- ベストアンサー
軒天ボードについて
六年前に建てた住宅の軒天ボードに、細かい繊維が入っています。このように、繊維が入っている軒天ボードはよく使われるのですか?アスベスト以外の物だとしたら、なにが使われているのが一般的ですか?教えて下さい。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
アスベスト撤去工事に携わっています。 軒天に使われるボード(繊維強化セメント板)にもアスベストが含有している場合があります。 スレート系のフレキ板(フレキシブルボード)の原料は「セメント、繊維、 混和材料」等です。 ケイカル板(ケイ酸カルシウム板)の原料は「石灰質原料、けい酸質原料、繊維、混和材料」等です。 セメントや石灰のような原料は引っぱりや曲げに対する強度はとても低いために、ボード状の製品にはそれを補う意味で繊維質の原料を混ぜています。(最近話題のRC造の建物では鉄筋が同じような役割をしています。) その繊維は、ロックウール、グラスウール、植物質繊維等で、「アスベスト」も使われていました。 6年前だとアスベストが含有していることを否定できませんが、断面を目視して、それを判別することは不可能です。専門の機関で特殊な顕微鏡を用いて分析します。 ただ、切断や破壊をしない限りは安定しているので、問題ないと思いますが、「細かい繊維が…」とおっしゃっているのが気になります。 もっとも、裏側に「a」マークがあればアスベスト含有品ですし、図面に製品名があれば、参考URLからリンクされていますので、確認できると思います。 http://www.skc-kyoukai.org/modules/wfsection/article.php?articleid=28