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漢字「気」の由来を教えて!
漢字の「気」、これ、旧字だと「メ」の部分が「米」ですよね。これって「気」という漢字の由来が「お米」と関係していたりするでしょうか?どなたか、漢字「気」の由来を教えてください!
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こんにちは。 藤平光一氏の説(講談社文庫)が手元にあるのですが、 「氣」というのはあくまでも日本語の音であり、古代日本では天地の、あるいは大地の力をさして「き」といっていたそうで、そして、これが合いそうだと当て字をしたのが「氣」という文字だったとのことです。 「氣」の上の「气」という部分は天体をかたどっており、下もまた米ではなく、八方に開いている姿をかたどったもので、天体の下で、生命がエネルギーを四方八方に放出していく状態を表わしたものが、もともとの氣という文字の意味だそうです。 で、日本語の「氣(き)」とは、一体どういう意味かと言いますと、「生きている」ということだそうです。これは、天地の氣と五体の氣が交流している状態で、つまり「いき(氣)ている」という事だそうです。 藤平氏の説ではお米は関係ないようですね。
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- tatsumi01
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白川静の「字通」の説明では 気の旧字体「氣」は形声文字で、「气(きがまえ)」が音を表し、「米」が意味を表します。白川先生は甲骨文字や金文の古い字形から意味を分析していますが、「氣」の甲骨文字がなかったのか「説文解字(100年に成立)」の解説を引いています。客に送る食糧の意味だそうです。 「气」自体は象形文字(物の形を写した字)で、雲気が空に流れその一方が垂れている形とあります。合成字である「氣」が「气」の意味に使われるようになったという解釈のようです。
お礼
お返事どうもありがとうございます。 お返事どうもありがとうございます。 「气」が雲気が流れて、その一方が垂れた象形文字だったとは!でも、いわれてみれば、そう見えてきますね!これについては、天体をかたどっているという、藤平氏説(No.3の方の回答)、と相通ずる感じですね。問題はその内側部分が、学者によって解釈が違う、ということなんでしょうかね。
- nnzunnzura
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ごきげんよう、こんにちは。 聞いた話なのですが。 「気」という字、お米を炊く「お釜」の形を表したものだそうです。 ですから「メ」の部分が「米」。一番上の部分は「フタ」だそうです。 蛇足ですが。 「気」という言葉は色んな場面で使われますよね。非常に重要視されている言葉だと思います。で、その「気を養う」にはどうするか?日本人は「米」を食べる民族ですので、そういう字になったとか。 元気になるには米を食べろ、と。 ご参考までに。
お礼
お返事どうもありがとうございます。 私も単純に、もしやそうゆうような事なのかなぁ~?と、思ったんですよね。なんたって、漢字の発祥、中国だって、お米は主食ですものね~。ですが実際には、学者の方によっていろいろ解釈も違うようですね。
お礼
お返事どうもありがとうございます。 なるほど~!「气」が天体をかたどっていて、その下にエネルギーが・・・ひとつの感じに、とても深いものを感じます。No.2の方との答えが違うというのは、やはり学者によって解釈が違う・・・つまりハッキリとは由来が分らないという事なんでしょうか。でも、藤平氏説、なんとも雄大な感じでいいですね。