どのようなサイトも暖機運転不要としているのは省エネの観点からで、機械工学的な技術的根拠を解説しているものは見当たりませんでした。
また暖機運転が必要と記してあるサイトも個人的観点からの意見に終始し明確ではありません。
では皆さんがなぜ暖機運転が不要であるかの意見が多いか?と言うとエンジンの製作過程における精度の向上、オイルの性能の向上、の二大要素が背景にあるからでしょう。(ここで言う暖気運転とはアイドリング状態でエンジンを暖めている状態。)
では実際はどうかと言うと、エンジンの加工精度、組み立て精度は飛躍的に向上し昔のように熱による影響の弊害は低下しました、しかしエンジンの特性を純然に発揮できるのは、完全暖機後である事はかわりません。
オイルの影響は機械工作精度の向上以上に影響があると思われます。昔のオイルの規格と現在のオイルの規格を比較すればその差は歴然で、低温からオイルの持っている性能を発揮できる現在のオイルでは暖機が不要と言う事になるのでしょう。
質問者さんは寒い時の始動状態を心配しているようです。この時に一番影響を及ぼす要因はオイルです。
ドライスタートと言う言葉を聞いた事があると思いますが、キーをひねってエンジンが始動した瞬間から、オイルポンプがオイルを吸い上げて各部分にオイルを行渡らせる時まで、このドライスタート状態が続きます。
この時にドライスタートに弱いオイルですとダメージが出ます。この瞬間を抜け出しさえすれば後のアイドリングによる暖機状態は不要であると言えます。
アイドリング状態の暖機が不要と言っても、皆さんの回答にあるように、ゆっくり走行しながらエンジンを暖める「暖機しながら運転」は必要です。
お礼
ありがとうございます。 >どのようなサイトも暖機運転不要としているのは省エネの観点からで、機械工学的な技術的根拠を解説しているものは見当たりませんでした。 >また暖機運転が必要と記してあるサイトも個人的観点からの意見に終始し明確ではありません。 そのようですね。工場レベルでの実験結果はメーカのいうことをある程度信じざるをえない、また直後は無理な負荷をかけないくらいになってしまうのかも。