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もらい仏壇について
- 通常もらい仏壇は仏教の教義や常識に照らし合わせて良しとされるものなのか、また因縁を断ち切ってもらうなどして再利用は可能なのか
- 同じ仏の位牌が宗派の異なる仏壇に存在していることは問題になることなのか
- もらい仏壇は古い仏の因縁を引き継ぐ可能性があるが、因縁を断ち切ることも可能であるかについて疑問がある。また、異なる宗派の仏壇に同じ仏の位牌が置かれることについても疑問がある。
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ANo.1です。 >創価学会はそれらの式を行えるのかどうか、おわかりに >なりましたらまた回答をよろしくお願いいたします。 創価学会では「ご本尊の開眼は必要ない」と主張されているようです。 ご本尊様の開眼が無いのですから、仏壇の開眼もないのではないでしょうか。 開眼がなければ、撥遣もありません。要は、そもそも式をしないようです。 http://www13.ocn.ne.jp/~ryouran/html/souka_4.html ↑このサイトに創価学会の「ご本尊」と「開眼」に関するあらましが解説されています(ただし、創価学会に反対の立場の方のサイトですので、内容に偏りがあるかも知れません。そのへんは割り引いて読んでください)。 宗派によっては、他宗の宗徒の霊牌を仏壇に入れる事に煩いことをいう場合もありますが、基本的にはご先祖を祭祀する方の気持ちと意思が大切です。ご先祖を敬う気持ちがあり、お家の中で霊牌をおまつりする場所として仏壇が一番ふさわしいのであれば、宗旨にこだわらずにおまつりしてかまいません。(一般論として、真言宗、天台宗、禅宗各派、浄土宗、時宗などは他宗の霊牌を一緒におまつりすることに寛容です。浄土真宗、日蓮宗系では一緒におまつりすることは避けるべきという意見が多いようです) 「因縁切り」という考え方は仏教本来のものではなく、日本においては修験道や民間信仰(いわゆる雑密系といわれるもの)の影響が強いようです。”仏教”宗派で「因縁切り」を行っているのは、阿含宗など、どちらかというと新興宗教と考えられている宗派で盛んであるようです。
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- sgm
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曹洞宗の僧侶です。 (1)たとえば本家の血筋が絶えてしまったので有志の分家が祭祀を継承するという意味で”もらい仏壇”するという例はあります。一般に仏壇を移動したり修繕したりする場合には、お寺さんに「撥遣」という式を施行してもらい、いわゆる”魂抜き”をします。移動や修繕が完了したら再び「開眼」(魂入れ)してもらいます。 撥遣をすることによって仏壇は”ただの木の箱”になりますから、この時点では食器棚や下駄箱とかわりはありません。開眼によって再びご本尊とご先祖様をおまつりする場所になるわけです。 ”因縁を断ち切る”という言葉が具体的にどういう内容をさしているかよくわかりませんが、創価学会は日蓮正宗大石寺から組織全体が破門されているそうなので、いわゆる伝統仏教で修されるような撥遣・開眼の式はできないのではないでしょうか。 いずれにしても中古車を譲り受けたり、中古住宅を購入するような感覚で仏壇をやったりもらったりするのは常識的には疑問が残ります。 (2)同じ霊位のご位牌が宗旨の違うふたつの家の仏壇に収められていても、それ自体には特に問題はありません。
お礼
早々の回答ありがとうございます。(1)新しく購入する際には 開眼、処分する際には撥遣という式が必要になるということですね。 創価学会はそれらの式を行えるのかどうか、おわかりに なりましたらまた回答をよろしくお願いいたします。 それに常識として要らなくなったからあげる、という 仏壇の取り扱いは好ましくないということですね。 (2)については意外でした。元々亡くなった人が 信仰していた宗派の仏壇と、そうでない仏壇それぞれに 収められていても特に問題はないということでしょうか。
お礼
いずれにしても、創価学会で中古の仏壇を どうこうというのは好ましくないようですね。 参考になりました。ありがとうございます。