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他の語句を伴った分詞の位置
次の( )内の語句を正しく並べ替えなさい。 There is a (cup / on / broken/ the ) table. という問題がありました。 正解は There is a broken cup on the table.・・・(1) だと思いました。 しかし、「他の語句を伴った分詞は、名詞を後ろから修飾する」という決まりを考えると、この場合、他の語句であるon the tableを伴っているので There is a cup broken on the table.・・・(2) になるのではないかとも思いました。 しかし、やはり正解は最初に思った(1)の方でした。 なぜ(2)ではいけないのか、この場合 on the table は 他の語句とはいえないのか、どうしても納得がいきません。 おわかりになる方、教えていただけないでしょうか?
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broken on the tableだとon the tableがbrokenを修飾するのでだめではないでしょうか。「机の上に壊れたカップがある」でしたら、on the tableは、isを修飾しています。だから、(1)の方が正しいと思います。brokenは1語で前からcupを修飾していることになるでしょう。日本語を確認してみてください。
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- taked4700
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質問者さんには申し訳ないのですが、回答ではありません。 viveさんに質問です。 >述語になるものは、「一時的状態を表す」という意味的な制約があるために、tallとsickとで文法性に差が生じたのです。 と言われていますが、なぜですか。 google で検索すると "There is a * broken " の検索結果 約 36,800 件もでてきます。 つまり、 There is a 名詞 broken の形のものが、現実にはかなり使われています。もちろん、上の検索にかかった数がそのまま当てはまるとはとても言えませんが。 見てみると、 http://listserv.tempe.gov/admin/WA.EXE?A2=ind0312&L=heath&F=P&S=&P=12315 I would BET that there is a wire broken somewhere in this thing! のような例もあります。 これなどは普通の自然な文に感じられます。
- vive
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(1)は、brokenを選ぶと非文になりますが、leftであれば、文法的に適格文です。 (1) There is a cup [*broken / left] on the table. この違いは、[...]内の語とon the tableとの関係によるものではなく、[...]内の語とa cupとの関係によるものです。 (2)は、tallを選ぶと非文ですが、sickは適格文です。 (2) There was a child [*tall / sick]. 実は、There wasのあとに、「小節」と言って、機能的に見て、主語+述語の「文」が続いています。この場合、a childが主語で、*tall / sickが意図された述語です。 この場合、述語になるものは、「一時的状態を表す」という意味的な制約があるために、tallとsickとで文法性に差が生じたのです―tallからsmallへ、smallからtallへと変化することはありませんが、sickからwellへ、wellからsickへと変化する可能性は現実にあるので、sickは「一時的に続く状態」なわけです。 同様に考えると、brokenになったカップは、一度brokenの状態になると元の状態には戻らない―つまり、組み立てては、分解し、分解しては、組み立てる、というような状態の変化を持たない―ので、brokenは「一時的状態」ではなく「永続的状態」を表します。したがって、a cupを主語とする述語として意味的に相応しくないので、非文になります。 (3) There is a cup [*broken / left] on the table.[=(1)] これに対して、(3)のleftは、カップがたまたまある時点である位置に置かれた状態にあることを表すので、文法的になるのです。 これで、brokenがthere構文の小節の述部に現れない理由についての説明は終わりです。 しかし、brokenが名詞の前に現れる理由についても補足しておく必要があるでしょう。 1語の形容詞が、(4b)に見るように名詞のあとに現れることもあります。 (4) a. a visible star b. a star visible (4)について説明すると、visibleが名詞の前に現れた場合(4a)では、「恒常的性質」を表すのに対して、名詞のあとに現れる(4b)では、「一時的性質」を表します。 言い方を換えると、(4a)は、肉眼で恒常的に見える星を指すので、1等星から6等星までの「恒星(の1つ)」を表します。これに対して、(4b)は、東京の空のように、本来夜空に見えるはずの星がよく見えないことがありますが、夜空を見上げたら「恒星のどれかがたまたま見えた」場合に使います。 brokenは、「恒常的性質」を表すので、名詞の前に置かれるのです。 追記 厳密に言えば、名詞の前に現れる形容詞が「一時的性質」を表す場合もあります。 a barking dogは、「たまたま、ほえている犬(一時的状態)」と「(よく)ほえる性質の犬(恒常的性質)」の2通りの解釈が可能です。 ここでの議論は、brokenが統語上占める位置を問題にしているので、この点については、考慮しないことにします。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございました。大変勉強になりました。
- Firmament
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(2)の文では、 on the table は broken とひとまとめ ということになって、 「テーブルの上で壊されたカップ」が 「(どこかに)ある」という意味になってしまうと思います。 「こわれたカップ」が「テーブルの上にある」という文の方が 自然な文ではないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございました。簡潔でわかりやすかったです。
- taked4700
- ベストアンサー率37% (777/2050)
ちょっと話が違いますが、次のようなことを考えてみてください。 学校の授業が、ほかの行事の関係で、50分から10分短くなり40分になったとします。これをどう表しますか。 短縮40分授業 でしょうか、それとも、40分短縮授業 でしょうか。 実を言うと、100%誰もが賛成する正解はないのですが、多くの人は、「短縮40分授業」を選ぶはずです。 なぜか。 それは、背景に、「10分短縮して40分になった授業」という思考の(または、言葉にしたときの表現の)語順があるからです。このひらがなの部分を取り去って「(10分)短縮40分授業」が出来ます。 「40分短縮授業」は、上のような文章で言えないのです。まあ、それでも、「40分に短縮された授業」と表現できますが、短縮するのは私たちですから、「私たちが10分短縮して40分になった授業」のほうが、「私たちによって40分に短縮された授業」より自然です。 前置きが長くなりましたが、英語でもこれと同じことが起きていて、the book on the desk(机の上の本)は、The book is on the desk.(その本は机の上にある。)からbe動詞を除いた形なのです。 同様に、The boy is good at playing tennis.(その少年はテニスをすることが得意だ。)から the boy good at playing tennis(テニスをするのが得意な少年) が作れます。 同様に、The boy is playing tennis.(その少年はテニスをしている。)からthe boy playing tennis(テニスをしている少年)が作れます。 The book was written by Ken.(その本は、ケンによって書かれた。)から、the book written by Ken(ケンによって書かれた本)が作れます。 やっと質問の答えに来ました。 a cup broken on the table.がおかしく感じられるのは、The cup is(was) broken on the table. と言う文が、不自然だからなのです。 The cup is(was) broken までで、受身の文章つまり、「そのコップは壊される(壊された)。」になります。この場合、意識されるのは「誰によって」ということで、「どこで」という意味はあまり続きません。 The cup was broken by Ken.(そのコップはケンによって壊された。)なら、the cup broken by Ken で、「ケンによって壊されたコップ」で、自然です。 最後に、a man killed in the war「戦争で殺された男」 など、場所と結びついて自然な場合も多くあります。ご質問の文章も、本当は、文脈しだいで、使う場面があるかもしれません。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございました。詳しく教えていただいたおかげで、良く理解できました。
お礼
早速のご回答ありがとうございました。大変わかりやすかったです。すぐ納得できました。