわよっ」なんて言葉は不要。お母様の気持ちを逆なでする言葉はいらないのです。 大切なのは「私を親身になって心配している優しい人間がいる」とご本人に感じてもらうことです。これって認知症でなくとも、うれしいことですよね。 今後も大変な介護が続くかと思いますけれど、あなた自身の息抜きもお忘れなくね。お母様の今の状態が落ち着く時は必ず来ると私は思っています。 ながながと申し訳ありませんでした。何か参考になりましたら幸いです。
- bluehope
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こんばんは。 「認知症」の方の被害妄想に対しては、肯定も否定もしないのがベストです。 症状がでたときはとりあえずきいてあげます。ときには一緒に捜したりしてもよいと思います。「おかしいね~、ないね~」なんていいながら。本人を疑ったり否定するような発言や行為を無理やりやめさてしまうと、ますますそのことに執着してしまいます。ひととおりきいてあげたり、つきあうと気が済むようです。(またしばらくするとおなじことを言ってきますが...)その落ち着いた隙に別に興味をむくようにするとよいと思います。 認知症の場合、本人の症状に周囲が巻き込まれて家族関係や人間関係が崩壊することが多いので、そうならないようにminami-krn様とお姉様が相談したり協力できるとよいと思います。(崩壊した家族を目にすることが多いので) 少しでもお役に立てれば幸いです。